福島第一原発4号原子炉建屋の地下水を見た。
見て一発で分かる。ウラン汚染だ。
イエローケーキと言う呼び名で分かると思うが、ウランは黄色いのだ。ウラン自身も黄色いし、溶液も黄色。
ここまで溶け出すとは思わなかった。思えばウランにしてもプルトニウムにしてもボッサボサのボロボロなのである。ただ比重が重いから解けにくいかと思っていたが、そういえば酸化ウランだ。
つまりイオン化すれば溶けるんだ。なるほどね…。
このコッテコテの濃度の汚染水をどうするの?と思う。
先ずは「蒸発」させる事はできない。幸い、ウランは、何とか沈殿する事はできる。だが、反応後のウランとなると色々な元素、しかも放射性同位体があるので、その後が大変。
黄色い色でウンザリしてはいるが、本当に怖いのは、ウランが抜けて、セシウムが抜けて、ストロンチウムが抜けた後の綺麗な「毒水」である。それまでは重金属の重い粒子だから良いんだけど(良くは無いか)軽いのは本当に大変だ。
トリチウムの問題がある。
このトリチウムの扱い方が、お前らバカ?と聞きたくなる。左巻きウンコのマスゴミは、トリチウムがD-T型核融合の燃料であり、それを求めるためにアメリカと中国は月探査船を飛ばしたのだ。
ただ月の表面にはトリチウムが高濃度で堆積している。その一方で汚染水のトリチウムは薄く、限りなく薄く、大量の水に入っている。
あんだけの汚染水だが、トリチウムだけを集めると、多分1立米は無いだろう。それに集めるには超超低温設備が必要だ。
何故なら相手は放射性同位体であったとしてもヘリウムだ。-272℃ぐらいまでは下がる。絶対零度はー273.15℃である。
トリチウムを濃縮する過程は知らないが、重水素を濃縮する過程は知っている。
先ず重水素が多いと言われる所の水をタンカーに積んで持ってくる。30万トン?まぁそんなもの。
そして、不純物を取り除く!電気分解する。水素だけ集める。そしてそのガスを遠心分離する。ただひたすら遠心分離をする、この遠心分離機は遠心分離機を動かすために動かしているようなものだ。延々と高速で回転する遠心分離機の最外周のガスを抽気して次の段階に載せる。これを延々と続ける事。これが水素爆弾の原料である重水素を濃縮する過程だ。
これに使われる電気量は相当なもので、ただひたすらモーターを延々と回すという事が嫌になってSALT条約やSTART条約で製造数を減らそうとしたぐらいだ。
これと同じ工程を多分トリチウムを取り出すのに使うだろうか?と言うと多分違うだろう。トリチウムはヘリウムで重水素の様に似た元素ではない。他のヨウ素とかもあるけどヨウ素は分離が邯鄲なんで、それはやるでしょうけど、まぁトリチウムに限った状態なら、汚染水を微細にして獄低温中に放ち、水を凍結させる。残りの空気を集めて圧縮し、圧縮しながら冷却する。それを続けると、最終的に水素とヘリウムぐらいしか残らないから、それをやるのかな?と思う。
遠心分離ほどではないが、これにも相当のエネルギーが使われる。何しろ相手はヘリウムだ。究極の物質に近い。これを何とかするのは難しい。基本的なものは基本的な方法でやるしかないのだ。
だが汚染水は建屋だけではなく土壌にも染み込んでいく。ウランは比重が重いので水と同時にドンドン下がっていくので、上より下の方が放射線が強い可能性が高い。
今後、どうなるのか?と言うと多分土を盛って埋めるんじゃないだろうか?
何のかんのと言うが、人間の後始末なんてそんなものだと思う。
産業廃棄物の合理的な処理施設と言う奴も三重に敷くシートが1重でそれも穴がぼこぼこ空いているときては、もう何を言わない。これが放射性物質となっては、尚の事難しいだろう。
毎度思うのは、ああでもない、こうでもない、ではなく、どうする方法論があるか?を実際見てみろ。実際想定してみろと言う事だ。そうすると「アレが要る」「コレが要る」「誰がコレやるんだ?」と言う疑問が出てくる。それが重なると、ドンドン「禄でもない様相」が出てくる。その全てを出して、嫌なものを見果ててから、ようやく実務が始まるのである。
だが、今となっては、皆見ないふりをしている、それでは何時まで経っても状況は改善しない。
今日3月11日は、歳を追う毎に「他人事化」が進んでいる。この3年間で、またぞろ「島耕作の利口」があちこちに出ている。
泥棒の宗教。毎日一日だけ祖先の霊や仏様に頭を垂れて後は好き放題盗む殺す犯すをやる。
それと似たようなものだ。ああ、福島第一原発は酷かった。津波は怖かった…。
で何が何でも電力必要だよな!もう暖房全部電気!お湯を沸かす?電気!コーヒー?ドルチェグスト?電気ジャン。
こんな感じで、セブンイレブンの入れるコーヒーも電気で加熱。彼も原発再稼動を待っているぞ!
って事で、皆さん、電気で利口で清潔でゴージャスライフ、楽しんで、次のレベル8の原発事故起こそうぜ!
その頃、多分オレ死んでいるよ。良かった!その後の未来は君たちのものだ。
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