何で、ロシアはジルコンやイスカンデル等の極超音速ミサイルを作れたか?糞馬鹿文科系大学出支配では無いからだ。
毎度言うが、日本が遅れている点は「糞馬鹿文科系大学出」とか「東大文系支配」とか「九大文系支配」とかが、馬鹿過ぎての結果である。糞馬鹿文科系大学出は「学歴」ではなく「黒歴史」である。
実はJAXAも2003年ぐらいに、スクラム・ジェット・エンジンを使った極超音速ロケットを打ち上げている。2018年には、米国の大学に委託してオーストラリアのウーメラ砂漠(はやぶさのカプセルが落ちた所)で本格的な実験を行った。その情報を以下に示す。
チョットひょろ長いが、大体イスカンデル相当のロケットである。通常は機体後部に付けるが、この実験機は、スクラム・ジェット・エンジンを先頭に付けている。実験に使われたスクラム・ジェット・エンジンを以下に示す。
スクラム・ジェット・エンジンは、30以上も前から提唱されている。このスクラムとは(
Supersonic Combustion Ramjet(超音速燃焼型ラムジェット)の意味である。
マッハ3からラムジェットは、ラム(衝角)による自然圧縮が優勢となり全推力の80%が、燃焼推力以外の推力である。スクラム・ジェット・エンジン関連資料を以下に示す。
ラムジェットは高速化すると圧縮空気が高温となり、燃焼器が熱崩壊で壊れるが、燃焼と排気口形状をより高温高速のジェットを作るラバールノズルにして、通常のジェット・エンジンの断熱・ポリトロープ変化ではなく超音速流状態で加熱をする加熱超音速流膨張流として推力を増加させ最大マッハ10(理論最大速度はマッハ15)まで実験で出している。
またウーメラ砂漠での実験過程を以下に示す。
実験ロケットは、
(1)初期加速用固体ロケットと
(2)スクラム・ジェット・エンジンと搭載機体
の2つで出来ている。スクラム・ジェット・エンジンは、搭載機体の先端に付いており、これは異例の構造である。実験は
0秒で固体ロケット点火、
6.4秒で燃焼終了、
10秒で固体ロケット部分離(高度12km:1200m/s=マッハ3.6)、
12秒スクラム・ジェット・エンジン点火(高度17km)、
40秒スクラム・ジェット・エンジン終了(高度60km)その後、
278秒で最高340m迄到達後降下し、
533秒程度で終了している。
この実験は、高度17kmでスクラム・ジェット・エンジンを添加するが60kmで燃焼終了しており、スクラム・ジェット・エンジンが燃焼出来るのが、この高度ぐらいと想像される。だが、278秒で高度340km迄達しており、これは衛星低軌道200kmの1.5倍の高度で、この実験ロケットでも、地球一周はできそうである。
但し、スクラム・ジェット・エンジンは、耐久性が疑わしく、なかんづくスクラム・ジェット・エンジンの燃焼温度上昇による破壊の可能性が高い。またラム(衝角)による影響が大きいと思われ、微妙な研究を「ちうごく」如きに出来るか?甚だ疑問である。
アメリカのミリー国防長官が「スプートニク・ショック」以来の衝撃だ。と馬鹿面下げてホザイたが、欧米が技術開発に後ろ向きだっただけである。
極超音速ミサイルはテスト機が来年には出来るだろう。多分テストにはSS520を使いJAXA謹製の「デトネーション・エンジン」と比較されるだろう。
良いだろうか?糞馬鹿文科系大学出、日本にはスクラム・ジェット・エンジンはある上に「デトネーション・エンジン」もあるが、「ちうごく」に「デトネーション・エンジン」は、無い。
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