うちの芝生が一番青い

Tokyoに暮らす、ごくごく平凡で標準的な【ナイスサーティーズ】の奮闘記。

目黒シネマ・2

2011年11月26日 | 日記
以前ご紹介した「目黒シネマ」

映画好きが厳選した名画を二本立てで、しかも破格のお値段で見せてくれるこの小さな映画館。
大好きなお気に入りの空間、月に一度はここに潜ります。

特に【映画好き】という訳でもないこのワタクシ。
でもこの小さな名画座で出会う映画は、いつも自分に「何か」を残してくれます・・・。


先日観たのがこの2本。



「アリス・クリードの失踪」




2人の誘拐犯と被害者の女性。
密室で繰り広げられる人間模様。めまぐるしく変わる展開。そして切ないエンディング・・・。

出演者はたったの3人。
なのにこの完度に驚くばかり。

本当にお金がかかっていない映画ですが、映画って制作費じゃないんだぞ!
この新人監督ただ者ではないと思います。

イギリスの映画特有の雰囲気も私の好みでした。



「127時間」




趣味のロッククライミング中に、腕を落石に挟まれ動けなくなる主人公。

絶望的な状況の中、冷静で居続けようと努力する、ひたすら考え続ける。

「生き続けたい」という思い。
死への恐怖との闘い。

さまざまな苦闘の末、壮絶な脱出シーンはあまりのリアルさに鳥肌が立ちました。

全て実話に基づいたストーリー。
こちらも映画のほとんどが主人公一人のシーンである。


「生き続けたい!」
そのエネルギーにただ圧倒される内容でした。




2本しっかり見た後、いつも「満ち足りた」気持ちで家路につく。
そして「何かが」しっかり残っている。

目黒シネマに感謝をこめて、☆5つ進呈です。

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