おせっちゃんの今日2

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なぜ女性だけ制服なんですか

2022-12-14 15:02:12 | 時の流れ

10日の朝日新聞夕刊第一面にタイトルの文字が問題を投げかけていました。詳しいことはそれを読んでいただくことにして、ざっと記事をまとめてみました。

金融機関の窓口の女性職員はそろいの制服というイメージがある。でも、
女性だけが制服を着ていることに違和感がある。
制服姿の女性は男性に比べて補助的な立場だと社内外から見られているように感じる。
などの意見が出てきた。

制服には店の統一感を高めたりお金を扱う上で、大切な公私の切り替えができる。との意見もあるが、なにを着れば、お客様に好印象を与えるか、を考えて働く方が結果的に信頼を得られる。と制服廃止を決定した。
男性女性の性別での区別を失くすること、今や一番の条件なのですね。

英語が全くダメなおせっちゃんが、アメリカの女子高校生を2週間ホームステイさせたことがあります。妹のらい太が、私より積極的で、新しいことに挑戦するタイプの人間です。らい太家・おせっちゃん家どちらの子どもたちも学校に行っている頃のことです。ホームステイを引き受けていた、らい太が、検診で胃がんの診断を下されました。手術は早い方がよいと、急遽入院ということになったのです。おせっちゃんは突然後を引き受けざるを得ないことになったのです。Kは大学4年生で、就職の内定は出た夏休みのことです。あちこち連れて行くのは彼が引き受けてくれましたので、おせっちゃんは、要するに飯炊きおばさんでした。

単語を連ねたり、手ぶり身振りで意思を伝えたりの2週間でした。
エイミーというアメリカ娘はらい太家の娘たちと、Kも高校時代は通っていた日比谷高校に生徒として入学しました。制服はらい太家の娘のものを借りたのでしょうか、私服だったのでしょうか。
ある時、制服の話になりました。「みんなが同じ制服を着ることをどう思うか」との話し合いになったことがありました。

エイミーの返事は「コンビニエンス」でした。自由だといろいろおしゃれをしたくなるし、決まっていれば、それさえ持っていればすぐ身支度できて便利〰というのでした。

この時代には、制服の男女差別などまったく問題にもなっていませんでした。
以前書きましたし、私の恥ずかしい歴史の一ページですから、なるべく書きたくないのですが、大学卒業後、3年間だけ、不真面目教師をしました。今はもう全く違った高校に変わっていますが、当時、その学校は言いにくいのですが、県立を落ちた子が入る2流校でした。中には風紀を乱すような子も出てくるのです。知識を教えることに加えて、風紀問題が指導の大きな部分でした。
兎に角締め付けを厳しく、きちんとした服装が正しい高校生を作るという一点張りでした。制服のスカートの長さ、上着を改造してないか、ネクタイはきちんと結んでいるか、眉毛を描いていないか、前髪が眉毛にかかっていないか、などなど、調べるのが教師の仕事でした。

ここまでやられると、もはや制服の便利さも、統一感もあったものではありません。
自校への誇りも何もあったものではありません。この教えの一端を担ったのだと思うと、ますます、自嘲したくなります。

 

 


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