◇OSS◇IPAが「OSS技術教育のためのモデルカリキュラムに関する調査」を発表

2007-09-12 21:24:52 | OSS・ニュース
 情報処理推進機構(IPA)はこのほど、「OSS技術教育のためのモデルカリキュラムに関する調査」をまとめ発表した。現在、実践的なOSS技術の習得は、個々の技術者の好奇心・探究心などの個人の努力に負っているのが現状となっている。そこで今回IPAでは、技術系学生に対するOSS技術の基礎教育および現役のシステムエンジニアなどに対するOSS技術の補完教育を行うためのモデルカリキュラムを提言し、OSS技術者をの育成を促進することにしたもの。

 <短評>今回の調査結果によると、回答企業の70%が自社向け情報システムにおいて、何らかの利用区分でOSSを利用している。また、OSSを利用している企業のシステムの70%がOSSを利用していないという。しかし、電子メール、広報、Web、電子会議・掲示板・スケジュール管理など社内外の情報共有・発信の関するものではOSS利用が進んでいるという。いずれにしても、今後徐々に企業の基幹システムにOSSが使われていくことは明白である。そうなると、OSS技術者は欠かせない存在となってくるわけだが、今のところどうOSS技術者を育成すればいいのか、暗中模索のじょうたいにある。その意味から今回の調査結果発表は貴重なものになる。(ossdata)

http://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/seika_0605.html