今日も侍日本の言葉をメモします。おせっちゃんの感動を自分のために書いておくものです。読み飛ばしてくださって結構です。
あれだけ、テレビを見ておりましたのに、選手のお名前が理解できていないおせっちゃんです。その点もご容赦を・・・。
侍たちが帰国しました。空港で会見です。皆さんに「一番印象に残ったシーンは?」と質問がなされました。いろいろな場面が、それぞれに感動的に語られます。中に下記の答えがありました。
村神さまは三冠王を最年少で取った侍です。不振に喘いでいます。本人も苦しいでしょうが周りも・・・応援する全国民も、気をもんでいること疑う余地がありません。次のバッターが神様です。ここで打ってもらわなければ優勝は狙えなくなります。
監督の信念は揺るぎません。最後まで神様を信じて使います。その監督の言葉を伝えに近づいて行ったのだそうです。神様は何しに来た?交代か?バントをしろか?不機嫌この上なしの顔。きっと、自分への不安も加わっていたのでしょう。監督の言葉を伝えます。「思い切って打て!俺はお前を信じている!!」
神様の顔が、急に変わりました。スイッチが入ったようでした。そして打ちました!!!
この時の顔の代わりを一生忘れないと思います。
監督のぶれない信頼が、ほんのちょっと狂っていた神様の気持ちの配線を正したのだと思います。
古くなりましたが、愛読している「折々のことば」にこんな言葉が取り上げられているのを思い出しました。作家の石牟礼道子を永らく傍で支えた評論家の渡辺京二の言葉です。
人間はね、ある人からあてにされるということ以上に生き甲斐はないんですよ。
監督の信じる心が間に合いました。
スポーツには、人生のこんな大切なことも気づかせる力があるのですね。