米国ノベルはスイス政府からエンタープライズ向けLinuxに関して、スイス全土で3000台以上のサーバーがSUSE Linuxで稼働する大規模な契約を獲得したと発表した。これは、ノベルのエンタープライズ向けLinuxをスイス公共部門のITインフラ全体に展開するというもの。
スイス連邦政府では「国レベルでのLinuxの導入という点では、今回が初めてとなる。今後、ノベルのSUSE Linuxはスイスのあらゆる連邦政府業務で採用される」と語っている。
ドイツをはじめ、ヨーロッパ各国はLinux導入に積極的だ。このような状況下、スイス政府が3000台のLinuxを導入することに決めたことは他の国々にも影響を与えそうだ。翻って日本はどうだ。当初はLinux導入に積極的であった日本政府も、最近マイクロソフトに気兼ねしてか、トーンダウンしてきた感じもしないわけではない。オープンソースの代表格であるLinuxを導入することは日本の国益にかなうことを日本政府は再認識してほしいものだ。
http://www.novell.co.jp/pressrel/2005/20051215_1.html