夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

訳の分からぬ作品 不動明王ノ水虎図 川端龍子筆 その5

2018-11-06 00:01:00 | 掛け軸
本日は日帰りで名古屋に出張です。いよいよ年の瀬の全国行脚の始まりです・・・。

こさて本日のこの作品、面白いので入手しましたが、真贋となると怪しい・・? 川端紀美子極となるとさらに怪しい・・・??? ともかくなにもかもが怪しい・・・・??????

不動明王ノ水虎図 伝川端龍子筆 その5
紙本水墨淡彩軸装 軸先骨 共箱 川端紀美子極
全体サイズ:縦1630*横430  画サイズ:縦770*横300

 

水虎=河童?と不動明王・・・、インターネット上で検索すると下記の写真が出てています。



河童寺なるもののあるらしい・・。



聞きなれない「水虎」はインターネット上の記事には下記のように記載されています。

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水虎(すいこ):日本の妖怪。川や海などの水辺に住み、人を水中に引きずり込む。河童の一種とされる場合もある。中国の伝承に由来するものともいわれる。

日本には本来、中国の水虎に相当する妖怪はいないが、中国の水虎が日本に伝えられた際、日本の著名な水の妖怪である河童と混同され、日本独自の水虎像が作り上げられている。 日本では水虎は河童によく似た妖怪、もしくは河童の一種とされ、河童同様に川、湖、海などの水辺に住んでいるとされる。

体は河童よりも大柄かつ獰猛で、人の命を奪う点から、河童よりずっと恐ろしい存在とされる。 長崎県では年に一度、人間を水中に引き込んで生き血を吸い、霊魂を食べて死体にして返すという。

青森県では子供ばかりを襲い、水遊びをしている子供を水中に引き込み、命を奪うという。

琵琶湖付近や九州の筑後川付近では、水虎が夜更けに悪戯で人家の戸を叩いたり、人に憑くこともあるという。

水虎が人間を襲う理由は、水虎が龍宮の眷属であり、自分の名誉を上げるためとされる。また水虎は48匹の河童の親分であり、河童が人間に悪事を働くのも自分の地位を水虎に上げてもらうためとされる。

撃退する方法として、水虎に血を吸われた人間の遺体を葬らずに、畑の中に草庵(草で作った簡易な小屋)を作り、その中に遺体を板に乗せて置いておくという方法がある。このようにすると、この人間の血を吸った水虎は草庵の周囲をぐるぐる回り始め、遺体が腐敗するに従い、水虎の肉体も腐敗するとされる。

水虎は身を隠す術を使うため、姿を見せずに声が聞こえるのみだが、水虎の体が腐りきって死に至ると、ようやく姿を現すのだという。 また、水虎を避ける方法として、家に鎌を立てかけておく、麻殻や大角豆を家の外に撒くなどの方法もある。 地方によって水虎は河童の別名のような感覚で用いられており、水虎を捕獲したという記録が、河童状の絵とともに残されている事例もある。

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要は人に危害を加える妖怪・・。



それと不動明王がどう結びつくのかは不明です。



にしても川端龍子らしい面白い作品ですね。

箱書きと鑑定書付は下記のとおりです。

*川端紀美子は川端龍子の三女のことです。

  

印章と落款は下記のとおりで落款、印章から昭和30年以降、晩年の作と推定しています。

*なお川端龍子の印章はよくまねしたものがあります。また「工芸印」を「真印」として間違って?扱っている方もいますので注意が必要です。

 

展示室の廊下に飾ると息子がまた怖がって廊下を通らなくなるかもしれません。



それはそれで趣味に没頭する小生が息子に邪魔されず効用があるというもの・・。河童の恩恵か??? 


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