姫路大手前・岡崎外科 消化器肛門クリニック ブログ・肛門科通信

姫路城が好きで姫路在住の消化器・肛門科医によるクリニックのブログです。胃腸肛門の情報あり、気軽にお越し下さい。

おなか医者(23) 助太刀(すけだち)なされよ

2010-11-28 00:00:57 | おなか・おしり医者奮戦記
 O里先生には、ひどく怒られた記憶がありません。丁寧な言葉で諭されて、しみじみ反省するという感じでした。大学病院では、手術の際に若手の教育のために、若いドクターを一人多く手術に入れます。ある日私は「第三助手」として、術者O里教授の左側の大変狭いスペースに体を斜めにして、伸び上がって手術に入っておりました。私の仕事は「鉤引き(こうひき)」と言って、術者の視野を良くするために、肝臓やら胃袋やらを「よける」ものでした。O里先生は左利き、どうしても私の鉤と当たってしまいます。「術者に当たりなさるな」と言われます。「はっ」とはいうものの、そこはまだまだ素人同然。私の鉤引きがよっぽどへたくそだったのでしょう、とうとう「助太刀(すけだち)なされよ」と言われてしまいました。手術をすすめ易くするどころか、邪魔をしていたのです。

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