さて今年の夏の帰省はどうも雲行きが怪しい・・。2年半ほど帰省できずに今年の五月には帰省でき、家の修理など手掛けて、今回はその確認もあったのだが・・。息子も帰省したがっていますが、このコロナ禍の状況ではあきらめざるえないようです。
さて本日の作品紹介・・・、これほどの横幅の大幅の作品は倉田松濤に限らず滅多に見ない大きさの作品です。飾るところに困る・・・
なくなる直前の横幅大作 天外一聲 倉田松濤筆 昭和2年
紙本水墨淡彩軸装 軸先木製 合箱
全体サイズ:横1895*縦1570 画サイズ:横1735*縦950
賛には「□気飛天外一聲呼絶竒畫□新?□□不拾□人 昭和貮年云々」とあり、倉田松濤が昭和3年に亡くなる直前62歳に描かれた作品と推察されます。
倉田松濤の賛はいつもながらの難読で
「□気飛天外一聲呼絶奇 画成新粉本不拾古人
昭和貮年 龍集? 押印
経園?単□孟?□□會後二日冩於
羽陽□恐山腹五彩霊泉□川逆
九木□殿楼上□風□来之處?
時緑□□□□□当在
山慎□踏白雲来
来世菩薩 松濤□布併題 押印」のようです。内容の把握にはほど遠く、なぜ馬に富士山に飛行機なのかよく解っていません。
ともかく横に大きな軸ですが痛みがひどく改装の必要があります。
*現在改装中ですが、後日改装後に本ブログにて紹介いたします。
印章もデカい