
ことあるごとに整理はしているとはいえ、当方の骨董品が3000点を超えきて、収納スペースがそろそろ満杯になってきました。収納スペースの状況は下記の写真の左側の桐の箪笥は中程度の長さの掛け軸類の収納専用です。右は新設した刀剣類の整理棚です。

棚下は彫刻類と額類専用です。置き場所を一定にしておかないと作品を探すのにストレスになりますね。

長めの掛け軸類の専用の棚も一杯になってきました。短めの掛け軸は別に収納棚を設けています。

経験上から掛け軸は画家別よりも長さ別のほうが判別に便利ですね。

とくに長い掛け軸は保管に困るものですが、奥行きのある棚が必要となります。一般的な押し入れよりも奥行が必要になります。

本数が多くなった画家の作品は別の棚に画家別に整理するとよいでしょう。

特別に大切な作品は専用の棚があります。これらの掛け軸の収納スペースには過度の乾燥、湿気は禁物であり、断熱とエアコンは必須ですね。

漆器類や陶磁器はまた別な保管が必要です。刀剣、木彫、漆器、陶磁器と各々保管条件が違いますので、工夫が必要となります。
作品数が相当数になるとひと目でどの作品か解る整理が必須ですが、題名を検索すると詳細が解ることも並行して必要なようです。当方ではパソコン上と本ブログで検索するとすぐに解るようになっています。
自宅外ではパソコンデータがなくても本ブログで検索するとすぐに詳細が解るのはとても便利です。他には当方では試していませんがQRコードと連携するのもいいもしれません。ツールを利用すると意外に作品数が多いとは感じませんが、そのことのよって作品数が多くなるのは、逆に資金的に一番の障害かもしれません
そろそろ新たなスペースを増やすより数を減らす方が先決になってきました。
さて本日の作品の紹介ですが、むろん私が手びねりで作った作品ではありませんが、一見素人でも作れそうな作品ですね。
水漏れのする氏素性の解らぬ作品 古信楽? 蹲 時代不詳
合古箱入
口径45〜48*胴径100~105*底径*高さ105~110

信楽の壺類はその土の性格上、水漏れがするそうです。当方で所蔵する信楽の作品も多かれ少なかれ水漏れがしますが、使用用途に種入れとする作品が多かったので、水気が自然になくなるほうが種入れとして良かったようです。

逆説的に推測するに水漏れするものを種入れに使ったのではないかとも思っています。

水が壺の中に残ると種が腐ってしまうので自然に水が抜ける信楽の壺が種入れに好都合であったという記事がありました。

信楽の壺に口縁に欠損が多いのは、取り扱い以外に積み重ねて使ったせいと言われていますが、当方では真偽のほどは解りません。場所を有効に使うにはたしかに壺の上部に板などをはさんで積み重ねて使ったのでしょう。そのために徐々に丈夫な玉縁の口になったとか・・。これも当たらずも遠からずの後世の解釈でしょうか?
*完品でショーケースに入れて売りに出していた壺がなかなか売れずにいたので、口縁を欠いてみたところすぐに売れたという話を聞いたことがあります。ずいぶん乱暴な話ですね。

その水漏れのする信楽の壺を茶人が花入れに使うには落としが必要になったのでしょう。ちなみに越前のお歯黒壺も茶人が使いだしたとされますし、現在では伊万里などの油壷もそうですね。
*このような素地の竹の落としは劣化して水が漏るようになってくる恐れがあります。そのため現在では落としにも簡漆を塗る作品があるようです。

花入れにいいですが、私はお気に入りのボールペン立てがいい・・。

さて庭の椿を採ってきて活けてみました。

実はお気に入りの大きめの信楽の壺もジワ~と水がもれています。落としが必要なほどではありません。ほどよい水漏れ?です。そうほどよい水漏れがいい。不思議と使っているうちに水漏れが少なくなってきます・・??

ついでにこの緑釉の作品もかなり濃い茶色の水が沁み出してきます。これはさすがに落としが必要ですで、特注で注文しました。

このデルフト焼は大丈夫かな?

目下確認中・・。骨董は何事も試行錯誤・・・・
*大丈夫なようです・・。
本日の作品は古信楽と判断していますが、下駄底だとか二重口や桧垣文だとか、そういう論戦の的になるものではないようです。
お値段は数千円程度ですが、実に愉快な作品です。大枚をはたく余裕のない小生は、このような作品ですませて、そろそろ古信楽談義をしばらくしなくてすみそうです。

棚下は彫刻類と額類専用です。置き場所を一定にしておかないと作品を探すのにストレスになりますね。

長めの掛け軸類の専用の棚も一杯になってきました。短めの掛け軸は別に収納棚を設けています。

経験上から掛け軸は画家別よりも長さ別のほうが判別に便利ですね。

とくに長い掛け軸は保管に困るものですが、奥行きのある棚が必要となります。一般的な押し入れよりも奥行が必要になります。

本数が多くなった画家の作品は別の棚に画家別に整理するとよいでしょう。

特別に大切な作品は専用の棚があります。これらの掛け軸の収納スペースには過度の乾燥、湿気は禁物であり、断熱とエアコンは必須ですね。

漆器類や陶磁器はまた別な保管が必要です。刀剣、木彫、漆器、陶磁器と各々保管条件が違いますので、工夫が必要となります。
作品数が相当数になるとひと目でどの作品か解る整理が必須ですが、題名を検索すると詳細が解ることも並行して必要なようです。当方ではパソコン上と本ブログで検索するとすぐに解るようになっています。
自宅外ではパソコンデータがなくても本ブログで検索するとすぐに詳細が解るのはとても便利です。他には当方では試していませんがQRコードと連携するのもいいもしれません。ツールを利用すると意外に作品数が多いとは感じませんが、そのことのよって作品数が多くなるのは、逆に資金的に一番の障害かもしれません

さて本日の作品の紹介ですが、むろん私が手びねりで作った作品ではありませんが、一見素人でも作れそうな作品ですね。
水漏れのする氏素性の解らぬ作品 古信楽? 蹲 時代不詳
合古箱入
口径45〜48*胴径100~105*底径*高さ105~110

信楽の壺類はその土の性格上、水漏れがするそうです。当方で所蔵する信楽の作品も多かれ少なかれ水漏れがしますが、使用用途に種入れとする作品が多かったので、水気が自然になくなるほうが種入れとして良かったようです。

逆説的に推測するに水漏れするものを種入れに使ったのではないかとも思っています。

水が壺の中に残ると種が腐ってしまうので自然に水が抜ける信楽の壺が種入れに好都合であったという記事がありました。

信楽の壺に口縁に欠損が多いのは、取り扱い以外に積み重ねて使ったせいと言われていますが、当方では真偽のほどは解りません。場所を有効に使うにはたしかに壺の上部に板などをはさんで積み重ねて使ったのでしょう。そのために徐々に丈夫な玉縁の口になったとか・・。これも当たらずも遠からずの後世の解釈でしょうか?
*完品でショーケースに入れて売りに出していた壺がなかなか売れずにいたので、口縁を欠いてみたところすぐに売れたという話を聞いたことがあります。ずいぶん乱暴な話ですね。

その水漏れのする信楽の壺を茶人が花入れに使うには落としが必要になったのでしょう。ちなみに越前のお歯黒壺も茶人が使いだしたとされますし、現在では伊万里などの油壷もそうですね。
*このような素地の竹の落としは劣化して水が漏るようになってくる恐れがあります。そのため現在では落としにも簡漆を塗る作品があるようです。

花入れにいいですが、私はお気に入りのボールペン立てがいい・・。

さて庭の椿を採ってきて活けてみました。

実はお気に入りの大きめの信楽の壺もジワ~と水がもれています。落としが必要なほどではありません。ほどよい水漏れ?です。そうほどよい水漏れがいい。不思議と使っているうちに水漏れが少なくなってきます・・??

ついでにこの緑釉の作品もかなり濃い茶色の水が沁み出してきます。これはさすがに落としが必要ですで、特注で注文しました。

このデルフト焼は大丈夫かな?

目下確認中・・。骨董は何事も試行錯誤・・・・

*大丈夫なようです・・。
本日の作品は古信楽と判断していますが、下駄底だとか二重口や桧垣文だとか、そういう論戦の的になるものではないようです。
お値段は数千円程度ですが、実に愉快な作品です。大枚をはたく余裕のない小生は、このような作品ですませて、そろそろ古信楽談義をしばらくしなくてすみそうです。