
帰省に際して仙台に赴任していた頃の荷物を整理していたら、いくつかの伊万里の食器が出てきました。普段使いや棚に飾っていた作品で、赴任先の骨董市や骨董店で購入した作品がほとんどです。
冒頭の作品は伊万里の印判手の作品。「波に千鳥」のデザインかな? ベロ藍と呼ばれる染付の作品に分類される作品群のひとつで印判手として下手なものと全体に評価の低い作品群ですが、時としてこのような洒落たデザインの作品に出会うことがあります。

こちらは幕末の頃の藍染付風の染付皿で「菖蒲」でしょうか。
下記の作品は5客揃いの作品。船の絵が洒脱で口縁の藍色が品があっていい作品だと思います。

これは何のデザインでしょうか? 伊万里には自由奔放でよくわからない絵柄が多いように思います。

これもまた・・・? 山水図? 窓にも描かれており図柄には元時代からの中国の染付の影響が見られます。

これはかなりの数が揃いである作品ですが、古染付の代表的な図柄に倣った伊万里の作品でしょう。

近代的なデザインでも古伊万里らしいです。まるで現代の作品のようなデザインと出来ですが古いものです。

染付だけだと食卓の色合いが寂しいので色絵も少し購入しています。

初期の色絵のような「龍田川」? 逆から見るとハート型、ペアで揃えました。

釣りの帰り? 飛脚? 本当に何を描いたのか分からない面白い図柄です。

幕末頃から明治かけての作品であり、ウサギが可愛らしい。量産し始めて図柄は手書きでも筆数が少なくなり、簡略化された図柄に優作があるようです。

恵比寿・大黒の縁起物らしい。当方の揃いである平戸嘉祥の作品。

こちらも印判手・・。男の隠れ家に揃いでたくさんありますが、鷹? 鳳凰? はたまたタガメ? ユニークなデザインです。

こちらも揃いである作品で山水画風・・。100円ショップにでもありそう?

これも揃いである作品。いったい何のデザインだろう? なにか解らないデザインですが、人を引き付ける魅力があります。

これも揃いでありますが、太湖石に松、そして蝶?

以上は小皿ですが、大きめの作品には「富士に龍」

大きな窯傷があります。



大皿まで取り上げるときりがありません。

この作品は蛸唐草文様の下手なもの。上手と評価されるのは輪郭線も手書きできちんと細かく描かれている作品ですが、本作は線だけで描かれているのである程度の人気はありますが、下手なものと評価されています。

それでも「かすがい」で補修されていますので、それなりに大切にされてきたのでしょう。
いくつかは本ブログで紹介されている作品ですし、きりがないので今回の帰省時の伊万里関連の作品紹介はここまでにしておきます。伊万里の作品の蒐集は本当にきりがありません。当方は片手間程度で蒐集していますので、上等な作品群ではありませんのであくまで参考程度のレベルの作品とご了解願います。
数千円から多くても一万程度くらいで赴任先の骨董市などで買い集めた作品、たとえガラクタであっても、数千円の廉価な作品でもドキドキしながら入手して、時折眺めては悦に入っていたその頃の初心な気持ちを大切にしたいものです。
冒頭の作品は伊万里の印判手の作品。「波に千鳥」のデザインかな? ベロ藍と呼ばれる染付の作品に分類される作品群のひとつで印判手として下手なものと全体に評価の低い作品群ですが、時としてこのような洒落たデザインの作品に出会うことがあります。

こちらは幕末の頃の藍染付風の染付皿で「菖蒲」でしょうか。
下記の作品は5客揃いの作品。船の絵が洒脱で口縁の藍色が品があっていい作品だと思います。

これは何のデザインでしょうか? 伊万里には自由奔放でよくわからない絵柄が多いように思います。

これもまた・・・? 山水図? 窓にも描かれており図柄には元時代からの中国の染付の影響が見られます。

これはかなりの数が揃いである作品ですが、古染付の代表的な図柄に倣った伊万里の作品でしょう。

近代的なデザインでも古伊万里らしいです。まるで現代の作品のようなデザインと出来ですが古いものです。

染付だけだと食卓の色合いが寂しいので色絵も少し購入しています。

初期の色絵のような「龍田川」? 逆から見るとハート型、ペアで揃えました。

釣りの帰り? 飛脚? 本当に何を描いたのか分からない面白い図柄です。

幕末頃から明治かけての作品であり、ウサギが可愛らしい。量産し始めて図柄は手書きでも筆数が少なくなり、簡略化された図柄に優作があるようです。

恵比寿・大黒の縁起物らしい。当方の揃いである平戸嘉祥の作品。

こちらも印判手・・。男の隠れ家に揃いでたくさんありますが、鷹? 鳳凰? はたまたタガメ? ユニークなデザインです。

こちらも揃いである作品で山水画風・・。100円ショップにでもありそう?

これも揃いである作品。いったい何のデザインだろう? なにか解らないデザインですが、人を引き付ける魅力があります。

これも揃いでありますが、太湖石に松、そして蝶?

以上は小皿ですが、大きめの作品には「富士に龍」

大きな窯傷があります。



大皿まで取り上げるときりがありません。

この作品は蛸唐草文様の下手なもの。上手と評価されるのは輪郭線も手書きできちんと細かく描かれている作品ですが、本作は線だけで描かれているのである程度の人気はありますが、下手なものと評価されています。

それでも「かすがい」で補修されていますので、それなりに大切にされてきたのでしょう。
いくつかは本ブログで紹介されている作品ですし、きりがないので今回の帰省時の伊万里関連の作品紹介はここまでにしておきます。伊万里の作品の蒐集は本当にきりがありません。当方は片手間程度で蒐集していますので、上等な作品群ではありませんのであくまで参考程度のレベルの作品とご了解願います。
数千円から多くても一万程度くらいで赴任先の骨董市などで買い集めた作品、たとえガラクタであっても、数千円の廉価な作品でもドキドキしながら入手して、時折眺めては悦に入っていたその頃の初心な気持ちを大切にしたいものです。