最近やたらと増えている熱中症に関する話題。
今日はTVで、実際に救急車で病院に運ばれている人が取り上げられていた。 重症から軽症まで、様々だったが、軽症の大学生なら自分の方が酷かった。
1999年の夏、お盆で帰省中の話。
潰瘍性大腸炎で下痢が止まらなかったので、水分もあまり取らず、車のエアコンもかけずに炎天下、渋滞に巻き込まれて5.6時間経っていた。
途中のサービスエリアではトイレが間に合わず、大変だった。
トイレに行けば出血もあり、かなり参っていた。
途中段々寒気がしてきて、不思議に思ったがそのまま迂回した田舎の道を走りとおした。
すると段々手足がしびれてきた。 何とか家までたどり着いたが、着くと同時に全身が痙攣して震えだした。
びっくりしていた事もあり、当時は熱中症とは直ぐにわからずただ震えが治まるように寝ているだけだった。
こちらは、潰瘍性大腸炎の事もあり、大変な思いをしていたが、実家の親は遠めで笑ってみているような感じだった。それがむかついて仕方がなかったのを覚えている。
そんな中、姪っ子が、当時4歳になったばかりだったが、真剣に心配してくれた。
「大変だ、大変だ、、、。」と、騒ぎながら隣の兄の家に戻ったと思ったら、体温計を持って帰ってきた。
体温を測ると 40.5度。 こちらもびっくり、寒いのに体温が高かったから。
今度は 「大変だ、、大変だ、、。」と、また兄の家に戻って アイスノンを取ってきた。 俺の頭に載せてくれて、がんばって、と励ますと、
また、「大変だ、、たいへんだ、、、。」と、走っていった。
帰ってくると 今度は冷蔵庫からポカリエットを、持ってきてくれた。
姪っ子の助けで楽になってきた俺は、明らかに熱にやられていると思い、風呂場で水を浴び続けた。
するとしばらくして体温が38度位に下がり、その後は、順調に回復し何事もなかったように元気になった。
潰瘍性大腸炎が約2年、激しい下痢で体力がなくなっているところに炎天下での運転、脱水症状、そりゃ 身体もこたえたはずだ。
1歩間違えば、死んでいたかも知れない。
しかし、当時まだ4歳になったばかりの姪っ子が、何故あれだけ完璧な、神がかり的な対応をしてくれたのか、未だに不思議だ。