冬は雨降り・・夏は素晴らしき・・住めば都

チャー助です。
カナダ・バンクーバーに移住して25年ほど。生活・子育て・日本について思うこと等を綴ります。

ご飯食べて、それから車のドアロックが壊れた話

2022年02月22日 | 生活
冬休み明けの1月初め、娘を大学の寮まで送ることになった。雪は残ってたものの道路からはよけられていて、走行に問題は全然なし。だけどなぁ、遠いんだよ、だから面倒なんだよー。行きは娘が運転していった。まず寮の部屋に荷物を運び込むのを手伝う。それからお昼ごはんを食べようということになり、娘が運転してレストランの近くの地下駐車場へ車を入れた。比較的新しい駐車場ということらしくて、中はガラガラ。大学周辺は路上に停めようが、駐車場に停めようが、大抵どこも駐車料金を取られる。少し離れたところに無料で路上駐車できるところもあるが、それは限られていて大抵いつもぎっしり車が停まっている。

この日入ったのはブラウンズ・クラフトハウスという店(似たような名前の別のレストランもある)。なんというか、居酒屋のようなレストラン。日本の居酒屋とはもちろん雰囲気違うけど、お酒も出してて、おつまみ的なものから食事という感じのものまで出るというような店。ほかにもジョーイとかアールズとか、カクタスクラブとか、似たような店がいろいろある。大体メニュー内容も似ているが、同じハンバーガーでも具材の組み合わせとか、味付けとかがちょっと違うとか
、看板商品がそれぞれあるとかといったところで違いを出しているようだ。ブラウンズは、ジョーイと似たようなのを出してるけど値段はちょっとこっちのほうが安いみたいだ。で、名前が表している通り、クラフトビールに力を入れているようである。とはいえ飲まない私にはよくわからないのだが。

現在BC州では、お酒を提供するレストランの中で飲食する場合は、ワクチンパスポートの提示が求められる(つまりテイクアウトならその必要なし・飲まない人でも提示が必要)。QRコードをダウンロードしてそれをスクリーンショットしておけば簡単に提示できる・・ということを娘がやってくれたのだが。

コーヒーかアイスティーを頼もうとしたら、「ない」というではないか。なんでないの?どこにでも絶対あるものかとおもってた。で、ナイトロコールドブリューコーヒーというのにした。日本語ではニトロコールドブリューともいわれていて、スターバックスなんかで出していると思う。水出しのアイスコーヒーなんだが、窒素ガスが入っているとかなんとか。見た目とかテキスチャーが黒ビールみたいなんである。初めて飲んだよ。お味はまぁまぁ。

さて食事も済んで「おいしかったねー」とかいいながら駐車場へ。ドアロックにカギを入れようとしたら入らない。あれ??カギ穴のところにスリットみたいなのがありカギを入れるとそれが開いてカギが入るわけだが、その部分が外れているというか、ねじ曲がっているというかなんか変な感じになっている。ちなみに助手席の方のカギ穴は少し前から壊れてて、直さなきゃなぁと思いつつほっといていた・・ということを今更ながらに後悔しつつ、これじゃ車に入れないよーと慌てる。結局、娘がハッチバックのドアを開けて、そこから車内に潜り込み、中からカギを開けた。これ、トランクのあるタイプのだったらできなかったねぇ。ハッチバックだからできたといえる。

さてこのカギ穴、どうするか。メカニックのところで聞いたらここではできないなぁ、ロックスミスに行ってみたらどうかな?といわれた。ロックスミスはカギの複製やらをしている店だ。まずは電話して聞いてみると「多分なんとかできるので、持ってきて」という。見てもらった結果、カギ穴の部分(ドアロックシリンダーというらしい)を取り出して、スリットの部分を直すことができたとのこと。シリンダーを交換しなくてはならないかも、それはつまりカギも新しくしなくちゃいけないってことになるかも、それはつまりドア用カギとエンジンかけるためのカギと別々になるかも、とも言われていたので、そういうことにならずにすんでひと安心。交換する必要がなかったので、かかった費用も思ったより少なくすんだのもありがたかった。ロックスミスさんありがとう。

それにしても。レストランに行く前まで普通にカギを入れて開け閉めができていたのに、食事して帰ってきたらいきなり壊れていたっていうのは怪しい。ロックスミスの人も、だれかスクリュードライバーなんかを入れてカギを開けようとしたんじゃないかと言っていたが、それもあり得る。あの駐車場、ほんとにガラガラだったし地下だから人が歩いていない。狙われやすい場所だったともいえる。それに私達が乗ってきたシェビー君は、アラームもついてなくてフォブキーでもない。けっこうかんたんにカギを開けられそうな感じもする。なんかセキュリティーの部分を考えないといけないかなぁと思った。ちなみに助手席の方のカギ穴も直してもらいました。
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抗議行動への対策

2022年02月16日 | バンクーバーとその周辺
カナダの首都オタワのダウンタウン周辺などで、トラック運転手たちが居座って抗議行動をしているという状態が3週間くらい続いている。3週目に入ったとき、カナダ首相がEmergencies Actなるものを発令した。日本語だと緊急事態法というらしい。第1次および第2次世界大戦の頃にあった戦時措置法なるものが名前を変えて、1988年に適用されたらしい。それ以来、今に至るまで実際に使われたことはない。
戦時措置法のほうは、第2次世界大戦の際に日本がアメリカの真珠湾を攻撃したことを受けて、カナダにいる日本人と日系人を敵性人種として強制疎開などをさせるために使われている。また、1970年にケベック州で起きた10月危機という事件の際に、トルドー首相(カナダの現首相の実父)が発動している。ケベックはフランス系が多い土地で、常にカナダからの独立を目指しているようなんだが、1970年頃はその運動が盛んでテロリスト事件が起きたため、それをおさえるためにこの措置が取られることになったということである。カナダの軍隊がケベックに派遣されたり、警察がケベック解放戦線のメンバーを逮捕状無しで逮捕したり勾留する権限を得た。つまり、軍隊や警察が力づくでこうした運動を止めさせたわけだ。この10月危機については私も、高校卒業コースを取っていた際、カナダの歴史に関する授業で聞いたことがあったなぁと思い出す。この措置の発動には賛否両論あったらしい。
ケベック州ではカナダからの独立を目指しているものの、10月危機以降は民主主義的にことを運ぶべきという方向性となっている。確か独立を問う州民投票が2回くらいあったと思うけど、どちらも否決で、ケベック州はいまもカナダの州の一つとなっている。とはいえ、ケベック州はなんか独特な州で、ここだけちょっと法律とか違っていたり、他の州では通用することがケベックでは出来ないことがあるとか、なんというか微妙な立ち位置にある。

今回、息子のトルドー首相が名称は変わったものの同じ措置を取ることになったが、また賛否両論出ている。反対意見としては、そこまでやる必要はあるのかとか。さてどのようにこの措置法が発動されるかだが、とりあえず禁止事項(この地域に入ってきちゃダメとか、子供を参加させてはダメとか)をいくつか提示、従わないものにはそれなりの処罰が与えられるということらしい。抗議行動によって、ダウンタウン周辺で働く人や住民が迷惑をこうむっているし、治安を守るために警察もかなりの数が動員されているので、抗議行動が続けば続くほど経費もかさむばかりだ。政府としてはなんとしても今週中にこのデモを集結させたいという構え。

Emergencies Actは適用後、今回初めて発動されたので実際に有効となれば、ある意味歴史的ともいえる。現首相は歴史に名を残すってことになるかもしれない。それがいい意味か悪い意味になるのかはわからないけど。
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イギリスの女王と王

2022年02月12日 | バンクーバーとその周辺
2月6日、イギリスのエリザベス女王が王位について70周年という節目を迎えたとのこと。イギリスの史上最も長い治世となるそうで。ビクトリア女王は63年超だったらしくて、これまた長いと思うが。2月6日はエリザベス女王の父であるジョージ6世の命日でもあるそうだ。ということは、王(または女王)が亡くなった日とその継承者が王位につく日は、同日ということになるのかぁと今回知った次第。

さて英語で女王はQueenである。王はKing。エリザベス女王はQueenと呼ばれるが、その配偶者である故フィリップ殿下は、Princeという称号なのである。息子のチャールズ皇太子もPrince。女王の孫もPrinceまたはPrincessである。女王の配偶者はKingにはならないんだ、なんで?と聞いたら「そうなっているから」という返事をもらった。そうなのか・・・
ビクトリア女王の伴侶であるアルバート公もやっぱりPrinceだったそうだし。そういうことになっているんですね。
でもKingの配偶者はQueenとなる。Kingは文字通り王という地位についた人(たとえば上に出たジョージ6世とか)だけがつけられる称号で、結婚したことによってもらえる称号ではないわけね。でも逆(つまりKingと結婚した女性はQueen)はアリなのね。

エリザベス女王は、王位について70周年というプラチナジュビリーに際し、いずれチャールズ皇太子が王位を継いだあかつきには、カミラ夫人にQueen Consortという称号を使ってもらいたいという希望を述べたそうだ。これは王の配偶者という意味になるらしいんだけど、実質的にはQueenと同じことになるらしい。
チャールズ皇太子とカミラ夫人の結婚については、イギリスの国民の感情はどちらかというと否定的なものだったようだけど、カミラ夫人も頑張って皇室の行事なんかに貢献したりしてきたのもあって受け入れられてきている感じらしい。さらに、今回のエリザベス女王の意見が良い後押しになるのだろうね。
KingとかQueenとか、Princeとか、日本語にするとまた様々に変わっていく。Queen Elizabethはエリザベス女王だけど、Queen Camillaは、カミラ王妃になるらしい。フィリップさん、チャールズさんも英語ではPrinceだけど、日本語だとそれぞれ殿下と皇太子だ。

カナダはイギリス連邦の一員なので、イギリスの王室のことはまったく他国のことというわけにはならない。公立の学校ではエリザベス女王の写真が飾られている所も多い。親近感を持っている人も多い一方で、もうイギリス連邦でいるのはやめたほうがいいんじゃない?という意見を持っている人もいる。いつかはカナダもイギリス連邦から出ていく日が来るかもしれない。カナダ人じゃない私にはあまり関係ないのですが。
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フランス語を勉強してみる

2022年02月06日 | 生活
1月スタートのフランス語講座レベル1というのを受けることにした。特別な理由はなくて、ふと思いついて、である。市が提供する大人向けのコース(いろんなものがある)のパンフレットを眺めていて、北京語とフランス語とどっちかにしようかなと考えた。というのも、北京語はシンガポールにいたときにちょっと勉強してみたので入りやすいかなと思ったこと、フランス語は子供たちがフレンチイマージョンに通っていたのでなんとなく馴染みを感じていたことから。イマージョンに通う子供の親を対象にしたフランス語レッスンというものも随時おこなわれていて、これはフレンチイマージョン教育協会みたいなところが開催していた。そのお知らせを見ていた頃は特に興味も起きなかったのだけど、子供たちがイマージョン教育から離れた今ごろになって、ふっとその気になってきたというわけである。で、フランス語はレッスンを取ったことがなかったので、これをちょっとやってみるかと思った次第。子供たちは、「なんでいまフランス語?」という反応だった。だよねぇー。

レベル1であるからして、フランス語の知識がほぼない人またはちょっとだけは知っているという人が対象である。生徒は12~13人ほどでこれがマックスらしい(始まってから数週間後までに10人くらいに減ったが)。で、ウェイトリストもできたらしい。思ったより人気があるのね。クラスのひとを見る限り、いわゆる英語のネイティブスピーカーは1人もいないようである。私などのようなカナダへの移住者ばかりのようだ。年齢も20代から60代くらいまでいそうな感じ。

フランス語は当然ながら英語とは発音も違うので、そこで苦労する。そして男性名詞と女性名詞なんてのがあるのもややこしい。さらに動詞の活用が難しいともいわれている(この難しさに苦労する段階までいくかどうかって気もするけど)。子供たちにわからないところは聞くとか、会話練習に付き合ってもらうとかもありかなぁ、なんて考える。しかし、高校卒業までずっとイマージョン教育を受けてきた娘は家を出てるし、7年生までしかやらなかった息子はもうフランス語忘れてんじゃない?レベルなので(在学時から劣等生であったし)、どうも期待できない。そもそも私自身の興味や関心がどこまで続くかもわからない。

以前、英語を教えるための講座というのを受けたことがあるので、先生の教え方というものにも興味が向く。どのように教えるか、何から教えるかとか。そのレッスンでなにを重視しているかによって教え方も違ってくるだろうけど、例えば会話を重視しているなら生徒にどれだけ話させるかという工夫をしなくてはいけないわけで、それをどのようにしているかとか。あと、生徒もいろんな人がいるのでどのようにまとめていくか、私としてはこれが一番難しいと思う。生徒が1人とか2人というのと、10人というのとではクラスのまとめ方が随分違ってくる。10人ほどのクラスだと、よく発言する生徒、やたらと質問してくる生徒、邪魔する生徒(大抵は悪気なくなのではあるが)、ほとんど発言しない生徒などが絶対といっていいほど存在する。そうしたいろいろなタイプの生徒を相手にして、カリキュラムを進めていかなくちゃいけないんだから、先生というのは忍耐強くないとつとまらないなぁと思う。

何回かレッスンが終了したが、いまのところはそれほど難しくはないかなという感じ。でもレッスンそのものもそれほど面白くないのだが、最初のうちだからそう感じるだけで、そのうち興味が湧いてくる内容になっていくかもしれない。気になるのは、たとえば会話っぽいこと(例えばカフェで注文とか)を勉強するときに、文法の説明があまりない感じ。とりあえずいまのところは。この文章とその後に出てくる文章と、似ているけどちょっと違う。この2つの文章の違いはなんですか、と聞いたら、「どっちも同じような事を言っています。言い方が違うだけ」みたいな説明をされた。えー?なんかわかんないぞ。この「説明しにくいけど、そういうふうに言うのよ」的なことは言語の勉強にありがちだ。でも、うーん、そうなの?なんか説明が足りない気がするんだが。その後、隣の席の人が、ネットの辞書で調べて「この単語はXXっていう意味なんだって」と教えてくれて、やっと納得いった。さらにその後、娘にテキストで聞いてみたら、的確に訳語を送ってくれたのでさらに納得。先生はおそらく初級レベルの人に文法的なことを説明してもおそらく理解できないだろうとか、よけい混乱するかもしれないからとおもったのかもしれないが。といいつつごまかされた感もないでもない。

言語の習得は長い道のり。今回のレッスンだけでは日常会話すら出来るようにはならないだろうけど、まぁもう少し頑張ってみようかな。
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