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勉強中‼️

2020-06-19 12:46:03 | 日記


--以下記事引用--

日本ではまだまだトーナメント文化が根強い。負けたら終わりのトーナメント文化において、「自分たちのサッカー」を行うよりも、「負けないサッカー」を優先する雰囲気は強い。つまり、ゲームモデルが「負けないサッカー」になってしまうと、プレー原則がどうしても雑になってしまう。身体の向きとかビルドアップとかどうでもいいから、相手陣地でサッカーしようぜ! みたいな。リベンジチャンスのあるホーム&アウェイのリーグ戦と比較すると、トーナメントで対戦する試合をしたことのない相手をスカウティングすることはなかなか難しい。

 でも、昔に比べたら日本もリーグ戦文化が定着してきているのではないか? と思われる方もいるだろう。それは間違いのない事実だ。しかし、上の学年の結果によってどのリーグ戦に配置されるかが決定されるのが、日本の基本的なレギュレーションになっている。よって、リーグ戦の肝である同じくらいのレベルの相手と試合をするという条件が、特に4種(12歳以下)ではなかなか達成されていない。この場合も、相手を意識することはどうしても少なくなってしまう。そればかりかとんでもない大差のつく試合も多く見られるのが現状だ。大差のつく試合はどちらのチームにとってもあまり良い経験になっていない。

 また、下の学年のために昇格するんだ!となると、試行錯誤を行うはずのリーグ戦が絶対に負けられないトーナメント戦のようなリーグ戦となってしまう。すると、ゲームモデルも「負けないサッカー」になり、上に同じとなってしまう。また、下の学年のために残留するんだ!となると、常に耐え忍ぶサッカーを展開するゲームモデルになってしまい、試合から相手の存在が消えてしまう。

 もちろん、プロの世界なら結果を最優先のゲームモデルで問題がないのだが、「教育」を必要とする育成年代において、結果を最優先するゲームモデルが採用されてしまう現状だと、相手への対策がメインになり過ぎたり、あらゆる局面に対して平然と対応できたりするような準備、トレーニングは望めていないのが現状だ。よって、ゲームモデルの「自分」と「相手」のバランスが悪くなってしまう。本当の意味での統合型トレーニングが日本の主流になる時代はまだまだ訪れる気配はない。


 日本の現状については嘆いているが、しっかりと統合型トレーニングをしているチームもわずかだがある。

 「自分たちのサッカー」を押し通すために、様々なビルドアップ、セットオフェンスを持ち、相手のプレッシングのルールに応じて選択できるチーム。ボールを保持できなくても、さくっと非ボール保持のモデルに変更して、相手にプレッシングをかけていくチーム。丁寧なビルドアップをメインとしているんだけど、相手が同数プレッシングをかけてくれば、躊躇なくロングボールを蹴るチームなどなど。

 そういったチームが「負けないサッカー」に「負けない」ようになれば、結果でしか評価されないチームも変わらざるを得ない環境になっていくだろう。そして、そんな雰囲気はゆっくりと出てきていることはすごくポジティブなことだ。まだまだ時間はかかりそうだけれど……。

--以上--


ちょっと前の記事ですが・・・

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