大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

自然治癒力

2013-04-28 | 食生活
自然治癒力とは、自然が光合成と原子の転換によって作り出してくれる、ビタミンの働き
によって、日々健康でいられることだと思います。
 それらを作り出している植物のすばらしさ、お米や野菜の使命、そして自然治癒力の基本
である大地の力。台風などの自然災害と思われている自然の営みも決して意味なく起きて
はいない、自然治癒力の一つだと思います。
 大風が吹き荒れたあとの山は、枯れ木や枯れ枝がきれいに吹き落とされ、大地の栄養と
なって循環しています。大水害と思われる大雨も、化学肥料、農薬で汚染された土を洗い
流し、海へ。海底深く沈め、地殻の中に取り込まれ、高温で浄化される。又、上流の肥沃な
表土を下流に運び、豊かな大地を作り、豊かな実りをもたらしてくれます。
その豊かな実りをもたらす大地には、人は住んではいけないのですが、そこに住み、作物の育つ大地をがれきの山に
しています。そして、低い土地ですから、水害が起きるのは当然ですが、何とか身を守ろうとして高い堤防を作ってしま
うために、豊かな実りをもたらす表土は頂けなくなってしまっています。
 人々が元気で健やかな日々を送っていた時代は6000年より前の時代の様です。いつからか、お金というものを考え
出した人々が、全てをお金にする仕組みを作り上げ、食料だけではなく、水までもお金も受けの道具にしてしましました。
最後には、空気を金儲けの道具にすることのようです。なんと恐ろしい仕組みを作り上げてしまったのでしょう。
このままでは人類に未来はありません。          
  化学肥料や農薬、除草剤や毒ガスをいのちの大地に撒き、石油から作られた、消化吸収
できないもの、これらが人体の中でダイオキシンという最強の毒物となって、癌や様々な病気の
原因となっていますが、ここにも金儲けの仕組みがありそうです。国家がいくら借金をして
予算を組んでも、その半分は医療関係に消えていく事に目を向けてほしいと思います。
 自然治癒力を人体に伝えてくれるのは、化学肥料、農薬などを一切使わないで育つ、
旬の食べ物しかありません。穀物からエネルギーをいただき、野菜や海草からミネラルや
ビタミンを頂く。不足するミネラルは、自然海塩で作られた発酵食品を頂くことで補われます。
一方、化学肥料を使い、ハウスで栽培されると、作物に含まれるビタミンは激減してしまう
そうです。
  ここで、ビタミンの大切さについて書いてみようと思います。
 ビタミンを発見したのは、静岡県出身の鈴木梅太郎という方で、昭和18年に亡くなられています。鈴木先生が
ビタミンを発見されたのは今から90年前のことだそうです。それまで世界中の誰も知らなかったのですね。
きっかけは、日本人の主食である米の研究だったそうです。かつて江戸時代に庶民の食生活が変わり、白米を
食べるようになってから、「江戸わずらい」といって、今でいう脚気に罹る人が続出したそうです。脚気についての
研究の結果、米ぬかの中からビタミンB1が発見されたのです。
 ビタミンB1が欠乏すると、脚気の症状、しびれ、筋肉痛、心臓肥大、食欲減退、神経症状の異常などがあります。
玄米を食べることがいかに重要かわかりますね。
 ビタミンB2は酵母や胚芽、肝臓に含まれる黄色の物質とあり、不足すると、成長が遅る。口内炎や唇がただれる
といった症状が出ます。
 ビタミンCは新鮮な野菜や果実、緑茶などに含まれ、不足すると壊血病になりやすい。
 ビタミンAは動物の肝臓、卵黄、バターなどに多く含まれる。人参などに含まれる黄赤色の色素カロテンは動物体内
でビタミンAに変わる。欠乏すると発育不良、夜盲症、角質硬化などの症状が出やすい。
 ビタミンKは緑色植物、海草、動物の肝臓に含まれる。血液の凝固を促し、欠乏症として血友病があります。
 ビタミンDは魚類の肝臓、卵黄、干し椎茸などに含まれ、血液中のカルシウムの量の調節に関与し、欠乏すると
くる病になります。
 ビタミンB3は自然海塩を使った味噌、醤油、梅干し、沢庵などの発酵食品を摂ることで体内で作られる。
不足するとうつ病を誘発するといわれている。
 ビタミンB12は肉や魚に含まれ、神経系に関与し、不足すると、人との協調が出来なくなるといわれてます。
 ビタミンB17はアミグダリンといい、バラ科の植物に含まれる。梅の実、ビワの葉、実に多く含まれ、炎症を取る作用が
ある。癌をはじめ、体内に起きる炎症を消し、皮膚の再生を促す。やけどの特効薬。
 このように、人々の肉体生命を支えているのは大自然がこしらえてくれたものです。人工の力で作られたビタミン類は
使ってはいけません。全て自然がこしらえてくれたミネラルやビタミンでないと人体を健康にはしてくれません。
しかし、現在に至っては、人を健康にする食物は殆どありません。国を挙げて化学肥料と農薬がないと食料不足になる
と思い込み、取り組んでいるのです。
 全ての人が循環農法に取り組めば、何とかなるかもと思ったりします。化学肥料、農薬を一切使わない、旬のもの
しか食べられないと気が付いてください。健康で安らぎの日々、これ以上の幸せがあるでしょうか。大自然は完璧です
60年70年で知る事は微々たるものです。ましてや10%の健在意識、肉眼でとれらえられる世界が全てだと思っている
人々にとって、大自然の中にしか人々の幸福はないことに早く気付いてほしいと思います。
                      なずな通信 2013.4月号巻頭文 赤峰勝人箸 「自然治癒力」より


 北へ帰る途中立ち寄り 田んぼでしばし休憩 

   
    大きなかぶ家族 羊と山羊さんが 道路を堂々と散歩  

      牧草畑を 颯爽と走る 

   
春 北へ帰る 渡り鳥

最新の画像もっと見る

コメントを投稿