ネットで読んだ漫画なのだが、30歳近い男性(主人公)がひょんなきっかけで83歳のひとり暮らしのおばあちゃんから、週2回夕食をごちそうしてもらうことになるというエピソードがあった。このおばあちゃんは結婚せずずっとひとりで暮らしてきたようで、身寄りはほぼないみたい。ある冬の夜、おばあちゃんのところで夕食を食べた後、帰ろうとした主人公が咳をしていたので、おばあちゃんが喉に効くといって果実酒を渡す。それと、メッセージカードみたいなのも。主人公はありがとう!といっておばあちゃんをぎゅっとハグする。そのときのおばあちゃんの幸せそうな顔をみたときに、泣けちゃってしょうがなかった。私も年取ってきて、たいていのことでは傷ついたりなどしないって感じで面の皮は厚くなってきているのだが、変なところで涙もろくなってきていて困る。
このおばあちゃんは、憎まれ口を叩いたり、ぶっきらぼうで愛想がない感じなんだが、このハグがすごくうれしかったんだなとわかる。偏屈なばあさんと思われながら、ずっとひとりでがんばってきたんだろう。週2回の主人公との交流は張り合いを生んだだろうし、楽しかっただろう。自分以外の気にかける人ができるってやっぱり人生にうるおいをもたらすんだろうなぁ、と思う(心配事や厄介事もついてはくるだろうけど)。それがこの表情に集約されている感じで。ハグしてきた主人公には見えないところでそんな表情をしているっていうのも、またグッとくるというか。
で、このおばあちゃんはその翌日に急死してしまう。主人公がおばあちゃんが住んでいた家を引き継ぐことになり、そこに集う人たちとの交流とかがこの漫画の主題らしいので、おばあちゃんとのエピソードは単なる導入部にすぎない。でもなんか、おばあちゃんの人生の最後に幸せな瞬間があったなって思う、このエピソードにはこころゆりうごかされてしまった。なんというか、おばあちゃんが人生の最後にこの主人公と出会ったことって神様からのごほうびみたいで、また泣けちゃうのである。
ところで、ハグであるが、日本人にはあまりなじみのない所作ではあるかと思う。ただ、最近のドラマなんかを見ていると、久しぶりにあった友達や家族をハグするとか、落ち込んでいる人を慰めるのにハグするとかというシーンがよく出てくるので(時代劇でもそういうのがあるけど、さすがにありえん!と思うのは私だけ?)最近の日本では誰でも普通にやっているんでしょうか?
ハグというのは気持ちを伝えるのになかなか良い方法となるのを、こちらに来てから感じるようになった。たとえば、大切な人を亡くした友人にかける言葉が見つからないというときにそっとハグする。それで寄り添う気持ちが伝わる。つらいきもちを抱えている人をハグすることで、気持ちはわかるよ、大変だよねというような気持ちが伝わる。そんな感じ。
とはいえ誰に対してでもできるわけではない。やはり親密度があまり高くないと、ちょっと気まずい。たとえば、単なるママ友程度だとしづらい・・もっと友達という感じで仲良くなっていればできそうだけど。男女の場合はさらに複雑になるかな。いくら外国人でも誰でも気軽にハグするってわけではもちろんない。
私はやはりまだ日本人マインドなので、こちらで仲良くなった人ともハグはなかなかできそうにない(相手が日本人に限らず外国人であっても、である)。肩に手をやるとか程度までだなぁ。
このおばあちゃんは、憎まれ口を叩いたり、ぶっきらぼうで愛想がない感じなんだが、このハグがすごくうれしかったんだなとわかる。偏屈なばあさんと思われながら、ずっとひとりでがんばってきたんだろう。週2回の主人公との交流は張り合いを生んだだろうし、楽しかっただろう。自分以外の気にかける人ができるってやっぱり人生にうるおいをもたらすんだろうなぁ、と思う(心配事や厄介事もついてはくるだろうけど)。それがこの表情に集約されている感じで。ハグしてきた主人公には見えないところでそんな表情をしているっていうのも、またグッとくるというか。
で、このおばあちゃんはその翌日に急死してしまう。主人公がおばあちゃんが住んでいた家を引き継ぐことになり、そこに集う人たちとの交流とかがこの漫画の主題らしいので、おばあちゃんとのエピソードは単なる導入部にすぎない。でもなんか、おばあちゃんの人生の最後に幸せな瞬間があったなって思う、このエピソードにはこころゆりうごかされてしまった。なんというか、おばあちゃんが人生の最後にこの主人公と出会ったことって神様からのごほうびみたいで、また泣けちゃうのである。
ところで、ハグであるが、日本人にはあまりなじみのない所作ではあるかと思う。ただ、最近のドラマなんかを見ていると、久しぶりにあった友達や家族をハグするとか、落ち込んでいる人を慰めるのにハグするとかというシーンがよく出てくるので(時代劇でもそういうのがあるけど、さすがにありえん!と思うのは私だけ?)最近の日本では誰でも普通にやっているんでしょうか?
ハグというのは気持ちを伝えるのになかなか良い方法となるのを、こちらに来てから感じるようになった。たとえば、大切な人を亡くした友人にかける言葉が見つからないというときにそっとハグする。それで寄り添う気持ちが伝わる。つらいきもちを抱えている人をハグすることで、気持ちはわかるよ、大変だよねというような気持ちが伝わる。そんな感じ。
とはいえ誰に対してでもできるわけではない。やはり親密度があまり高くないと、ちょっと気まずい。たとえば、単なるママ友程度だとしづらい・・もっと友達という感じで仲良くなっていればできそうだけど。男女の場合はさらに複雑になるかな。いくら外国人でも誰でも気軽にハグするってわけではもちろんない。
私はやはりまだ日本人マインドなので、こちらで仲良くなった人ともハグはなかなかできそうにない(相手が日本人に限らず外国人であっても、である)。肩に手をやるとか程度までだなぁ。