姫路大手前・岡崎外科 消化器肛門クリニック ブログ・肛門科通信

姫路城が好きで姫路在住の消化器・肛門科医によるクリニックのブログです。胃腸肛門の情報あり、気軽にお越し下さい。

リースですクールです。岡崎外科

2010-11-30 13:14:34 | 医院内外の様子
当院スタッフがクリスマスリースを作ってくれました。すばらしい出来で感動ものです。とてもcoolです。最近やっとこの言葉も日本で通じる様になりましたね。coolなリースとcoolなスタッフに会いにきてください。昨年2009年のリースはこちらです。

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おなか医者(25)放射線科とやりおうた!

2010-11-30 00:00:46 | おなか・おしり医者奮戦記
大学病院休日当直中の話。急変患者の診断のために、腹部レントゲンを放射線部にお願いした。診断上2枚の写真が必要だったのだが、どうしても技師さんが「休日は一枚ずつしか撮影できません、規則です」と言い張るのです。今ならCT一回ですむ話ですが、当時はCTは大変だったのです。7階の病棟から時間をかえて2回撮影に行けというのか、とこちらも必死です。とうとう放射線科のN田教授が電話をかけてこられて、「分かりました。今回必要なので、撮影します。ただ規則ですので、お断りした技師の言うことも理解してください」と言われました。N田先生も大層な紳士ですので、恐縮してしまいました。さて、翌月曜日。これはO里先生から大目玉を食らうなと覚悟していますと、「昨日は放射線科とやり合うたそうですなあ。元気がよろしいなあ」とニコニコ。褒めるふりして叱っているのですが、こちらはそれが分からないほど「あんぽんたん」でした。しかし持っている熱気だけは一人前。そんな若い医者を支えてくれる大きな先生だったのです。

恩師の訃報に接し、急に書きたくなって綴った、1990年のころの思い出話。25回を期にひとまず終了し、以後随時掲載とします。おなか医者の話だけでたっぷりありそうで、おしり医者の話はまだまだ先のようですね。

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おなか医者(24) 助太刀なされよ(2)

2010-11-29 00:00:18 | おなか・おしり医者奮戦記
 手術中にO里先生から言われた「助太刀(すけだち)なされよ」には感じ入りました。私たち外科医のやっていることは、まさしく助太刀なのです。悪いところを切り取り、良いところをつなぎ、何だかすごく治している感じがしますが、実は助太刀です。縫ってつないでも、本当は治っていくのは患者さんの力。私たちはその邪魔をしないようにすることが一番の仕事です。肛門外科でも、大きな傷を作ることがありますが、治りやすく感染しない傷に作るのが仕事、実際に治っていく力は患者さんのものです。世界の外科の父、パレと言う人は、「私が処置し、神が治したもうた」と言いましたが、極東の国では「助太刀なされよ」だったのです。この言葉は、今もお尻の手術をしながら、また内視鏡をすすめながら、おりに触れ思い出します。そして懐かしくO里先生を思い、頭の中が「しん」とします。

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おなか医者(23) 助太刀(すけだち)なされよ

2010-11-28 00:00:57 | おなか・おしり医者奮戦記
 O里先生には、ひどく怒られた記憶がありません。丁寧な言葉で諭されて、しみじみ反省するという感じでした。大学病院では、手術の際に若手の教育のために、若いドクターを一人多く手術に入れます。ある日私は「第三助手」として、術者O里教授の左側の大変狭いスペースに体を斜めにして、伸び上がって手術に入っておりました。私の仕事は「鉤引き(こうひき)」と言って、術者の視野を良くするために、肝臓やら胃袋やらを「よける」ものでした。O里先生は左利き、どうしても私の鉤と当たってしまいます。「術者に当たりなさるな」と言われます。「はっ」とはいうものの、そこはまだまだ素人同然。私の鉤引きがよっぽどへたくそだったのでしょう、とうとう「助太刀(すけだち)なされよ」と言われてしまいました。手術をすすめ易くするどころか、邪魔をしていたのです。

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おなか医者(22) 最初の師匠はお殿様

2010-11-27 00:00:44 | おなか・おしり医者奮戦記
 私の最初の師匠、O里先生はそれはそれはダンディで、上品でお殿様のような感じだったのです。色白の細面(ほそおもて)、髪は銀髪、姿勢もよくすらりとしていて、物腰も、ものいいもまさしくお殿様で、下々のものは「へへー」って感じで、その人格にひれ伏すとでも言う感じでしょうか。なんだか巧く書けませんね。もちろんそれだけで弟子入りを決めた訳ではありませんよ。医局決定のお話はまた別の機会に。ともかく、入局して初めて出勤するときは、若侍が登城する気分でした。「ほう、ほう、ほう。揃いましたね。先輩の言うことをよく聞いて、上医におなりなさいよ。」我々新入局の五人は、平伏して聞いたものです。ひととなりに惹かれる、本当に素敵な外科医だったのです。

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おなか医者(21) 最初の師匠O里先生

2010-11-26 00:00:54 | おなか・おしり医者奮戦記
 1990年当時、医学部を卒業すると、すぐに入局といってそれぞれの診療科の教室に入っていました。私は労働省立労働医科大学(仮名)を卒業し、同じ大学の第一外科(消化器外科・一般外科)へ入局しました。自分の尊敬するO里教授の教室を選んだ訳です。一人ひとりの医者の歴史は、師匠との出会いの歴史です。普通最初の師匠を選ぶのは、入局の時です。卒業大学の医局を選びましたから、出会いは学生時代ということになります。教員の先生とは、講義、部活動、臨床実習などで濃厚な接触!がありますから、学生の方も「たっぷり品定め」をするのです。もちろんそんな偉そうな態度は入局まで。入局すると奴隷生活が始まります。ま、それはともかく、O里先生は講義中も、学内を歩いているときもとても素敵な先生でした。

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11月26日(金)は休診です。岡崎外科姫路肛門科

2010-11-25 11:07:48 | 姫路城の写真
11月26日(金)は浜松で開かれる日本大腸肛門病学会に出席のため、休診です。ご迷惑をお掛けしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。学会では、「患者さんの言われる便秘には程度の軽いものもあるので、下剤は弱いものから使うのが望ましい」という内容の発表をします。発表のタイトルは公開されていますが、それをみて、既に製薬会社さん2社が「聞きに行きます」と、発表前から手応え十分ですね。がんばってきます!
 次の診察は29日(月)になります。写真は三の丸広場の一本銀杏です。急に見に行きたくなる木の一本ですね。お城の方は、いよいよ南面の見学施設部分の増設が始まっています。

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おなか医者(20) オーベン・コベン?

2010-11-25 00:00:25 | おなか・おしり医者奮戦記
 私にとって最初のオーベンだったF本先生ですが、指導される側はコベンと言われていました。コベンとは大の反対の小の意味で、ドイツなまりの変な日本語です。ま、それはともかく。私が最初に師事した第一外科の教授がO里先生、そのコベンが後の二代目教授の糸尾先生(仮名)だったとのこと。それで、私のオーベン・F本先生は、「俺が教授になったら、お前は助教授やね」とご機嫌でした。その発想の是非はともかくとして、当時オーベンとコベンの関係は、それほどがっちりしたものだったのです。さて、今の外科はどうでしょうかね。(この物語はフィクション+ノンフィクションです。さきほどオーベン・F本先生より直々に内容についての指摘があり、訂正いたしました。20年経っても、オーベン・コベンなのですよ!)

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おなか医者(19) 最初のオーベン・ゲフ先生

2010-11-24 00:00:54 | おなか・おしり医者奮戦記
 私が入局したときの最初の指導医(ドイツ流にオーベンといいます)がF本先生でした。現在福岡県でクリニックを開業されています。色んなことを教わりました。「自分で調べてから、質問せよ」「専門家に聞け」「電話じゃなく出向け」「カルテはきちんとしっかり書け」「患者に電話をかけろ」・・・今も自分の基礎になっていると思います。勉強を強いる先生でしたが、調べものの途中なのに我々研修医を引っぱり出して飲みに連れて行ってくれるのも先生でした。アルコールが入るとご機嫌になり、「げふ」とげっぷをするので、我々は陰で「ゲフ先生」と呼んでいました。ある日院内ポケベル(今はPHSですが)に応えて電話に出ると先生から呼び出し、曰く「ゲフですが」。あちゃーばれてましたかあ。

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おなか医者(18) 見た目の怖いKuro先生

2010-11-23 00:00:28 | おなか・おしり医者奮戦記
 私の入局したころの労働医科大学(仮名)第一外科は、すっごく多士済々。術前カンファレンスでの先生方の「吠え方」は凄まじく、他科ドクターから「動物園のようだ」と言わしめたこともありました。そんな中一番見た感じが怖かったのがKuro先生。こんな言い方は失礼なのですが、大変愛嬌のある方で、見た目は「黒っぽいライオン」にもかかわらず、実は「らい4ちゃん(毎日放送キャラ、これは関西以外ではわからんか)」みたいでした。九州道や都市高速をぶっとばすことでも有名でしたが、何故か捕まらず。Kuro先生曰く、「わし、なんか捕まらんのよねえ。警察おっても。わしの後ろがとめられるんよ」。私が入局した際にKuro先生が言われた言葉を覚えています。かみしめるにふさわしい言葉です。「血圧が高いから、下げよう。血糖が高いから、下げよう。そんな、簡単な医者になるなよ」

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