夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

継続は数也? 源内焼 その128 三彩牡丹文皿

2021-07-28 00:01:00 | 陶磁器
帰宅すると家内が息子に「パパに謝ることがあるでしょう!」、7歳の息子は気まずそうに「うん・・紙に書く!」と言いながら、「この紙使っていい?」とこちらが答える間もなく紙を取り出し部屋に入り、紙に書いて折って手紙にして小生に渡してきました。なんと神様のお札 の裏に「パパ ごめんなさい!」と・・、なにやら嫌な予感・・・

 

家内の話では応接室でお客様の相手中にぬいぐるみを振り回して天神様の燭台として飾ったあった源内焼の作品を棚から床に落として割ってしまったようです。なるほど天神様の燭台なので神様のお札に謝罪文か・・???

家内曰く「大丈夫、パパが直すから。割れて破損した部分は集めておいたから。」だそうです。



たしかに直すのは当方は慣れている・・。対になった燭台で完品だったのに・・・ なんとか金繕いして補修しました。源内焼は軟陶器なのでさすがに小さな破片は粉々になり、無くなった部分は目立たないように?わざとちょっと雑な金繕いとしておきました。次の日に直した作品を見せたら、「お上手!」と息子はすでにどこ吹く風の涼しい顔・・。ま~、そばで遊んでいてもこれが初めての破損なので手紙に免じて大目にみるか・・



さて源内焼もとうとう蒐集作品が128作品となりました。ただ亜流の三彩の作品も多少混在していますのでそれらの作品は源内焼からは省かれますが、実際はそれでも100作品は超えていると思います。地図の大皿以外はだいたい揃ってきましたが、それでも本日の作品のようにまだ蒐集されていない図柄の大きな作品があるとついつい食指が動いていまいます。

継続は数也? 源内焼 その128 三彩牡丹文皿
窯疵有 合箱入
最大口径256*高台径160*高さ36 
「平賀源内のまなざし 源内焼」(五島美術館出版)掲載:作品NO50:263*173*38



窯疵らしきものはあるものの「平賀源内のまなざし 源内焼」(五島美術館出版)に掲載されてい作品NO50よりは状態はいいと思います。







本作品と同手の作品は前述のように「平賀源内のまなざし 源内焼」(五島美術館出版)に掲載:作品NO50として掲載されています。







「平賀源内のまなざし 源内焼」(五島美術館出版)と平賀源内先生遺品館企画展「讃岐の源内焼」は資料として源内焼の蒐集には欠かせないものですね。逆に言うと目立った資料はこれしかない・・。

さてまた一段と源内焼の作品については入手が価格的には手頃になってきています。数を揃えるにはいい状況ですが、「継続は数也?」ではさすがに駄作が多くなりますので、当方では源内焼については厳選して蒐集しています。

*源内焼の代表作となる地図の大皿は残存数が少ないらしく、さすがに当方ではまだ現物にはお目にかかったことはありませんが、これが揃うと当方も一人前の源内焼のコレクションに言える?のでしょうが・・。


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