夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

小色紙 蛙図 平福百穂筆

2019-10-19 00:01:00 | 日本画
10年間、ほぼ毎日のように記事をブログに投稿していると記事の題材に事欠くことがありますが、そこで本日は休日につき気軽に楽しめる作品、言い方を変えると気軽に投稿できる作品の紹介です。

郷里の画家、平福百穂の小色紙の作品です。

小色紙 蛙図 平福百穂筆
紙本水墨淡彩色紙 タトウ  
画サイズ:縦210*横180



本作品はヤフーオークションより購入したもの。



同様な字体の印章は存在していますが、押印されている印章については資料が不足しており真偽は不明であり、この印章については後学の判断とすることとなります。そこであくまでも絵の雰囲気からですが、描いたのは昭和年間と推定されます。



平福百穂の色紙の作品には精巧な印刷工藝作品が多いのですが、この作品は肉筆に相違ないようです。



小色紙の専用の額というのはなかなかいいものがありません。世界堂さんに依頼して好きな額に入るようにマットを加工してもらいました。こうしておくと小色紙の作品を交換して愉しめます。作品毎に額を誂えるのは画廊の考えること・・。

ところで長らく展示室に飾られている作品に郷里出身の洋画家「伊勢正義」の作品があります。



大学時代に付き合っていた初恋の女性に似ている・・・。



どうも骨董蒐集というのは過去の原体験とリンクしているかもしれません。そこには真贋など超えた好みが存在しているようです。さて桜と蛙もどこかで・・・・






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