「2022年に生まれた赤ちゃんの数(出生数)は前年比5・1%弦の79万9728人で、統計開始以来、初の80万人割れになったことが(2月)28日、厚生労働省の人口動態統計(速報値)で分かった」そうです。「外国人を除いた〈概数〉は77万人前後になる見通し」だそうです。「国が17年に公表した推計は、速報値の80万人割れを33年と見込んでおり、10年超速いペースで少子化が進んでいる」とのことです。
「死亡数の速報値は158万2033人(前年比12万9744人増)に上り過去最多となった」そうで、「死亡数から出生数年を引いた人口の自然減は78万2305人(17万2913人増)で過去最大の減少幅だった」そうです。「出生数減は未婚化や晩婚化のほか、新型コロナウィルス流行の長期化による生活環境の変化も影響したとみられる。厚労省担当者は『若者の経済的不安定さや出合いの減少など、いろいろな要因が複雑に関わっている』と分析」されています。又、「民間調査ではこの10年間で女性の出生率が正社員では上昇した一方、非正規や専業主婦らは低下したとの分析もある」そうで、「背景にある支援策の偏りをどう改善していくのか」の問題提起と実態もレポートされています。
(下:2023年3月1日 西日本新聞「出生数初の80万人割れ 22年速報値 推計より10年超早く 正規と非正規 支援に格差」より)