2.化粧で隠せない「馬鹿」
その時都庁では、不毛な会話が進んでいた。
古池百合子都知事を放射状に囲むのは各ゼネコンのプランナーと営業である。
「この見積もりですが…」
「既に、オリンピック宝くじで幾ばくか捻りだすんでしょう?さほどの問題ではないと…」
とは四ツ井ホールディングの城島の言であった。
「しかし、この状態で4兆5千万円とは…」
「盛ペーパーの段階で『ケツカッチン』とは再三申し上げました。そして、その見積もり有効期間は今年の4月です。2017年4月。その際には、見積もり提出に1ヶ月、そして費用は最低30%以上は増加すると予め申しております。何も、今どうこう言われる筋の話ではございません。説明は既に尽くしております」
「し…しかし」
と古池百合子は、額から次々と冷や汗が流れた。
これでは、言い訳が立たない。
だが、それも仕方がない。散々ゼネコン軍団は「御説得」申し上げていた。
それでの「都民の意見を最大に聞く」とおっしゃるのだから、その時は、その時の相場が如何に違うか、既に話してある。
「都知事殿、我々は、御不満であれば、当初の基礎工事+陸上競技場のコンクリート打ち込みで手を引く用意が出来ております。予算の縮小があるかもしれないと、その先の手は打っておりません。それは、今後東京オリンピック相場で原材料が上がっても、それに対処する事は事実上不可能です。まぁ御側近の出来る方に分かる程度の資料は御用意しております。確約をしない場合の取引というものを御理解下さい。我々も、都知事殿の都合でマイナスを出す訳には参りません。」
そう言うと笛でも吹いた様に、ゼネコン軍団は一斉に立ち上がり
「本日は、御期待を満足できず失礼致しました。」
と背丈の高い筋肉隆々で一部の隙もない男達が半瞬の遅れもなくセリフを言うのを聞いて、日本の建設業は自分を見捨てていると分かった馬鹿女だった。
厚生労働省麻薬取締事務所にて、今井は西北管理官に報告を述べた。
「困ったものだな…、盛元首相の次男の時も大変だったが、下着屋の野田のヤリ部屋の関係は本当に困った。パンツ被って、マリファナふかして?それが健康に良い?馬鹿臭い…。」
それを聞いて今井は、また深く溜息をついた。
「女優崩れの馬鹿女は、検挙できましたが、こっちの方は、まぁ古池都知事殿の息掛かりで『忖度』したのが『仇』になりましたな…。」
「もしかして、あの博打好きの馬鹿痴事どのは、煙パーティーでもやったのか?」
「管理官…、妄想が暴走していますよ…」
「悪い…」
「いえ…いいですよ…私も、そう思わないでもない…、あの女優崩れもそうですが、マリファナを薬用って、患っても居ない奴で、まぁ『お盛んそう』な『美女』が言う時はSEXの興奮剤です。マリファナやってハイになってSEXする奴は、すぐにアップ系のクラックや覚せい剤に回る…、ですが、そんな事は、あのエリート崩れの、化粧崩れ都知事には解らないんでしょうし、理解する能力自身がないんでしょう…。」
「上との話では、あの馬鹿都知事が『マリファナ特区』とか言っていたと、上戸さんが激怒していた。」
「まぁトミファーは、肩書見たら凄いのが居ますけど、凄そうな奴でも『勘違い』が半分は居そうです。」
「わかっているよ。都議というとなんか凄い様に聞こえるが、一回当選すると、その後はドブ板選挙に近い。それを、あのツンツンした都知事の面とよく似た奴らが出来るか?と言われれば、悪いジョーク以下と言われるだろうね。」
「いえ、都下では、一般的な評価です。それにしても…」
「何だね?」
「いえ、連中が草やっているのは確実ですが、罠にかける側が下手過ぎて、話になりません。どうせネトウヨでしょう。」
「左翼は元気だったがネトウヨが出てきたのか?」
「連中はパヨクと違って、熱心で徹底しています。真面目という点、執念という点では世界一でしょう、だから麻薬常習者の適当な曖昧さを考えていない。今回斉藤伊礼奈を確保できなかったのは、まぁありそうだが、それを使ったという日常性を理解していない、連中の執念です。自然に麻薬をやっているって、感じが分からないんでしょう。」
「それは麻薬汚染国家の風俗だよ…、ネトウヨは、その点ではマトモって事さ…。」
「なら邪魔しないで欲しいもんですね…。」
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