お正月ってドラマも結構おもしろいのが多くて、HDDに録画しておいてあとでゆっくり(酔っぱらっていない時とか眠くない時とか)見るっていうパターンが結構ありますよね。これをきちんと処理しないと、HDDがすぐいっぱいになっちゃうんですがね。
1月2日の夜に放映されたNHKのドラマはおもしろかったですよ。「福家警部補の挨拶 ~オッカムの剃刀~」っていうドラマなんですけどね。「NHKもやるなぁ」って感じ。ミステリーとしても、遊び心のあるドラマとしてもおもしろかったです。
その中でわが家(と言ってもボクと女房だけですが)で大ウケだったのは、犯人の大学教授役の草刈正雄が鈴木淳監督そっくりに見えるアングルが多々あったことです。下を向いた時の(冒頭の画像)感じなんてそっくりでした。
主人公・不敵な微笑の女性刑事・福家警部補を演ずる永作博美さんも可愛らしかったです。アラレちゃんみたいでしたけどね。なかなかいいキャラなんで、シリーズものにしてもおもしろいかな?って思いました。
ちなみに「オッカムの剃刀」っていうのは、直訳すると「必要もなく多数化するな」もう少し砕いて書くと「同じ事を説明するやり方が2つあるなら、シンプルな方にしとけ」ということであります。「そんなものはオッカムの剃刀で削ぎ落としてしまえ」って感じで使うのかな?なかなか普段は目にしない哲学的な言葉も知ることができて、勉強になりました。サッカーも仕事も人生も、時には「オッカムの剃刀」的な判断は大切かもしれません。策を弄することによって自滅することもありますし、考えに考え抜いた奇策で失敗する例はたくさんありますからね。
このドラマでは、犯人役の鈴木監督(草刈正雄)が主人公の刑事に「オッカムの剃刀」について諭すのですが、主人公はそれをヒントに犯人の動機を見つけ出し事件を解決します。そしてドラマのラストシーンで、主人公は草刈正雄に言い放ちます。「物事は単純に見よ!しかし限度がある!」
ちなみに最後の言葉はアインシュタインの言葉だそうですが、ホントかしら?手帳にメモしたので、いつか使ってみたいなぁ…と八百政は考えております。