こんな波乱万丈の脚本を誰が書いたのでしょう!!侍日本が一致団結、一つになって取り組んだことが世界一の地位を掴んだに違いありませんけれど。準優勝戦・優勝戦、奇跡的な、漫画にもないような勝負、これはやはり野球の神様の脚色でしょうか。村上ではない本物の神様の仕業でしょうか。
ばらばらのチームから集まった選手たちが、短い時間で心の通い合うチームになれたことが成功の大きな一因であり、その先頭に立って後輩たちを率いたのがダルビッシュだったとのこと。自分の名誉やプライドのためではなく、「侍日本」が勝つためにはと一図に考えキャンプにも初めから参加したのだと言います。
冬、日本に帰国していた大谷のこんなインタビューの答えが報じられていました。
「日本に帰ってホッとしている時はどんな時ですか」
「う~ん、毎日満足できる練習ができるし、終えて自宅に帰れば美味しいご飯が頂けるし、睡眠は大事ですけれど、寝る時間が来たら、心地よいべッドと枕があるし、何の不満もなく野球に打ち込めること、何の不足もありませんよ」
「ああそうだ、日本でコンビニへ一人で入ったこと、嬉しかった。トイレを借りに入ったのですが、アメリカではこうした自由な時間が少ないのです。通訳が付いてくれますし、店までは車で送り迎えされます。コンビニにふらっと入ることがこんなに楽しいものなんだと知りましたよ。」
グランドに飛び出していくとき、一人がちょっとした言葉をはなし、みんなで声を合わせて気合を入れて駆け出していくことになっているようです。これを「声出し」と呼ぶようです。
きょう優勝戦は、リーダーは大谷でした。
「憧れるのはやめましょう。あこがれの的になる選手を越えるために来たのです。越えて、勝つために来たのです。今日は憧れるのは止しましょう。さあ、行こう!!」「わーお!!!」
見事越えました。これ以上ないドラマを作り上げてくれました。
おつかれさま。ありがとう。