冬は雨降り・・夏は素晴らしき・・住めば都

チャー助です。
カナダ・バンクーバーに移住して25年ほど。生活・子育て・日本について思うこと等を綴ります。

鴨川シーワールド、また行きました

2023年01月29日 | 日本のこと
また日本での思い出を一つ。

千葉の南の方にある鴨川シーワールド。小さいときから何度も行っているが、それでも飽きることなく楽しい。
私は水族館が好きなのだが、鴨川シーワールドは海に面して建てられているので、場内から太平洋がバーっと見渡せる開放感がいいのだ。この景色もあいまって好きなのである。

前回行ったのは8年くらい前だろうか。今回一緒に行った息子も鴨川シーワールドが好きなので楽しみにしていた。さらに今回は私の親も一緒に来たのでそれも嬉しかったらしい。

まずシャチのショーを見に行く。すでに後ろの方の席はいっぱいになっていた。場内のアナウンスが前から8列目くらいまではずぶ濡れゾーンですと告げている。で、9列目くらいから後ろが先にいっぱいになっているのである。私達が座ったのは6列目。なんとか大丈夫じゃないの?と思ったが、「ずぶ濡れ」という言葉が気になる。やっぱり一応ポンチョを買っておくか。息子を使い走りにして人数分買って頭からすっぽりかぶっておく。荷物も危険な気がしたのでポンチョが入っていた袋でカバーをしておく。これが正解でした。ショーが始まったらシャチはじゃんじゃんと水をぶっかけてくるのである。以前より水かけが増えた気がする。これが受けるからと取り入れているのかもしれない。6列目の私たちは文字通り頭から水をかけられた。ひゃーーー。ポンチョがカバーしてなかったジーンズのひざから下はびしょびしょに。海水なので、乾けば問題なしというわけにはいかず、乾いてもベタベタしているのが問題点だ。傘を差して水を避けようとする人もいたが、水が勢いよくかかると壊れる可能性があるので差さないようにと注意が入る。実際、頭からざぶーんとかけられるので傘じゃ間に合わないと思う。水しぶきがかかるなどというレベルではなく、頭からバケツで水かけられたような感じなのだ。

シャチのショーはいつもどおり迫力があって楽しいことこの上ない。ただ、水をかけられるのがちょっとねぇ(何度もいうが水しぶきがかかるくらいならまだいいのだが、そんなもんじゃないので)。それが無い方がショーそのものをもっと楽しめる気がするんだけど。おそらくこれは夏場の演出なのかなと思う。冬はここまでやらないだろうかと(思いたい)。
前の方の席に座っていた女の子2人が水をかけられて大喜びしていた。むしろ「もっとかけて~~きゃ~~」みたいなノリで。この子達はシャチファン(?)みたいであとでシャチの水槽のあたりにひっついて眺めていたのを見かけた。「きゃーー、シャチ、かわいい~~」みたいに大騒ぎ。さらに水槽のうえにトレーナーさんが現れると「きゃ~~、素敵な人が来た。美しい~尊い~」と大騒ぎ。シャチとそのトレーナーさんたちの推し活しているのか。

ベタベタのジーンズで他の展示を見に行く。トロピカルゾーンではウミガメがゆるりと泳ぎ、深海の生物やクラゲ、房総の川や海の生物などなど、どこを見ても楽しい。ペンギン、アシカ、トドなどの海洋生物のゾーンも楽しい。うきうき見て回る。
イルカのショーを見る。敏捷でぴょんぴょん飛び回るイルカたち。ショーをしているプールの横にもプールがあって、ショーに出てないイルカがたまにジャンプしたりしているのもかわいい。アシカのショーは前から変わらずアシカの家族(両親、子供たち)という設定でコントのようになっている。こうした海洋生物のショーではトリックをした後に、トレーナーさんが餌をあげているが、イルカやアシカに比べてシャチにはどっさりとあげていて、シャチはあれだけ大きいからごほうびの餌も多いんだなぁと感心したりする。

ところで今回シーワールドのオフィシャルホテルに泊まった。シーワールドのすぐ隣りにあり、宿泊料に入場料(2日券)がついているのでお得なのだが、とても古い。調べてみるとシーワールドができたのが52年前でホテルは51年前ということらしい。その間に改修とか多少はしているかもしれないが(してないかもしれない?)、部屋もエレベーターもあちこちの壁も古い、古い・・・汚れてたり破れてたり。部屋にある洗面台、トイレ、お風呂なんてものすごく狭い。レストランの床は黒ずんでいて、これはどうなのか・・?と思ってしまった。不潔ということではないのだが、この古さ、レストランの食事のレベルなどを考えると、周りにはもっといいお宿もあるだろうからここに泊まらずともと思ってしまう。
しかしこのホテルならではのオプションがいくつかあり、夜の水族館探検を600円で体験できるのなんかは面白かった。こういうここならではのオプションがあるから泊まるんだろうなぁ(シーワールド入場券とか駐車場とかも入っているというのも)、それ以外では選ばないじゃなかろうか。
ホテルはともかく、シーワールドはやっぱり楽しい、それは確かだ。
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コロナ対策の行く末

2023年01月21日 | 生活
日本の政府は今春にもコロナの感染症法について今の2類から5類にするということを発表した。
感染症の対策について2類とか5類とかに分かれているんだ、ということを初めて知ったのもコロナのパンデミックが始まってからだった私(無知である)。5類というのはインフルエンザなんかと同等ということらしく、これに分類されるとコロナの対策として行動制限といった措置をとることができなくなるということらしい。カナダではこういう分類はないと思うのだが、たぶん緊急事態宣言がこれに近いのかもしれない。その緊急事態宣言もいつのまにか終わっていたようだ。始まるときはアナウンスがあってもなくなるときはいつの間にか消えていることが多い(というか私が気がついてないだけかも)。

他の多くの国も同様だが、カナダでもコロナはインフルエンザとほぼ同じような扱いになっているようだ。マスクの着用義務はほぼなくなり、着けている人なんてほとんど見かけなくなった。お店に買い物に行くとき私は一応用心してマスクを着けるのだが、店内でマスクをしているのが私一人だったってこともある。しかし、まだマスクをしている人は一定数いるので、「マスクしてるの私だけじゃん?!」という事態にならないことももちろんある。病院などではまだマスクを着用するようにいわれるようだ。公共交通機関はあまり利用しないため、はっきりとはわからないけれど、やはりマスクをしている人はぐんと減ったようである。

パンデミックが始まってから2年くらいはほぼ毎日、コロナ感染者の数などの発表があったが、それが1週間毎になり、感染者数より重症者や死亡者数を重視するようになり、いまではそうした数値の発表そのものがほぼない状態になった。ので、いまのところどれだけの感染者数なのかよくわからない。カナダでも中国からの渡航者に対してはPCR検査の陰性証明を求めるといった措置は取っている。でも旧正月で中国からひとが大挙して押し寄せるというような心配はしていないようだ(旅行者よりも中国に帰省する移民の人のほうが多いのかも?)。
感染者数の発表をしなくなったのも、コロナかも?と思ったとしても検査を受けないとか、無料でもらえる抗原検査キットで検査して陽性だったとしても届け出ることなく自宅療養して終わりというような人が多いのではないかと思われる。なので、感染者数の統計そのものがあまり意味をなさなくなってきているのかもしれない。
変異株が出ると「感染力が強いから気をつけるように」「ワクチン接種をしましょう」とかの注意勧告が出たりする程度で、多くの人はたいして気にもとめていない感じ。もうコロナはほぼ終わったと考えているのかもしれない。

日本はマスク着用の義務がなくなったとしても、当面の間は、やっぱり心配だからと着け続ける人が多いのではないかなと思う。これは個人の自由だからかまわないと思う。あまりにも長い間マスク着用をしてきたから、もはや習慣となってきていて、取ってもいいよと言われてもなんか出来ないなぁと思っちゃうのも無理ないかも。一方でマスクをあまり着けたくない人もいるわけで、今後、着用義務がなくなればそうした人たちには助かることかと思う。
もう日本もマスク着用を義務とすることを続けることはできなくなってきているのは確か。そういう時期が来たんだろうね。
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鋸山ハイキング2

2023年01月15日 | 日本のこと
ぜーぜーいいながら石段をのぼったりおりたりして、大仏さまのところへ到着。すでにクタクタ。
もらったチラシによると、1783年に作られたが江戸時代末期には自然の風蝕によってかなり崩壊、それから昭和41年までほっとかれていたということである。高さが31mもあるそうで、18mの奈良東大寺の大仏さまよりももっと大きいということになる。確かに大きい。この大仏さまがある場所はちょっとした広場になっており、テーブルと椅子があったりして休憩できるようになっていた。鋸山は登山ルートもあるので登山できたのかなというような人が休んでいる姿も見られた。
そこにお願い地蔵なるお地蔵さんがある。売店でちいさなお地蔵さんを買って自分の名前を書き(絵馬とは違ってお願いごとは書かない)そのお願い地蔵さんのところにお願いごとを心で唱えながら置くというものだ。息子に地蔵って何?と聞かれる。観音さまも地蔵さんも菩薩だと思うのだが、菩薩って何?と言われると説明できない。こうしてみると、結構知らないままお願いごとをしたりなぞしているんだなぁと思う。

地図を見るとその他にも見るスポットはあるらしいが、すっかり疲れていたので山頂を目指して戻ることにした。とにかく石段が多い。のぼったりおりたりというのがまたきついんだよね。気楽に来たけど思ったよりキツイと思っている人が多いんではなかろうか、と思う。ロープウェイ駅の近くまで戻ってきたとき、これからまさに入ってこようとしている若者たちをみて、「なんか気楽な感じだけど、結構大変って分かってるのかな?」などと思った。息子は「無理~とおもったらとちゅうでやめるんじゃない?」という。そうかもしれない。

ロープウェイ駅の建物には石切り場の歴史みたいなものがちょこっと展示されている。それを見てからロープウェイにて下山。海に向かって下りていくようなロープウェイから外を眺めていたら、息子が「猿がいた」という。どこどこ?と一生懸命探したけど私には見つけられなかった。息子は目がいいなぁ。

駅に戻る途中ピザ屋の看板があったので、行ってみようということになったが閉まっていた。ピザ窯らしきものや薪なんかがあったので、美味しいのではと思っただけに残念。行きに他の人達が向かっていった海の方面へ行ってみることにした。
そこは山頂から眺めた東京湾フェリーの発着場であった。鋸山よりもっと人が来ていてそれなりに観光地なんだねと納得。聞いたところによると好きな海産物を選んでそれを焼いてもらうというようなレストランがあるとか。後で知ったのだけど、アジフライが美味しいことで有名な店がそのあたりにあるそうで、すごく混んでいるらしい。そういえばその店の前を通ったのであった。でも開いていない雰囲気だったので潰れた飲食店なのかなと思ったのでした(失礼すぎる私。後で調べたところによると週4日位しか開いてないらしくてその日はお休みだった)。
フェリー乗り場付近の適当に目についたレストランに入り遅い昼食。鋸山丼なんてのがあったけど、アワビとかあまり好きじゃないのが乗っているので、無難な海鮮丼にした。けっこうなお値段だったけど、正直言ってそれほど美味しいとか新鮮とか思わなかった。実家の近所のスーパーで売っているお寿司のほうが美味しいかも。

その後バームクーヘンの店(店の感じからしてそれなりに有名っぽい雰囲気)でお土産を買っていく。
フェリー乗り場にバス停があり、そこに千葉駅行きの高速バスが来るという。駅まで戻るよりこのバスに乗っていってしまったほうが楽なのでバスで帰る。こうした高速バスは大抵空いているのもよい。

楽しかったけど足が痛くなりました。
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鋸山ハイキング1

2023年01月07日 | 日本のこと
昨秋、日本に行った。今回は息子と2人だ。

千葉県にある鋸山(のこぎりやま)には私自身は行った記憶がない。妹によると私達が小さかった頃、千葉市の小学校では鋸山に遠足に行ってたようなので(本人は転校した先の学校ではすでに鋸山遠足が終わっていたため行けなかったということ)、私も行っているはずだという。しかしまったく記憶にない。記憶力がすさまじく悪いのですっかり忘れてしまっているのかもしれない。
ということで初めて訪れるということになる。

車で行くという手立てはないので電車で行く。千葉駅から内房線の快速に乗って木更津へ。そこからホームを移動して各駅停車に乗り換える。木更津発の上総一ノ宮行き・・ってすっごく長い距離走るって気がするんだけど。私達が目指す浜金谷駅は7つ目、なのに40分くらいかかる。2両編成というのも驚いたが、ドアが手動なのも驚いた。最初ドアが閉まっていて「乗り遅れたの?」と慌てたが、乗客がボタンを押して開けるという形式。こういうの随分前にどこかで乗った気がするがどこだったっけ。電車は空いていて当然途中駅の乗り降りも少ない。

浜金谷では私達のほかにも結構降りたので「きっとみんな鋸山にいくんだな!」と思い、ついていくことにした。駅から国道に出るとみんな右に曲がっていく。でもそっちは海で山は左側だ。どう考えても左に曲がっていくはず。だとすると彼らはどこに行くの?息子が「山に行くんだから、左でしょ、それ以外にあるの?」などという。たしかに。でもこの国道にそっていけばいいのか心配だよ、とかなんとか言いながら進む。途中寺があり、そのすぐそばに神社があった。なんでこんな近くにどっちも建っているんだろ?
歩いていくとロープウェイ乗り場という看板があったのでそれに従っていくとありました。駅を出てから私達しか歩いていない状態で「鋸山に来る人なんていないんだな、きっと」などと思っていたが、駐車場にはたくさん車が停まっていて、なるほどみんな車で来るんだなと納得。

ロープウェイは往復で950円。昔の国電時代にあったような硬い紙の切符にパチンとハサミを入れてくれる。
4~5分程度の乗車だ。標高329メートルということ。まず展望台から東京湾、そして金谷と神奈川県の久里浜を結ぶフェリーが渡っていくのが見える。漁港や館山道なんかも見える。三浦半島や城ヶ島も見える。天気が良いと富士山も見えたり、伊豆大島も見えるというのだけど曇りがちなのでそれらは見えなかった。でも、目の前に広がるパノラマビューはかなり楽しい。周辺には東京湾に面した場所に東京湾観音なる大きな観音様があるがそれも私の肉眼では見えなかった。東京湾観音は中に階段があって上の方まで登っていける。私も子供の頃に行ったことがある。

鋸山の観光スポットの一つとして地獄のぞきというものがある。この山からは昔、石を切り出していたそうだが、その跡が断崖絶壁状になっており、100mほどの落差を見下ろすような感じになっているそうな。高所恐怖症の私はとてもじゃないけど無理(考えただけで足がすくむ)。息子だけがそこにいって下を覗き込んできた。

この山には日本寺なるお寺があるそうで拝観料が取られる。700円。この山に登ってきて、拝観料なしで入れるのはロープウェイの駅がある建物くらいのもの。というわけで拝観料を払ったが、おもったよりもたくさんある鑑賞スポットをすべて見るのは至難。それというのも石段があちこちにありこの上り下りがかなりきつい。父には「あそこはけっこう歩くよー」と言われてたけど、ロープウェイで上がってこれるんだし、それほどでもないでしょなどと思っていたが甘かった。ぜーぜーいいながら石段を上ったり下りたり。すっごく大変なんですけど!
なぜか犬連れで来ている人が多い。大抵は小さい犬で飼い主さんがキャリーバッグに入れていた。私たちは遭遇しなかったがロープウェイにも小さい犬なら一緒に乗せていいらしい。

つぎは大仏を目指そうと歩いていくと、途中にたくさんの小さい観音像が並んでいるところが何箇所か出てくる。観音様とは何?と息子に聞かれるが、説明できず。息子は勝手にブッダのバディーみたいなものかなと解釈していた。うーん、ちょっと違うかなぁ、でもまあいいか。

あとで地図を見てみると、百尺観音なる大きな観音像や千五百羅漢なる像やら見るところはあったようだが、思わぬキツいハイキングで疲れていたのでほとんどすっ飛ばしている。
ともかく日本一大きいらしい大仏は見に行ってきた。
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