腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

スーパーロボット大戦GC 後編

2009年12月13日 15時36分44秒 | ゲームキューブゲーム感想文
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ふぃ。
このスパロボGCのリメイク版「スパロボXO」がXBOX360で発売されていることは知っている。
けどさすがに所持未プレーの作品があるのに、そのリメイクを購入する気にはなれなかった。
しかし……今ネットでXOの戦闘シーン動画を見たんだが、大きく進歩してらぁ。カッコ良い。
あのクオリティなら、GC版は諦めてXOにするべきだったかもしれん。
と言ってももう1周やる気力なんてないし。はぁ、中途半端だった。


比類なき参戦作品様の感想。
殆どの作品を知らなかった事には何気に愕然とした。
俺、ヘタしたら一般人よりもロボアニメに疎いかもしれん。



・機動戦士ガンダム
「取り敢えずビール」ならぬとりガン。参戦して当然、スパロボ、いやロボ界の皇帝だし。
だが、初代ガンダムそのものが参戦することは、意外と珍しいらしい。よう知らんけど。
敵も含めて主要初代キャラが総登場するので、初代好きな人は嬉しいだろう。
俺も数少ない既知の作品なので、ありがたかった。

アムロはさすがと言うか、攻撃回避に特化した「リアル系」のキャラとして申し分のない活躍をしてくれた。
と言うよりアムロ以外のリアル系キャラは全く安心して運用できなかったからなぁ。
「乗り換え」システムにより、カイやリュウなどのサブキャラも含め、ガンダム系の機体になら自由にパイロットを変更できる。
アムロにコンプレックスのあるハヤトをガンダムパイロットにするという、ハヤトファン(いるのか?)の夢も実現可能。
まぁ実際は、パイロット性能の差を思い知らされることになるんだけどね。わははは。
原作と違ってフラウさんとアムロは最後までいい感じだったから、ハヤト完敗だな。わはははは。はぁ。
ゲーム全体で最も出番の多かったキャラは、ホワイトベース艦長のブライトさんだったと思われる。
その意味ではこのゲームの主役はブライトさんだな。
発売時期を考えれば、このゲームのブライトは鈴置さん晩年の声をちゃんと収録してあるはずだ。…………。

戦闘BGMは「ホワイトベース」と「赤い彗星」があるが、赤い彗星が良い曲なので、好んで聴いていた。
本来は名の通りシャア絡みの曲だと思われるのだが……なんで自軍攻撃のテーマなんだ? まいいか。


・機動戦士Zガンダム
一応参戦はしているものの、今回は初代に重きが置かれているので、非常に影が薄い。
参戦時期にはレギュラーがほぼ決まっていたので、残念ながら殆どのキャラを使わなかった。
カミーユやクワトロくらいは使っておくべきだったかもなぁ。
64の時に一般人代表として最後まで使った「アポリー」と「ロベルト」がいないことも個人的には不満だった。
最後まで使ったけど、終盤ではエリート達との差が如何ともし難くなったんだよなぁ。懐かしい現実だ……。


・機動戦士ZZガンダム
ハマーンとの決戦など幾つか見せ場があるので、Zよりは優遇されている。
が、Zと同じ理由でキャラは殆ど使用しなかった。やや後悔。プルくらいは使っておくべきだったか。
原作は見てないが、最初にMSをかっぱらい、バレても反省しようともしないガキどもの態度が気に入らない。
ジュドーの妹リィナが可愛いだけだった。アニメじゃない。ゲームのこーとさ~。


・機動戦士ガンダム0080
全然知らん。画風が少女漫画のようでかなり違和感があった。
一応クリスだけはしばらく使ってみたが、最終的にはお暇を与えた。弱い。俺の使い方が悪いのだろうけど。


・機動戦士ガンダム第08MS小隊
「嵐の中で輝いて」が普通に好きなので、キャラくらいは知ってた。
シローはリアル系ながらスーパー系っぽいキャラだと思う。使えなくはなかったが、結局2軍になった。
ゲーム設定上アムロらの上司として頑張ってる姿が微笑ましかった。プロだね。
アイナをGファイターに乗せ、回復役としてレギュラー化させた。まぁ誰でも良かったんだが。


・機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
物語には絡まず、νガンダムなどの機体のみ参戦。
BGMがTMネットワークで、小室事件の後に聞くと感慨深いものがあった。あははは。
この作品も内容は全然知らない。Z以降の作品にいずれキッチリ取り組まねば……なぁ。


・機甲戦記ドラグナー
序盤から登場するのでしばらくは使っていたが、ロボが充実してくると次第に出番がなくなっていった。
機体がスーパーでもリアルでもないというか、中途半端な印象。使い続ける気になれなかった。地味すぎ。
寝返りキャラのマイヨらが一番目立ってたな。使わなかったが。


・超獣機神ダンクーガ
デカくて強くて豪快、主人公の声も熱い。清く正しいスーパーロボットだと思う。
途中で、原作では没になったらしい「ファイナルダンクーガ」になると、ますます豪快なロボになる。
これは問答無用でレギュラーにすべきだろう。実際にした。強かった。
物語上も、悪役のシャピロが長く絡んでくるので、他作品に比べて目立っていたと思う。
シャピロ、線の細い悪役なのに、声が若本さんなのね。今聴くと違和感あったわ……。


・蒼き流星SPTレイズナー
64にも登場したのである程度知っていたが、キャラが随分大人になっていた。
どうやら原作は前期と後期で年代が変わっていて、今作は後期キャラが参戦しているらしい。
……いや、記憶違いかな? ダンバインとごっちゃになってる気がする。ごめん忘れた。
自軍で貴重なサイズS機体なので利用価値はあると思うが、レギュラーが埋まっていたので使わなかった。
ちっこいロボを使うってのも何かセコい気がするし。サイズ差システム、どうかなぁ。うーん。
レイズナー編の敵ボスの「ル・カイン」はこのゲームでは珍しく強いボスで、倒すのに苦労した。
サイズちっこくて攻撃を当てにくいのに、向こうの攻撃力は大、HPも大、回復までしやがる。
塩沢ボイス(使い回し)で威圧感まであったし。



・絶対無敵ライジンオー
少年少女が扱うロボものの最高峰? なんたって1クラス全員で操作するんだから。
……残念ながら、その設定があまりにも子供っぽく感じられ、使う気になれなかった。
ロボアニメが子供っぽいのは当たり前だが、あんま極端だと萎える。まぁ難しいとこだが。
敵の分析に大活躍した勉くん(眼鏡っ子)がライジンオーチームの功労者。


・銀河旋風ブライガー
全然知らない。軽いノリの作品だと思う。
何かある度に「イェイ!」はないだろ。もっと真面目に戦えよ。とも思ったが、まぁそういう人達なんだと諦めた。
序盤から登場し、「ブライカノン」が強力なので、最後までレギュラーで使った。
スーパー系の割に装甲が弱いのが残念。あんまカッコ良さは感じなかった。
イェイ!



・銀河烈風バクシンガー
全然知らない。ブライガーとの関連作らしい。
登場が遅いこともあり、一度も使わなかった。勿体無いことをしたかな。
駄洒落タイトルは昭和っぽくていいと思う。



・銀河疾風サスライガー
これも全然知らない。シリーズ3作全て全然知らない。うーん……。
バクシンガーと同時期に加入するので、同じ理由で使用せず。



・重戦機エルガイム
名前だけは知ってたが、こんなにハレイムなアニメだとは知らなかった。
主人公駄馬、じゃなくてダバ、モテまくりやん。素晴らしき三角関係に加え、幼馴染み妹まで登場するし。
まぁその幼馴染み妹を精神崩壊させるのはさすが富野大先生と思ったが。ったく。
ゲームとして見ると、リアル系としてはガンダムに劣る。が、エルガイムマーク2になれば十分使えるようになった。
範囲は狭いがマップ兵器を持っているのも長所だ。
昭和ハレイムアニメとして、いつか原作を観たいもんだ。そんな動機で観たがるのが実に俺らしい。



・無敵ロボトライダーG7
全然知らない。俺何も知らないんだなぁ……。
「俺は社長で小学生~」という馬鹿設定の、軽いノリのロボットアニメだったものと思われる。
ゲーム中でもコストばかりを気にする専務や只管明るい主人公など、深刻な空気とは無縁。
序盤から登場し、「トライダーバードアタック」が強力だが、スーパー系の割に脆く、安心して運用は出来なかった。
パイロットが1人なので精神コマンドが不足気味なのも欠点。
まぁそれでも最後までレギュラーで使用したが。



・未来ロボダルタニアス
全然知らない。マジで影も形も知らなかった。
ややどんくさいタイトルなので最初は敬遠していたが、何となくレギュラー化。
そこそこの火力と「鉄壁(1ターンダメージが1/4)」があるので、敵の群れに放り込んで削るのに役立った。
必殺技「火炎十文字斬り」などもどこかどんくさいが、それもまた昭和ロボらしいと言えばらしい。
只管カッコ良いだけがロボットじゃない。こういう作品もあっていいだろうと思う。



・最強ロボ ダイオージャ
馬鹿なタイトルで名前だけは知ってた。内容もまぁ予想できる範囲内のものだった。駄洒落最高。
ユニットとしての強さは並レベルで、別に目立って使えるわけではない。「最強」とは思えない。
タイトルが大仰なせいで損をしてる作品が、これを含めて何作かあると思う。
まぁスパロボ参戦の数少ないデメリットだな。ンなことを気にするのは俺くらいだろうが。
ダイオージャも「鉄壁」があるので、雑魚を削るのには役に立った。
カクさんに比べてスケさんが役立たずだった。スケさんリストラしたかった。



・真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
名前は知ってるが、旧シリーズとの関係など、細かいことはさっぱり。
この作品は主人公・ゴウ(漢字出ない)のボイスが良かった。ゲーム中で最も気合いを感じた。
特にマジンカイザーとの合体攻撃「ファイナルダイナミックスペシャル」は最高だった。
ゲーム的にも最強クラスの威力を誇るこの攻撃は、何度アニメを観ても熱いものがあった。
「ゲッタァアアアア、ビィイイイイム!!!! 」。
BGMも良い感じで、単体攻撃だけでも見応えはある。
原作が比較的新しいという点がメリットになっているのだろうか。他のスーパー系より好感度が格段に高かった。
ただし、ロボ自体のデザインは好きになれないなぁ。どう見てもダサい……。


・グレートマジンガー
「ダッシュ! ダッシュ! ダンダンダダン」の歌のアレだよな? 歌は大好きなので名前は知ってる。
あの主題歌は非常に熱く、最高だ。BGMに使ってほしかったなぁ……。
ロボ性能はマジンカイザーやゲッターに一歩劣るが、それでもスーパー系としては十分な強さ。
その2体と違い、パイロットの剣鉄也がクールな雰囲気で、纏め役として見るとバランスが取れていた。
原作チェックしたいなぁ。いつか。テレビで流してくれ……。


・マジンガーZ、マジンカイザー
マジンガーZの名はさすがに知っていたが、ロボットものの元祖であることは知らなかった。
そこまで偉大な作品だったとは。永井豪って凄い作家なんだなぁ。パチ屋に魂売ったりしなければ……。
ゲーム中でマジンガーからマジンカイザーに乗り換えることになるんだが、
このマジンカイザーはスパロボシリーズから生まれた機体であるらしい。へぇ、それは興味深い。
かつてマジンガーZが登場し、ロボットアニメという一大ジャンルが生まれた。
時は流れ、多数のロボットアニメを集合させた夢の企画、スーパーロボット大戦シリーズが生まれた。
スーパーロボット大戦は過去のロボット作品に再び脚光を当て、価値を現代に復活させた。
そしてスパロボから新たなマジンガーが誕生し、更なるストーリーが展開する。
……うーん、なんて美しい関係性だろう。文句なしだ。

こんな経緯があるからかもしれないが、マジンカイザーは明らかに優遇されていて、ぶっちゃけ最強ユニットである。
固くて強い。エネルギー消費が激しいが、そんなの強化やパーツでどうにでもなる。
本当にアホほど強いので、逆に運用が難しいほどだ。
終盤はゲッター、グレートマジンガーとのトリオで行動させ、合体攻撃をかましまくっていたが、
敵ボスも含めて誰も止められない最強軍団だった。非常に爽快だった。スパロボ、最高。

ただ唯一残念なのが、兜甲児の声がやったら棒読みなこと。
原作そのままの声優さんを使ってるので当然大ベテランなはずなのだが、なんであんなに下手糞なんだ?
ちょっと考えられないほどダメなので、怒るよりも不思議に思ってしまった。
ゲッターとの合体攻撃だと、気合入りまくりのゴウと棒読みの甲児があまりに好対照である。
何か理由があるのか? あったとしても俺は到底認める気になれん。それほど下手。もう降板させてくれ。



・バンプレストオリジナル
「原作がない」というのは、このゲームにおいてやり易いのかやり難いのか。
今作のオリジナルは程よくゲームを引き締めてくれていたので、まぁ良かったのではなかろうか。
主人公機体にはスーパー系「ソウルセイバー」を選択した。
マジンカイザーに次ぐほどの強さを誇る機体なので、最初から最後まで大活躍だった。いいね。
終盤に加入する「クラウド・ハーケン」「クロイツ・ヴァールハイト」はマップ兵器が強力だった。
それ以上に中二な名称が最高だった。カッケー。





ふぅ疲れた。ダラダラと……。
こんなんより何より、まず原作のアニメをきちんと観なけりゃ話にならんよなぁ。
でも50話近くもあるアニメを通しで観るのって、色んな意味で大変だよ。
やっぱ子供の頃、自然に、毎週、テレビで、観ていないといかんのか。
そうすれば思い入れが自然に作られ、俺にもロボを好む血が醸成されたかもしれん。
……決して取り戻せないあの頃を思う。もう二度と返らない。絶対に。はぁ。


ゲームにはBGMを聴けるサウンドモードはもちろん、原作のキャラやロボを文章で紹介してくれるモードもある。
原作を知らないプレーヤーもゲームを楽しめるよう、ある程度配慮がしてある。
まぁそれでもアニメ観ることには及ばないけどね。まさに百聞は一見に如かずだ。
ゲームで未知の作品を知り、興味を持ち、原作を観て、ファンになる……
この流れも、原作ファンがスパロボをプレーするのと同じ位、自然なだと思う。
俺もそうありたいもんだ。
今作を最後までプレーしただけで、参戦作品への興味は一応キッチリ抱けた。
後は機会があれば、原作チェックをしてみたい。機会があれば。
やはりどこかで諦めきれないロボものへのオタ興味。
そろそろ俺の、眠っている熱い血が目覚めたり、しないかなぁ……。
やれやれ。






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4 コメント

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いそぎ中継す!!!! (旋風脚)
2009-12-22 11:30:20



ちょwww 例のやつ今まさにやってる最中なんだが
女のひとがシャワーしてる隙に報告しるわ!!!1!11!
バック好きって聞いてたからその通りにヤっただけで
マジで8万もらえたぞ!!!! このまm
返信する
Unknown (Unknown)
2009-12-22 18:51:17
マリオとFF13に加え、ゼルダ(特典付き予約できた)も控えてる俺にそんな暇ないよ。
つーか久々にコメント来たぞと興奮してたらこれかよ畜生舐めんな。
コメント投稿は番号入力を要求されるから、手動でやってんだろ?
わざわざこんな場末んとこにまで出張してくんなよ畜生舐めんな。
これだから三次は嫌なんだ畜生舐めんな。
畜生。
返信する
PS3版権スパロボ来ましたね (tanaka)
2013-12-28 04:37:32
こんばんわ。もうご存知かも知れませんが、ようやく真打登場のようですよ。ただし、「Z」シリーズの3作目であり、しかも前後編ですけどね。

そのあたりが気にならなければ、いずれ中古が安くなった頃に検討されては如何でしょうか。
発売は来春なので、結構すぐです。

マジンカイザーは最強クラスの機体ですよね。コイツさえいれば何とかなるという圧倒的な存在感があります。
兜甲児声優の棒読みっぷりは、僕も長年の謎です。なぜいつまでもああいう演技なのかと。演出家の指示なんですかね?それとも独自のこだわりがあるんでしょうか。謎です。
しかし世代交代は来ました。そのマジンカイザーも最近は「skl」なる新作が作られ、スパロボにも登場しました。主人公も兜甲児ではなく、新キャラが設定されています。
近年ではもう一つ、「真マジンガー衝撃Z編」という作品もありますが、これでは、兜甲児は登場するものの声は若手声優が担当しています。

つまり、事実上゛あの声優〝は降板したも同然です。PS3の新作にもたぶん出て来ないでしょう。

男にゃー理屈抜きに必殺技を叫びたくなる日がある・・・名言ですねw
それでは。
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Unknown (ota)
2013-12-29 03:40:06
来ましたね。スパロボって単体でもあれだけ長いのに、2次3次と続いて、物語の全貌を把握するのは大変だなぁと思います。
PS3でのスパロボは、変な話ですが「やりたかった」より「見たかった」作品なので、興味はありますね。
その前にZシリーズを纏めてHD化移植……とかないかなぁ。何だかんだで、スパロボのアニメーションは魅力的ですよね。

>兜甲児声優の棒読みっぷりは、僕も長年の謎です。なぜいつまでもああいう演技なのかと。
やはり他の人が聴いてもそうですか。この作品でも、マジンカイザーがカッコ良いだけに、余計萎える要素でした。
無理矢理解釈すれば、ロボットアニメの元祖なんだから洗練されてなくて寧ろ当然、朴訥とした下手さが寧ろイイ、ってとこですかw
最近担当声優が交替してたってのは知りませんでした。恐らく演技ではなく年齢が理由でしょうけど。
スパロボはアニメという絶対的な原作があるだけに、声優を弄るのは非常に難しいんでしょうね。
返信する

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