大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

老いて歌おう、人生万葉

2023年03月30日 05時22分25秒 | 日記

 《高齢者の万葉集》とも呼ばれる短歌の大会があるそうです。
 宮崎県社会福祉協議会主催の『心豊かに歌う全国ふれあい短歌大会』のことで「公募の対象は介護や支援を受ける高齢者や家族、介護職など」だそうで、「津々浦々から素朴な心情を詠んだ歌が集まり、《高齢者の万葉集》とも呼ばれる」とのことです。
 「きっかけは宮崎市在住の歌人、伊藤一彦さんが1995年に高齢者施設でした講演だった」そうです。「会場から『歌を詠んでみたい』と声が上がり、伊藤さんの〈出前歌会〉が始」まって、「ボランティアも加わり、歌づくりを支える輪が広がった」そうです。「大会は発表の場として、県内から公募する〈宮崎大会〉として開始。〈九州大会〉を経て、2002年に〈全国大会〉となった」そうです。「昨年の大会の成果は〈老いて歌おう全国版21集〉として出版され」ているそうで、「47都道府県と台湾の2014人の3300首が寄せられた」そうです。その構成がすごいです。「70歳以上が約1300人。100歳以上は34人で、最高は108歳だ」そうです。〜これは、人生の特別記念になりますね。
 新聞に掲載されている歌人、「福岡市早良区長岡之子さん(90)の歌は〈97歳の夫との会話『あれ・これ』と動作の流れでおほよそわかる〉」で、「選者の伊藤さんに高く評価された〈われ選(えり)し柔らか靴を履く夫が歩数を伸ばす一・二・三歩と〉は87歳での歌」のだそうです。〜オーびっくりです。
 「類例のない大会は20年の節目を超え、世相を反映しながら、これからも歴史を紡ぐ」と評されています。
 「今年の作品募集は6月1日〜7月31日の予定だ」とのことです。
 連絡先は「宮崎県社会福祉協議会0985(31)9630」です。
(下:2023年3月16日 西日本新聞〈シニア100年ライフ〉欄-特別編集委員・岩田直仁「老いて歌おう《高齢者の万葉集》 20年超え続く介護受けるお年寄り、家族、支える介護者 宮崎発、全国から応募」より)