冬は雨降り・・夏は素晴らしき・・住めば都

チャー助です。
カナダ・バンクーバーに移住して25年ほど。生活・子育て・日本について思うこと等を綴ります。

オンラインでイベント視聴

2021年03月29日 | 生活
いまは大人数で集まることができないという状況なので、イベントの類はほとんど中止となっている。
オンラインでやることが可能なものはなんとかその方法を探り、開催につなげているものも多い。
この前、日本語でスピーチをするコンテストがオンラインでおこなわれた。私は取材をすることになりそれを視聴したのである。例年このコンテストはUBC(過去にはサイモンフレーザー大学で行われたこともあったけど)という大学で開催されていた。UBCにはアジアンセンターという建物があり、そこを会場としている。娘がUBCの寮に入っていた大学1年目のときに、私は取材でアジアンセンターにコンテストを見に行ったのだが、お昼休憩に娘と落ち合って一緒に食事をしようということになっていた。お昼になって電話しても娘が出ない。結局諦めて一人で食事をしたのだが、あとでやっと連絡がついたら「ごめん~~、具合が悪くて寝てた」ということだった。

オンラインでの開催は今回初めてということなのでどうなるか?という心配もあったけれど、特に問題もなくスムーズに進んだ。すばらしい~、ズームを担当したチームが頑張ったんだね~。
私は最初からは見れなかったがお昼休憩の少し前からライブストリーミングを視聴開始。
きちんと最後まで問題なく見ることができた。
いや~、これは楽ですね。
まず、通常の会場であるUBCはうちから遠い。家で見れるなら、車で45分くらい走って駐車場料金払って・・という必要がない。それに何を着ていくか考える必要がないし、メイクもしなくていい。会場での取材だと写真を撮るという仕事もあるが、今回はその心配もない(主催者側から写真を提供してもらう)。写真を撮るのは毎回の取材時で私の悩みの一つ。だってそんなにうまく撮れないのだもの。
それから、私の方はカメラもマイクもオンではないから、コンテストで発表がおこなわれているときでもお昼ごはんを食べたりしながらみていられる。
流しっぱなしにしながら、ちょっと他のことをするために他の部屋に行ったりできるし、休憩時間には部屋の掃除もできた。会場に行ったらこうしたことは当然ながらできない。朝から夕方までギッチリと会場に詰めてなくてはならないので非常に疲れるのである。

さて毎回このコンテストでは、発表者の人たちの日本語能力の高さとか内容の濃さとかに驚かされる。自分の母語でない日本語でこれだけの内容のことを話せるのは素晴らしいと思う。
取り上げられるトピックは、日常生活のことや思い出や日本についてのことなどの他に、社会的な問題などといった難しいテーマもある。今年はコロナの影響でこれまでとは違う日常を送るようになった人が多いという背景から、自分の内面を見つめたものとか、人とのつながりの大切さにフォーカスした内容が多かったように思えた。

特に、数年前にうつ病で苦しんだという大学生の女性のスピーチは感動的だった。むかしは自分自身に過度に期待をし、それに答えられない自分には価値がないと思っていた。生きている意味があるのかと悩み、朝起きるという単純なことすら苦痛で死を考えるようにもなっていた。しかし、生きることに特別な理由は必要なく、普通に生きていくだけで十分だというふうに考え方の変換をしていくことで、回復につながっていったという。家族の助けにも大きく救われたと感じており、自分が愛する人達と一緒にいられることが、かけがえのないことだということに気づいたと話す。そして人とのつながりの大切さ、正しい生き方というものはなく、シンプルでも自分にフィットする生き方をしていくことが大事というメッセージには心を打たれた。言っていることは目新しいことではないのにこれほど心を打つのは、この人がたどってきた苦しい心の旅路と、それを克服していった様子がこのスピーチの中で真摯に表現されていたからなのだろう。きっとこの人は1位に選ばれるなと思ったが、果たしてそのとおりとなった。

日本語を学び、そして日本語でさまざまなメッセージを伝えようとしてくれる発表者たちの努力とか熱意とかに、私は強く敬意を示したい。こうした若い人たちがこれからも日本語を学んで、日本への理解を深め、日本の人と交流を深めていくことが続いていってほしいなぁと思った。




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てがみ

2021年03月25日 | 生活
さきごろ他国に住む友達から手紙をもらった。
手紙なんてもらうのは久しぶりだなぁと嬉しくなる。

いまや手紙を出すということはすっかり廃れていると思う。
私はもともと手紙を書くのが好きなのだが、最近では自分でも手紙を出すということはほとんどなくなった。
Eメールではたまにやりとりをするが(仕事関連のやり取りならしょっちゅうするけど、ここでは友人・知人とのやりとりのことね)、それすらもそれほどの頻度ではない。

手紙のやり取りもしょっちゅうだと困惑するのかもしれないけど(私は困惑しませんが・・笑)、ほどよい間隔でならやっぱりいいのかなぁと改めて思った。
でも、さて誰に出しましょうかと考えるとなかなか・・・。出してもお返事をもらえないこともあるから、私からの手紙が果たして相手は喜ぶものなのかな、とか、むしろ迷惑だったりするんじゃないかな、とか考える。私の近況報告などをつらつらと書き綴ってあるものを送りつけられても、たいして面白くもないだろうしなぁ、とか。そんなことを考えると、あんまり気楽に出すのははばかられるわけである。

コロナの規制で友達とも自由に会えない日が長く続いていたから(最近、規制が緩められて屋外でなら会えるようになったところだが)、そういう状況の中で受け取った便り、やっぱりうれしいなぁ。
その後、ほかの友達から「ひさしぶり~」という感じでメールももらった。
手紙でもメールでもいただけるのは本当にうれしいなぁと思った。





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世代別 音楽の趣味

2021年03月22日 | 子ども・家族
私と息子は干支も星座も同じ、血液型は息子は調べてないので不明なのでわからない。そんなわけで性格的に似ているところがあるようだ。一方、だんなと娘は性格が似ている。2人とも短気なとことか(娘など寝言でも怒っている)。
そういう似ているところはあるものの、音楽の嗜好は当然だが違っている。こういうのは世代の違いも関係してくるからねぇ。

私はついていけてないのだが、やはり子供たちは最近はやっている曲が好きらしい。もちろんはやっている曲なら何でも好きってわけではない。
私が聞いている音楽は子供たちからするとまったくの興味対象外となるらしい。これは「母が好きなもの」=「年寄り向けのもの」という図式が彼らの頭の中で出来上がっているからのようである。

私が聞く日本の男性ソロアーティスト(イケメンで人気・私とほぼ同世代)の曲も、彼らは聴いてみようともしない。いわく「だって、年寄りの音楽だもん」だそうである。
息子を迎えに行き出てくるのを待っていた時に、活動歴も30年以上と長い日本のロックグループ(私と同世代)の曲を聴いていた。そこに息子がやってきて車に乗り込み、自分のアイフォンをいじってスポティファイで音楽を流し始め「じゃ、それ(私が聴いているほうの曲)消してくれる?」と私に言った。「え!こっち聴かないの?」というと、「No thank you」なんだそうだ。はなから興味なしである。
**アーティストの方々に失礼になるのでお名前出しません**

聴いてみたら結構いいじゃん!ってなるんじゃないかなぁなんて思って流してたんだけど。その気も起こらないらしい。
私が聴いているのが日本語の曲であるというのも原因の一つだろう。やっぱり歌詞がよくわからないから感情移入もできないのである。日本語がわかるかどうかだけではない。日本で生まれ育った人なら共有し得る背景、感情、感覚、思い出等といったものについて、こちらで生まれ育った子たちは共感しづらかったり理解しづらかったりすると思う。日本人なら「ああー、いい歌詞だなぁ」と思うところを、うちの子たちは同じように感じないというのが多々ある。もちろん、外国の人でも同じように感動する人もいるとは思うので個人差はあるとは思うけど。
まあ、子供たちと音楽を共有しなくてもべつに困ることもないのは事実だ。息子はクラシックロックも結構好きで、そのあたりの話になると私とも多少会話が成り立つので、これで十分かもなぁ。

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また学校を変更

2021年03月19日 | 子ども・家族
うちの息子は日本でいうところの高校3年生である。
こちらでは市ごとに教育委員会があって市ごとに小中高の区切りがちょっと違っている。私の住む市では小学校(エレメンタリー)が7年までで、中高が一緒になって9から12年生まで、これがセカンダリーとなっている。
息子は学区内のセカンダリーに通っていたが、9年生後半からグレ始め()、10年生時にはほとんど不登校状態になった。てなわけで10年生の単位はほぼ全部落第。11年生からいわゆる落ちこぼれ生徒たちが通う特殊な学校に通うことになった。これも市の教育委員会が運営しているので公立校の一環である。
その学校はアウトドア教育に重点を置いており、普通の学校の勉強に加えてキャンプやらハイキングやらといった外での活動が盛りだくさんというユニークなものだった。息子もたまに文句をいいながらも結局は楽しく通ったみたいである。

そして12年生になって、前に通っていた普通のセカンダリーに戻ったのである。同時に、職業訓練のコースを取ることにしたため、学校に行くのは週1回だけ。だから普通の授業には参加できずオンラインで履修することになった。オンラインの場合いっぺんにたくさんの教科は取れないため、今年度では卒業までに必要な単位数をカバーできず、来年度に何教科か持ち越しとなった。
つまり高校卒業は1年遅れるということになったわけだが、セカンダリーの方では同学年のクラスメイトたちと一緒に今年の6月に卒業式にも出ていいし卒業アルバムにも載せてくれると言ってくれていた。すでに卒業しているけど9月からまたセカンダリーに行くってことになるのが、ちょとアレだけど。
なのだが、結局このセカンダリーから卒業することはなくなったのである。

それというのも、今年の1月も終わり頃、息子がもうこのセカンダリーには通いたくない、昨年度通っていたような学校に行きたいと言い出した。週1回しか行ってないんだから嫌も何もないと思うんだけど、と私などは思ったんだが。
セカンダリーのスクールカウンセラー(この人には9年生時からずっとお世話になっております。いろいろ迷惑かけておるなぁ~という・・)や、昨年度通っていたような特殊学校のカウンセラーと話をした結果、新しい学校へ移ることがベストであろうという結論に達した。
昨年度通っていたアウトドア指向の学校には戻ることはできないが、やはり普通の学校ではついていけないようなタイプの子が通う学校っていうのが別にあって、そこには入ることができるという。
私は知らなかったのだが、こうした学校のカウンセラーの人は息子が通わなくなってからもたまに状況をチェックしてきていて、息子は困ったことがあると相談していたらしい。学校を移るという話も息子がカウンセラーと話を進めていて、実はほぼ決定に近い状態になっていたのである。

それで2月半ば、息子は新しい学校に移った。職業訓練コースは続けるので(これはセカンダリーとは別ものであるため辞める必要はない)、新しい学校も週1回の通学である。オンラインでの履修もそのまま引き継がれる。オンラインコースというのも市の教育委員会が提供しているものであり、どこのセカンダリースクールに通っていようが関係なくそのまま続けられるのである。転校しても影響は特になく、それなら本人の意向を尊重しようということになったわけだ。
新しい学校にも知り合いが何人かいるのでまったく知らない環境に移るわけでもなく、転校といっても前に通っていたところに戻る感覚に近い。

別に普通のセカンダリーでなくても、とにかく高校卒業さえしてくれれば私としては満足なのである。
昔は「カナダの学校は進みが遅いんじゃないかー?大丈夫なの~?」などと考えていたが、今とはなっては成績なんてどうでもいい、とにかく卒業さえしてくれればいい!なんてところに落ち着いているのが、我ながら笑っちゃう。
考えてみると自分だって短大卒どまりである。これは、こちらでいうところのDiplomaという高校卒業に毛が生えたようなものである。大学を卒業すればBachelorという、いわゆる学士を修了したことになるわけだが、職種によってはこの学士を修了していることが必須というものも多い。とすると、私なんか就職できない仕事がたくさんあるのだ。そんな自分が子供の学歴についてあれこれ言えた義理でもないよなぁ~なんて思うのである。この親にしてこの子ありってわけで。
一方、高校だけはなんとか卒業してくれないと!と考えるのは、ほぼ全ての職業において高校卒業は必須だからである。
(こちらでは高校までは義務教育なのでね)

新しい学校では卒業式もないらしいし、卒業アルバムもないので、きちんとした区切りがないのが残念ではあるけれど、それを息子が良しとしているならまぁいいかなとも思うのである。


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緊急事態宣言から1年

2021年03月15日 | バンクーバーとその周辺
昨年3月半ばにBC州では緊急事態宣言が出た。それから1年、出っぱなしである。
緊急事態宣言というのは2週間までしか出せないんだそうだ。それを延長し続けて1年である。
宣言が出ている間、いろんな規制が敷かれて、それが少し緩められて、また一部規制が戻ってきたり、というようなことをやってきている。緊急事態宣言が出ているあいだ中、ずっと同じような事態だったわけではないわけだ。
宣言が出ているということは、必要に応じて保健局や厚生省みたいなところの人が規制を敷いたり、増やしたり、緩和したりといったことを、いちいち審議通してなどといった手順を踏むことなく行うことができる権限を与えているということなのである。

それにしても、去年、宣言が出た頃は1日の感染者数が100人近くなったら「大変だ!!」って状態だったのに、いまじゃ平均して500人くらいとなってしまった。で、400人をわると「あれ、少なくなったじゃん?」なんて思ってしまうから怖いものだ。

ワクチン接種がまぁ順調に進んでいるようで、それを一筋の光明のように思っている人も多い。3月の初めに今後のワクチン接種プランについて発表があった。長期介護施設に入っているシニアやスタッフ、コロナ関連医療に携わる人などへの接種が第1段階で、対象者がほぼ全員少なくとも1回目の接種が終わったらしい。3月半ば過ぎごろからは第2段階に入るとか。90歳以上のシニア、65歳以上の先住民の人、コロナ治療以外の医療従事者なんかが対象だという。先週月曜日から90歳以上のシニアのワクチン接種予約受付が開始された。場所によってはオンラインと電話と両方で受け付けるが、ほとんどの所は電話のみらしい(今のところ。今後オンライン予約も増えてくると思う)。年齢別に予約開始日を少しずらし、一気に電話やオンライン予約が来ないようにしているらしい。が、初日は思っていた通り、予約の電話が殺到したらしい。受け付けた順に接種が行われるわけではないのだが、やっぱりみんな待っていたってことなのね。
BC州のほとんどの人(接種が推奨されてない人を除く)に接種完了となるのが9月頃というのが今のところの予定。いわゆる集団抗体も、ある程度できているかもしれないことも合わせて、その頃がいったん落ち着く時期とみなされている、というか期待されているような気がする。今年の夏は、今まで通りの夏にほぼ戻ることが可能かもしれないという楽観論も出ている。

感染者の数は減ってはいないのだけど、先週末から規制が少しだけ緩められた。今までは一緒に住んでいる家族以外とは会ってはいけないことになっていたが、屋外(公園とか家の裏庭とか)で10人くらいまでなら友達とか離れて暮らしている親戚なんかと会うのはOKってことになった。あたたかくなってきたので外で会うのもツラくないしってこともあるのかもしれない。
予定では、3月末にはBC州の人口の約15%が少なくとも1回目の接種が終わるということらしい。アメリカでは、ワクチンを摂取したらマスク無しで集まって良いというような見解を出しているようだし、お隣のアルバータ州ではすでにお店の中に入る人数を増やすといったことも始めているそうな。
BC州も感染者数が減ったわけではないものの、ワクチン接種が順調に進んでいることから規制をちょっと緩める方向になったのかもしれない。今後、また少しずつ規制が緩められていくのかな。

大学やカレッジは9月からは学校での対面授業が全面解禁になる予定。やっとみんな大学とかに実際に行けるようになるのである。
一方、公立校(小中高)では9月からどのように学校は進めていくのかについては決定していないようだ。いま、高校生は10週間を1つのタームとして2教科ずつ勉強し、1年間を通して全部で8教科を終わらせるという方式をとっている。それによってたくさんの生徒が集まるというようなことを避けようとしているわけだ。教科によっては1年間を通して取らないといけないものもあるなど、選択科目が自分の希望通りに取れないというケースもちらほらあったらしい。が、大体どの学校もなんとかやりくりしてきているようだ。
今年の新学期からも同じ方法でやるのか、完全に対面授業に戻るのか・・?大学などが通学を許可するとなると、公立校も今までのやり方に戻すのかな、やっぱり。



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コーヒーを飲み歩く 番外

2021年03月12日 | 生活
息子のバイオリン教室に近いカフェを訪れてコーヒーを飲むという個人的企画。
もう回れる範囲のところはほぼ回ってしまった。スターバックスとウェイブスというチェーン店もあるのだが、どこにでもあるという店は今回除外した。どっちもそれなりに好きだけどね。

今回番外編として、教室の近所ではなく私の家にもう少し近いショッピングセンターみたいなところにあるカフェについて。
ここは私が週1回の買い物に来るスーパーや八百屋さんなどがあり、しょっちゅう来る場所である。
ここにあるAmbitカフェはいまのところ一番のお気に入りである。この場所は何回かお店が変わっている。ずっとカフェばかりなんだけど、経営者が変わったのか、経営者は変わらないまま単に新たな店にしただけなのか、そのへんは分からない。ちかくにスターバックスがありそちらのほうが人気で、少々、集客に苦しんでいるかもという感じはする。私は混んでいるスタバよりここのカフェのほうがいいけどねぇ。

カフェ巡りをしては、ここのコーヒーはいまひとつだとか偉そうに書いてきたけど、結局こういうのも個人の好みである。私はあまり好きでない味が、他の人にはすごく美味しいということもあるわけで、どっちがホントというものでもない。人気店のコーヒーはファンが多いわけだろうけど、私にとってベストとは限らない。それを前提としてあくまでも私の好みでいうならば、ここAmbitのコーヒーが一番おいしいと思う。

まず買ってみたのはアメリカーノ。なんかすっごく薄いし、なんかぬるいーってことも起きるメニューであるが、ここのカフェのは薄くなかったし熱々でびっくりした。おいしいじゃん!実はあまり期待せずに買ったので、余計に掘り出し物を見つけた感があったのかも。
次に行ったときは普通のドリップコーヒー。これまたおいしい。コーヒーに関しては酸味が強いのより苦味がやや強めな方が好きで(強すぎてもイヤだけど)、このカフェのコーヒーはその好みにあっているわけだ。
ついでにマフィンも買ってみた。他のカフェより大きいし絶対的においしい、と私は断言したい。思うにこのカフェは韓国系の経営者ではないかと。韓国系の人たちのパン、焼き菓子等は日本人の味覚に合うものが多いと私は思っているのだ。
このカフェはオープンしてから1年くらいじゃなかろうか。また閉まって違う店になってしまわないように、せっせと買いに行くべきかもしれない、などと思っている。
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あれから10年

2021年03月11日 | 日本のこと
2011年3月11日、東日本大震災が発生した。
千葉にある私の実家は特に被害はなかったものの、今までに経験したことのない揺れで本当に怖かったと両親は言っていた。父の実家は福島だが、内陸部の方なのでやはり被害はなかったそうだ。
それでもニュースで流れる津波の映像は衝撃的だった。
あれから10年、もう10年なのか、まだ10年なのか。

2016年のバンクーバー国際映画祭で、カナダ出身で日系人の女性映画監督が撮った「東北の新月」というドキュメンタリーが上映された。これはこの監督が地震と津波の被害にあった地域を訪ねて撮り歩いてきたものである。その中に出演した1人の女性が娘さんと共にバンクーバーにいらっしゃって、映画祭でも挨拶をした。私は映画も見に行って舞台挨拶も拝見したし、この方がバンクーバーの総領事館公邸に招かれた際にも取材で同席した。
鍼灸院を営んでいるというこの方は、自身も津波にのまれながら生き延びた経験を語っていた。取材の際には、記事に書ききれないほどのたくさんの話をうかがった。悲しい話、つらい気持ち、家族のこと、鍼灸院にくる患者さんのこと。少しずつ立ち上がり、前に進んでいくさまを聞き、涙が出そうになった。この方はとても明るい人なのだ。その明るい笑顔の裏にはつらい思いが隠されていてそれはきっと一生完全に消えることはないのだろうと思う。それでも前を向いて進んでいこうという気持ちがあふれていて、それが彼女と関わった人たちの心を打つのだろう。どうぞいまも彼女たちが元気で充実した毎日を送っていらっしゃいますように。

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名前について

2021年03月08日 | 生活
私の名前はあまり多くはないどちらかというと珍しい名前である。
私が個人的に知り合う人の範囲内では同名の人にお会いしたことはない(漢字が違って読み方は同じという人も含めて)。ただ学生時代に1つか2つ上の学年に読み方が同じで漢字が違う人が1人いたという記憶がある。漢字も同じという人は知り合いであれ知らない人であれ、1人も知らない(もちろんどこかにいらっしゃる可能性はゼロではないけど)。昔読んだ小説に一部だけ同じ名前の主人公が出てきたのを見たことはある。
ちょっと前に、ある機関に問い合わせの電話をした。そのときに自分の名前をいったら、「え!!うちに同じ名前の人が働いているよ!」と言われた。この電話の相手はどこの国出身かはよくわからないが(英語の発音からすると英語のネイティブスピーカーではない感じだった)、日本人でないことは確か。それをいわれた私はびっくりである。日本でも出会ったことのない同名の人にここバンクーバーあたりで出会う確率って?! 「ほんとに?その人と話してみたいなぁ」と言ったら「違う部署で働いているからそれはできないけど」と言う。うううーーん。彼女は同じ名前だと断言しているけど、おそらく違うな。似ている名前なんだろうとおもう。例えば、くみことふみことかいう感じで・・・つづりも1つか2つ違う程度というような。

まあともかくヘンな名前だから1回で聞き取ってもらえないということがよくある。その他、覚えてもらえないとか、漢字を間違ったまま覚えられているとかもしょっちゅうである。←しょっちゅうあるので訂正もしたりしなかったりしている。
漢字を見て読めないという名前ではないので、読み方を間違えられるということはない。
これがいっそいわゆるキラキラネームとかなら、素敵~などといってもらえそうなものだが、古臭い名前だし(笑)。

たまに考える。
もし私の名前が違う名前だったら、違う人生を送っていたかもなぁとか。
それが良いのか悪いのかはわからないけど、人生変わってたかもなぁとか。
名前というのは自分でつけるものではないから余計にそんなふうに感じるのかもしれない。ほら、いろいろうまくいかないときとかさ、なんというか運命のせいにしたくなることってあるじゃないですか。名前のせいだとか、生年月日のせいだとか。
私は自分の名前をたいして気に入っているわけではないが、自分の顔やその他外見的な点、性格等も気に入っている点がないので、名前であれこれ文句を言ったところでどうなるものでなし、とも思っている。まあ唯一、自分のいい点かもと思うのは、ほかのひとが私をみて「あれよりは私はマシかも・・」と思ってもらうことで多少の慰めになるのではという点くらいかなぁ。

名前には確かに「いいな」と思うような自分好みのものというのがある。また、その人の雰囲気にあっている名前など素敵だと思う。
そして、やっぱり自分が好きな人の名前はどうあれ特別なものとなる。その名前を見かけるたびに、耳にするたびに、その人の姿が好ましい感情とともに浮かび上がる。それは幸せな感情なのである。

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コーヒーを飲み歩く 2

2021年03月04日 | 生活
息子のバイオリンの時間にその周辺のカフェでコーヒーを買ってみるという個人的企画。
今回は、Gray Oliveカフェに行ってみた。ヘイスティングス沿いであるが、音楽教室のある場所から4ブロックくらい西方向。ここあたりが歩いて30分以内に往復してこれる限界だ。この先まで行っちゃうと間に合うように帰ってこれないだろう。
この店は何年も前からあるけれど私が行ってみたのは初めて。エッグベネディクトだとかバーガーだとかサンドイッチ、ワッフルなんかも提供するお食事できるカフェだ。今はテイクアウトとデリバリーのみで営業しているとのこと。

アメリカーノをたのんでみる。ミディアムサイズで3ドル70セント。大きさ、値段は普通だなぁと受け取りながら考える。味も普通でした。可も不可もなく。スタバやJJビーンのアメリカーノよりはおいしいと思った(この2つは有名店だが作る人によって「薄すぎる!」ということが起きる)。お店の人は感じがよかった。ただコーヒー買うだけだけど感じの悪い店員とはやはり遭遇したくない。しかし特筆するところがなく・・・この距離を早足で歩いて買いに行きたいわ!というほどのものではないかな。

さて別日。
雨が降っていたので、教室から一番近いCafe Divanoへ行ってみた。ここへは数年前に何回か行っているが最近はこのあたりに用事がなかったため全然行っていない。今回、普通のドリップコーヒーを頼んだ。朝食をほとんど食べていない状態だったのでマフィンみたいなお菓子も買った。合わせて7ドル50セント。まあ普通の値段である。コーヒーはやや酸味が強い感じで、思ったよりも薄くて物足りない。うーん、これならこんなにお金出さずとも家で淹れたコーヒーで十分いいかなって思う。お菓子も可もなく不可もなく。まずくないだけましってところ。
友達とお茶しようってことになってここに入ってコーヒーを飲むっていうような感じなら十分良いが、「ここのコーヒーが飲みたい!」からわざわざ出かけていくとまではならないという感じだ。

またまた別日。
教室から1ブロックほど西方向にあるCafe Artigianoへ。ここもバンクーバーを中心に何店舗も展開している店だ。最近知ったのだけど、お隣のアルバータ州にも店舗があるそうな。教室に近いヘイスティングス沿いにある店は、前に何回か行ったことがある。中は結構広くて座席数も多くいつもは混んでいる。だけど人と集まっちゃいけないという規制がある今は、さすがに混んでいないようだ。無難に普通のドリップコーヒーを頼んでみた。コーヒーはやや酸味が強めだけど、まあおいしかったかな。ただ蓋の飲み口のところからコーヒーが飛び出しやすかったのが難点。こういう持ち帰り用カップとその蓋に関しては、なかなかベストなものに出会わない。

あともう1つ、教室から近いとこにカフェがあるのだが、ここはなぜかわからないが混んでいて店の前に行列ができている時がある。チョコレート専門店なのだが、ペストリーやケーキもおいていて確かにおいしい(お値段はやや高いけど)。コーヒーは頼んだことがないのでよく分からない。店は狭いから人数制限をしている今は外に列を作らざるを得ないのかもしれないけど、正直なんでこんなに人気なのか分からない。私は頼んだことがないから分からないだけで、コーヒーもおいしいのかも?
てことで、試してみたいところだが列に並ぶとなると、30分の制限時間内に間に合うか微妙に不安なので試せずにいる。いつになるかわからないけど制限時間がないときにトライをしてみるかな。




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