「べしゃり暮らし」8巻の前書きで、森田氏が執筆を匂わせる文章を書いてはいた。
いや、今読み返すとそうとしか読み取れない。
だが、予想だにしなかった。
森田:「まさかなぁ……。こんな時が来るとはなぁ……」
森田さん、同感です。
まさかルーキーズ新作漫画がまた読めるとはなぁ。
まぁ言うまでもなく、これはドラマ版、そして明日公開の映画版のおかげである。
しかしながら、俺はドラマ版には全然思い入れも関心もない。
一応チェックはしたが、「予想通り」の内容で、継続視聴する気にはなれなかった。
俺は、どだい実写ドラマで漫画の再現なんて不可能だと思っているからだ。
実際にドラマルーキーズは、少なくとも俺の目には「やっぱりな」な出来だった。
正直、派手な番組宣伝ばかりが目立っていたので、こりゃコケルと予想していた。
だが結果的にドラマ版は大ヒット。らしい。
「ルーキーズ」「ニコガク」の名は寧ろドラマとして広く知れ渡った。
それでも相変わらず俺は観る気がしなかったが、このドラマ版のヒットによって、
原作と森田氏の評価が跳ね上がったことは、非常に歓迎すべき現象だった。
俺はルーキーズの大ファンだが、連載当時から読んでいたわけではない。
3年くらい前に例によってブックオフから買い始め、徐々に大ハマリ。
途中からは当然ながら新品で買い集めた。
しかしこの頃のルーキーズは酷かった。
連載終了が2003年なのに、2006年に俺が購入した15~17巻は、なんとまだ第2版。
初版が2001年で、2版が2006年。
森田氏は当時でも十分有名漫画家だったのに、その氏が
業界最高雑誌と言える週刊少年ジャンプで長期連載していた漫画なのに、
全然売れていないとしか言い様がない。
内容の面白さに日々ハマリ込んでいただけに、
この売れなさには非常にもどかしい気持ちであった。
いい作品が売れないことは別に珍しくはないが、ルーキーズはちゃんと
週刊ジャンプと言う最高の場を与えられていたのである。
最高の場を与えられていながら、売れていない。
つまりは内容が悪いのか? こんなに面白いのに!?
一体どういうことなんだよ!!!!
ホント、一人で勝手に憤ってたもんだよ。
で、ドラマ化ののち、原作の評価大幅アップ。
当然、森田氏は大いに潤ったことだろう。
非常にいいことだと思う。
森田氏は「ろくでなしブルース」で立派にジャンプ黄金期を背負った作家だが、
作風が作風だけに、他の作家と違って「アニメ化」「ゲーム化」等の恩恵をあまり受けられなかった。
ろくでなしは、あの黄金期に全42巻もの長期連載をしていたんだから、
本来ならテレビアニメ化されない方がおかしい。
正直、森田氏は自分だけが不当に損しているような気分になったのではなかろうか。
ちょっと信者臭いなまぁいいや。
そんな氏が、十数年遅れて、やっとメディアミックスの旨みを味わうことができたのである。
一ファンとして実に喜ばしい。ちとキモい。
ドラマの大ヒットにより、俺の好きな原作が売れ、森田氏が潤った。
3年前に願ったことが極めて綺麗な形で現実になった。
この点について、ドラマ版には素直に感謝したい。
あー、感謝っつーとちと大袈裟過ぎるな。
「非常に理想的なメディアミックス展開を見せてくれたことを評価したい」に訂正。
うー、まだ大袈裟だしちとキモいな。まいいや。
ここ1年のルーキーズの展開は、ドラマにも原作にも、役者にも役者のファンにも、
誰にとっても良いことずくめだったと思う。
誰も損をしていない、何より「内容が伴った」商品展開。
理想的だ。本当に理想的だ。ああ、いいなぁ。いいよ。
世の中の金がいつもこんな風に流れていればいいんだけどなぁ。
は。そろそろ何言ってるか分からなくなってきた。
で、新作ルーキーズだが、御子柴を中心とした後日談だった。
正直グッと来るものはなかったが、まぁ読みきりでそこまで描けというのも酷だろう。
ここはこの企画が実現しただけで良しとしたい。
寧ろ野球を離れて就職する面々の夢を知りたかったな。
あと藤田先生を何故出さない!!! 真弓先生との三角関係は!?!?
……良しとしろよ。はは。
ちなみに一緒に掲載されてたべしゃり暮らし80話で、
ルーキーズのドラマ版ヒットにより古本屋から原作が消えたことをネタにしていた。
俺もブックオフでリアルにその現象を見たので、非常にツボだった。
あっはっはっはっは。
今回のルーキーズ新作は嬉しかったが、あくまで今回だけの事。
今度こそ、ルーキーズは完結したのである。そこはきちんと弁えておこう。
森田氏が現在全力投球しているのはべしゃり暮らし。
もちろんこれからも、ファンとしてついていきますぜ。
比類なき漫画家、森田まさのり先生の更なるご活躍を期待しております。
……って、次のべしゃり掲載は6月25日発売号!?
おいおい、それじゃ月刊連載じゃねーッスかぁ。
週刊は無理にしても、ちょっとペースが落ちすぎだなぁ。
まさかルーキーズで儲かったから創作意欲が落ちたとか?
失礼なこと言うなコラ。すんません。はぁ。
漫画家は、とにかく過酷な職業だ。
お体に気をつけて、執筆頑張って下さい。
でも発表のペースは落とさないで下さい。
はっはっは、ファンなんて我侭なもんッスよ。
はぁ。
はぁ。
俺の夢は? 夢を持て? 夢?
本を閉じれば襲いくる現実。
ここに川藤先生の姿はない。
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いや、今読み返すとそうとしか読み取れない。
だが、予想だにしなかった。
森田:「まさかなぁ……。こんな時が来るとはなぁ……」
森田さん、同感です。
まさかルーキーズ新作漫画がまた読めるとはなぁ。
まぁ言うまでもなく、これはドラマ版、そして明日公開の映画版のおかげである。
しかしながら、俺はドラマ版には全然思い入れも関心もない。
一応チェックはしたが、「予想通り」の内容で、継続視聴する気にはなれなかった。
俺は、どだい実写ドラマで漫画の再現なんて不可能だと思っているからだ。
実際にドラマルーキーズは、少なくとも俺の目には「やっぱりな」な出来だった。
正直、派手な番組宣伝ばかりが目立っていたので、こりゃコケルと予想していた。
だが結果的にドラマ版は大ヒット。らしい。
「ルーキーズ」「ニコガク」の名は寧ろドラマとして広く知れ渡った。
それでも相変わらず俺は観る気がしなかったが、このドラマ版のヒットによって、
原作と森田氏の評価が跳ね上がったことは、非常に歓迎すべき現象だった。
俺はルーキーズの大ファンだが、連載当時から読んでいたわけではない。
3年くらい前に例によってブックオフから買い始め、徐々に大ハマリ。
途中からは当然ながら新品で買い集めた。
しかしこの頃のルーキーズは酷かった。
連載終了が2003年なのに、2006年に俺が購入した15~17巻は、なんとまだ第2版。
初版が2001年で、2版が2006年。
森田氏は当時でも十分有名漫画家だったのに、その氏が
業界最高雑誌と言える週刊少年ジャンプで長期連載していた漫画なのに、
全然売れていないとしか言い様がない。
内容の面白さに日々ハマリ込んでいただけに、
この売れなさには非常にもどかしい気持ちであった。
いい作品が売れないことは別に珍しくはないが、ルーキーズはちゃんと
週刊ジャンプと言う最高の場を与えられていたのである。
最高の場を与えられていながら、売れていない。
つまりは内容が悪いのか? こんなに面白いのに!?
一体どういうことなんだよ!!!!
ホント、一人で勝手に憤ってたもんだよ。
で、ドラマ化ののち、原作の評価大幅アップ。
当然、森田氏は大いに潤ったことだろう。
非常にいいことだと思う。
森田氏は「ろくでなしブルース」で立派にジャンプ黄金期を背負った作家だが、
作風が作風だけに、他の作家と違って「アニメ化」「ゲーム化」等の恩恵をあまり受けられなかった。
ろくでなしは、あの黄金期に全42巻もの長期連載をしていたんだから、
本来ならテレビアニメ化されない方がおかしい。
正直、森田氏は自分だけが不当に損しているような気分になったのではなかろうか。
ちょっと信者臭いなまぁいいや。
そんな氏が、十数年遅れて、やっとメディアミックスの旨みを味わうことができたのである。
一ファンとして実に喜ばしい。ちとキモい。
ドラマの大ヒットにより、俺の好きな原作が売れ、森田氏が潤った。
3年前に願ったことが極めて綺麗な形で現実になった。
この点について、ドラマ版には素直に感謝したい。
あー、感謝っつーとちと大袈裟過ぎるな。
「非常に理想的なメディアミックス展開を見せてくれたことを評価したい」に訂正。
うー、まだ大袈裟だしちとキモいな。まいいや。
ここ1年のルーキーズの展開は、ドラマにも原作にも、役者にも役者のファンにも、
誰にとっても良いことずくめだったと思う。
誰も損をしていない、何より「内容が伴った」商品展開。
理想的だ。本当に理想的だ。ああ、いいなぁ。いいよ。
世の中の金がいつもこんな風に流れていればいいんだけどなぁ。
は。そろそろ何言ってるか分からなくなってきた。
で、新作ルーキーズだが、御子柴を中心とした後日談だった。
正直グッと来るものはなかったが、まぁ読みきりでそこまで描けというのも酷だろう。
ここはこの企画が実現しただけで良しとしたい。
寧ろ野球を離れて就職する面々の夢を知りたかったな。
あと藤田先生を何故出さない!!! 真弓先生との三角関係は!?!?
……良しとしろよ。はは。
ちなみに一緒に掲載されてたべしゃり暮らし80話で、
ルーキーズのドラマ版ヒットにより古本屋から原作が消えたことをネタにしていた。
俺もブックオフでリアルにその現象を見たので、非常にツボだった。
あっはっはっはっは。
今回のルーキーズ新作は嬉しかったが、あくまで今回だけの事。
今度こそ、ルーキーズは完結したのである。そこはきちんと弁えておこう。
森田氏が現在全力投球しているのはべしゃり暮らし。
もちろんこれからも、ファンとしてついていきますぜ。
比類なき漫画家、森田まさのり先生の更なるご活躍を期待しております。
……って、次のべしゃり掲載は6月25日発売号!?
おいおい、それじゃ月刊連載じゃねーッスかぁ。
週刊は無理にしても、ちょっとペースが落ちすぎだなぁ。
まさかルーキーズで儲かったから創作意欲が落ちたとか?
失礼なこと言うなコラ。すんません。はぁ。
漫画家は、とにかく過酷な職業だ。
お体に気をつけて、執筆頑張って下さい。
でも発表のペースは落とさないで下さい。
はっはっは、ファンなんて我侭なもんッスよ。
はぁ。
はぁ。
俺の夢は? 夢を持て? 夢?
本を閉じれば襲いくる現実。
ここに川藤先生の姿はない。
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