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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

源内焼 その38 三彩獅子香炉文脚付角鉢 

2013-11-03 06:04:47 | 陶磁器
獅子の紋様はよく源内焼の型に使用されますが、今回は下記の以前に本ブログで紹介した作品の釉薬の違う同じ型の皿です。


緑釉獅子香炉文脚付角鉢 箱入 裏に「民」印
幅212*210*高さ38

やはり色の変化があったほうが見栄えがしますね。源内焼は同じ型からの作品を釉薬の違うものでいくつか揃えて使ってみるのも面白いように思います。ただ、切手収集のようなマニアックな美的感覚が欠如した蒐集は禁物です。

源内焼 その38 三彩獅子香炉文脚付角鉢 
箱入
幅215*215*高さ38



本作品には裏には銘がないようです。



黄色の釉薬が鮮やかでいいですね。



型も丁寧に製作されています。



源内焼は型材の出来と型からの抜けがよく絵がはっきりしているかどうか評価のポイントです。




脚は貝殻の形をかたどっています。



このようなオシャレなデザインが源内焼の見所のひとつです。



このほかにも獅子を紋様にした作品が本ブログに投稿されています。

源内焼 その27 三彩獅子文皿径205*高台径*高さ42

思文閣出版の「和の美」第457号作品NO92 にも別の図柄の獅子文様が掲載されています。



この獅子文様は当時の動物図鑑や宋紫石の絵などから取り上げられたものです。もしかしたら平賀源内が関わっていたかもしれませんね。



でもこの図柄は獅子が香炉の前でなにをしているでしょうか? 新たな疑問が出てきました。



同じ型からの作品を釉薬の違うものでいくつか揃えて使ってみるのも面白いように思います。二彩か三彩か迷うところですが、三彩としました。



参考文献の作品をみると獅子が右向きと左向きがあるようです。



型の彫りの出来具合は参考文献の作品より本作品のほうが出来がいいようです。


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