自動車のコスト低減に一番問題となるのが「ネジ関係」である。
これは1本、M5のネジで、自動車なら品にも依るが5円程度だろう。
このネジの問題が馬鹿に出来ない。
例えば1980年にダラス空港で3つのエンジンのうち羽根に下がったエンジン1基が外れて、離陸中のDC-10がひっくり返った。
ダグラスDC-10はロッキードL1011と同じく、翼に2基、垂直尾翼に1基のエンジンを搭載するタイプだった。
DC-10はM11の200mmの長さのネジ11本でエンジンを釣っていた。
このネジが連鎖的に割れて、エンジンが取れたのだ。
整備性を考えての事だろうが、余りに無茶だった。
だが、この手の問題は常に存在する。
全ての機械システムは総合力で、どの要素がNGでも駄目だ。
部品が多いほど欠陥は置きやすい。
ロケットは肉削ぎが鬼のようにやられるので部品数は少ないが、その一方で一つの部品の欠陥が「極めて大きな影響」を与える。
大体ロシア・虫獄・北朝鮮・とりあえずトンスランド(基本ロシア製)は、この問題は無い。
ロケットは基本的に立派な構造は持っていない。
先にあげた駄目な国のロケットは別として、日本などのロケットを言えば、先ず、2つの構造でロケットは構成されている。
1)円形の構造物(フェアリング)
2)軽量化壁面
2)の軽い壁を丸めて1)に嵌めこみ、若干接着しているのである。
ロケットは、発射台に設置される時に、どう固定されているか?それは一番低い所にある1)のフェアリングに発射台のピンが引っかかっているのである。
これは全てのロケットでそうだが、実は、ロシア・特亜は、方式として「旧式」で、アメリカ・日本・ヨーロッパのロケットは立った状態で組み上げる。
そうでないと崩壊するのである。
米日欧は縦にしか強度が維持できない。だから横風が酷いと曲がるのである。
実際、強度を維持している構造は数ミリ(5ミリ以下程度)の刻み込み構造である。だから、薄さの制御、強化構造の形の制御などは難しい。
だからロシアも虫獄もトンスランドも北朝鮮も出来ないのだ。
データを取ってNCにデータを入れるのは可能だろう。だが、その加工に耐える複合材を作る実力は0なのである。
そこで次に問題となるのはロケットモーター(エンジン)である。
今回の失敗は、これだろうと映像を見て分かった。
先ずロケットモーターが爆発したのだろう。それが主因で、それは何故か?というとエンジンを舐めていたのだろう。
三菱重工のH1ロケットのロケットモーターLE7は一人人間を殺している。その反省から徹底した品質管理で、それには本当に苦労したのだ。
それからすれば「出来て当たり前」と言う岡山の自称大天才の馬鹿小野の寝言糞は何をやっても失敗するだろう。
同じ馬鹿がアメリカの民間ロケット会社にもいたのだ。
多分材料の品質管理と加工管理に手を抜いたのだ。それはコンピューターによる設計を妄信して、手の仕事を無視した、まるでチョングソの様な低脳さがある。
今後は、この手の作業を無視した糞の糞エリート主義が問題となるだろう。
今後アメリカはエボラ問題などの感染症の主導権も、ロケット開発の主導権も失うだろう。だが、それを無理にしたのはお猿のジョォジイの無策である。その後共和党がどんな理想的な政治をするか?楽しみだ。その頃日本は破綻しているだろう。
何故か?分け合うことを忘れた屑は滅びるしかないのだ。
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