夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

伊万里の大皿たち

2018-07-13 00:01:00 | 陶磁器
本日は早朝より大阪出張で夜遅く帰宅予定、そして明日からは49日法要のため、郷里に帰省しますので、慌ただしい週末になりそうです。

郷里というと最近話題になっている秋田犬、郷里の駅前には秋田犬といつでも触れられるコーナーができたようです。



通常は大人しい犬ですが、一応大型犬ですので対応には注意が必要です。小生も子供の頃に父が飼っており散歩をさせていましたが、飼い主以外にはたとえ家人であっても警戒心が強い犬です。力も強く、成犬は子供や女性では犬同士が出会うような場所での散歩は無理です。

父が飼ったいた犬は全国大会で銅賞になった真っ白な犬でしたが、受賞後には病気で亡くなりました。散歩は必須ですし、外で飼うので予防接種はきちんと定期的に行う必要があります。



さて本日は時間もなく、簡便な作品の紹介です。

郷里の座敷を整理して気になったのが、染付の大皿です。もうずいぶんと長い間飾っていますが、窯割れのある作品で地震で倒れて破損して補修してあります。

*古くからる研ぎ直した刀剣の作品もここに戻してあります。義父の旧蔵であった作品です。鏡、玉で三種の神器が揃っています。鬼瓦はおそらく古い屋根にあったもの、庭から拾ってきました。種々雑多の田舎によくある床の間飾りですが、用心のためにはあまり高級品は並べておけません。



亡くなった義父が好きだった染付の作品なので飾ったままにしていました。窯割れゆえに愛着があったのかもしれません。



あまりにも長く飾っていたので、なにか別に飾るものはないかと蔵を物色していたら下記の作品がありました。



幕末から明治にかけての時代の下がる作品と推察されます。



銘も一般的なもので、現代では古伊万里に部類される作品だと思います。



色絵の釉薬は輸入され始めた顔料? 



上手の錦手とは一味違います。



安政年間と記された箱に収められています。旧家ではこのような作品と保存箱がよく見かけますが、幕末から明治にかけてこのような大皿が大量に出回ったのはなぜでしょうか? 



庶民にも入手できるような価格になったのかもしれません。下手の作品として最近まで飾ることなどなく見向きもされなかった作品ですが、数は着実に少なくなっているのも事実です。



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