うちの芝生が一番青い

Tokyoに暮らす、ごくごく平凡で標準的な【ナイスサーティーズ】の奮闘記。

東京文化会館 と オランダの芸術活動

2011年06月27日 | 建築、デザイン
西洋美術館の向かいに建つ「東京文化会館」。
幾度となく当ブログに出てくるこの建築、私の好きな前川國男氏の作品です。




深く出た軒、そのアール形状が際立って美しい。

 メイン通路側はカフェスペースとなっています。


こちらメインのエントランス付近。




スチールサッシのガラスの切り取られ方に注目です。




シンプルな黒い格子が 規則的に並んでいるのがわかりますね。
そこに赤、青、黄といった原色をアクセントカラーとして使っています。

ここからわかるのは、前川さんはフランスの巨匠 ル・コルビジェの弟子なのだけれど
戦前 オランダで起こっていた【デ・ステイル】の影響も受けていたのだろうな・・ということ。


【デ・ステイル】の特徴は シンプルな線で構成された構図とシンプルな原色の色づかい。

代表的な作品としては

・【レッド・アンド・ブルー チェアー】




・【シュレーダー邸】



実はミッフィーも一連の流れで生まれてきました・・・






当時時代の最先端を進んでいた前川建築。
よーく見ているといろんなものが見えてきて面白い・・・。

 中から見ると こんな感じ