最近は「東京ハイジ」と言う新作童謡を出している所があるが、それはそれでいい。
ただ、谷山浩子の「エッグムーン」は、これはこれで良いのである。
しかし、どんな歌なのか聞かないと、良い悪いも、存在すらも分からない。
だが、最近は、何かカラオケで歌っているのをYoutube に上げると罰金取られるのだそうだ。
毎度、Jasracの行動に関して思うのは、売りはせず、金は取る精神で、結局ソフトとしての歌が出ないようにしている。
例えば「21歳の別れ」と言う名曲があるが、これは今でも、立派に感動する素朴な歌だが、誰も歌わないので、その価値を知らない。
ゆとり教育と馬鹿にしているが「21歳の別れ」を知らずして、その心はゆとりがあるとは思えない。
小林亜星も、自分の歌が「いなかっぺ大将」の主題歌か「ぱっとサイデリア−」程度と思われて本望か?
ここで名言を少々「著作権ビジネスは、ストリップと似ている。ちょっと見せて、お金を取って、結局触らせない。反芻させる事だけOK」
でも、カラオケで歌っているのをYoutubeに上げるのは「反芻的行為」と見做さない狭さが、著作権ビジネスのボトルネックになっていると思わないのか?
NHKの演歌ショーみたいなのは、いい加減辟易で、そんなのより、みんなの歌や、ドラマの中で、口ずさむ曲なんてのが、売りになったりする。
「見ろ!」と言うものは見ない。「あれっ?と思って目を向けたもの」を人は見たいのだ。
この「エッグムーン」は、そうだ!NHKのすくすく赤ちゃんなんかの中で1分程度流せば、火が付くと思う。
この歌はいいんだよ。
エッグムーンは卵の黄身から生まれたヒヨコの歌である。
「ねぇきみ!きみ!君は卵の黄身!丸くて黄色い不思議ぃ〜なぁきみ!きみ!黄身はお皿の上、お皿の上の中の小宇宙」
これでも基本的に、著作権法違反とならなくもない。
だが、私は、これを歌う谷山浩子の歌を聞いて貰いたい!
もう、最高です。
これは本編が終わった後で、小さなバンドが縦笛や、鈴、太鼓を鳴らして歩くのが彷彿とさせるミュージックが流れる。
それがエッグムーンの歌詞と重なって、もう、それはそれは、可愛くて可愛くてしょうがない。
もう30年も前の歌です。35年前かな?でも今でも十分に最先端の魅力を持っています。
でもやっぱり谷山浩子の歌ですよ!
最近はゲド戦記の「テルーの歌」を作ったりしていますが、基本的にメルヘンの世界の歌を歌っています。
「みんなのうた」では「真っ暗暗のクライ」が時折流れますがエッグムーンは何時の時代も十分通じる歌です。
他にも「TAO」の「きみは素敵」も、銀河漂流バイファムで流れたけど、もう、歌うと涙が出てどうしようもない。
「ジャングル・ラブ」の「同じ星」や「佳苗」の「この星が果てるまで」も良いよぉ!
他にも「コンセントピックス」の「顔」は笑えるよぉ〜!
「顔が嫌い顔が嫌い!アンタの顔が嫌いなだけ!御免ね君はとても良い人、だけど顔が嫌いなの!ジャッジャジャン!」
これも聞いて欲しいもんだ。
他にも「かぐや姫」の「神田川」、その中の「南こうせつ」の「夢一夜」、麻薬のクズに成り果てたけど「チャゲ&アスカ」の「万里の川」、「ひとり咲き」
ほんで「なかじまみゆき」のデビューから35歳ぐらいまでの皆さんが知らない歌。
これが、中島みゆきのシンガーとしての「凄み」が出ている。
所が、これが昭和45年以降の歌しか私は知らない。
半田健人が、昭和初期の歌謡が大好きなのだが、その辺を芸能界の馬鹿共は使わない。
また、何かの番組で大正の歌謡が好きな人が居て、もう30ぐらいだろうけど、ホント、良く知っている。
Jasracは歌を殺したいのか!もっと、こう言う歌の好きな人間に、ナビゲーターになって貰って、歌を売らないと!
歌わ歌われないと、その神の力が無くなるのです。
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