見玉不動尊は不動明王を祭る天台宗のお寺です。
壇の浦の合戦で平家が滅びた年に、平清盛の家臣宮本清左ェ門がお告げによって平家の守護神である不動明王を奉持して見玉村にいたって安置し、自ら初代住職となって正宝院が誕生しました。
本尊である不動明王像の裏には「清盛内知見」の文字があったと伝えられています。
現不動堂は大正三年焼失した後に再建されたものです。
本尊・不動明王は眼病に特に霊験があり、昔から多くの眼病治癒の逸話が残っています。
高さ二メートル半の金剛力士の仁王門をくぐり70段の石段を登り不動堂に至ります。
構えています。
境内は老杉巨木におおわれ、本堂へ登る石段に沿う岩石の間を流れ落ちる清水は各所に滝をつくり水の流れと水音が自然に恵まれた霊地をつくっています。

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