それから何年後か。 銀行も辞めて、田舎で病気療養、また働き始めて東京に戻った頃の話。
出勤途中、秋葉原で偶然その借金を踏み倒した昔の上司を見かけた。
面白いので、気が付かなか無いふりをして、相手を目で追うと、、、、、、、、
こちらに気が付いて、、少しずつ、少しずつ後ずささりしてホームを一番後ろに行き、 「信じられない」と自分に聞くように本当かと確認していた。 何度もこちらを確認して 気づかないように去っていった。
そいつらしいと思った、関わりあうもの面倒なのでそのまま放置した。
しかァし、、、、
通勤時間が同じだからか、それから何度も見かけるのだ、、、相手は気付かないが。
それがある日、ばったりと出会いがしらで出会った。
相手は観念したように「あら、○○ちゃん、元気だった。」 と、何も無かったかのように声をかけてきたのだが、
借金踏み倒した事などには触れないから、、、散々迷惑かけてそれか?借金返せあほ。 と言ってやった。
通勤時のホームで、大声で言ってやった。
すると、ばつが悪そうに そういうこと言うんだな、、解った、などと言ってどこかへ消えていった。
しかし、因縁は続く、 逃げられないのだ。
乗っていた電車がホームに止まると正面にそいつが待っていた。 こちらに気が付いた、すると、何事も無かったかのように、また、さりげなくどこかへ消えて行った。
次もあって、
今度は、乗っていた電車のドアがあくと、 正面からそいつが乗って来た。 可哀想だがこちらに気づくのが遅かった。
乗って来たら自分がいたのでびっくりしたのだろう、気が付かないように後ろを向き、また、次の駅で降りてどこかへ消えていった。 かわいそうに、いつまでたっても、俺に会うことになっているようで。。。。。
結局 それっきりになったが、
その後も、そいつの悪評は色々と聞いた、、そして、、遂に 借金で首が回らなくなり、自己破産。
勤めていた銀行から借りている住宅ローンも退職金で返済しきれず、結局 首になった。
面白いもので自己破産しても銀行に勤めている馬鹿もいるのだが、、そいつは首になった。 よほどの悪行がばれたのだろう。
その後、共通の知人を頼って行ったようだが、、そこでも、過去の裏切り行為から相手にされずに 謝絶された。
その共通の知人さんは、 やっぱりそいつに金を貸していたが返って来なくても許してやり付き合いを続けていたようないい方なのだが、、、、、その人にも結局見放されてしまったのです。
長岡花火から、、、思わぬほうに話が進んだが、、、今も鮮明に覚えているさまざまな出来事。
経験から学んで、生かしたい。 何度失敗しても学べば勝ち。。