ねいろ便り

私の作る器が誰かの暮らしを彩ったり、美味しくしたり、楽しくしたり、応援したり、できると信じて今日も制作しています

やや秋の気配ありですね

2014-08-24 | 日記
あちらこちらで豪雨があったり、今年の夏はなんだかおかしいな、と思いつつも、
気が付けば朝晩涼しかったり、ん?秋風?という感じがしてきました

もう秋というのもなんだかさみしいような・・・

ところで、青山スクエアでの女性職人展で嬉しい出会いがありまして
南青山の着物のお店「itonosakiイトノサキ」さんに作品(ぐいのみとお皿)を並べていただいております

http://itonosaki.tokyo/ で見てみてくださいませ

ブログもやってらっしゃいまして、23日の記事に織部釉をかけてふき取ったタイプの皿をご紹介いただいています

和装と和食器って考えたこともありませんでしたが、相性がとても良いと思いました

私は着物のことはわかりませんがこちらのお店の着物っていい意味で派手でない、品のある、着心地よさそうな、空気感のある、
そういった印象でした





写真はほうずきです、ようじんの畑でできました
感じますでしょ「秋の気配」
食用ほうずきなんですよ
え?なんかコワイ?食べると思うと?
お皿のヒビも、なんかコワイですかね
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青山スクエアの報告です

2014-08-12 | イベント
随分雨が降ったところもあったようですね、あなたの周辺、台風は大丈夫だったでしょうか

青山スクエア、女職人展は無事終了いたしました
盛り付け講座もお陰様で、けっこう好評
いただきましてほっとしております

一日目などは、箸さばきなどもわりとヒドイ状態でお見苦しい点もありましたが、これはいかんと女性職人の皆様などから、いろいろとあたたかいアドバイスやらあたたかいダメ出しやらアイデアなどもいただきまして
回を重ねる毎にマシになっていきました
後半は和暮らしくらぶの関根さんにも、自分の作品との関連付けのアドバイスもいただいて、何となく、まとまってきました、来年もやるのかというと、作品制作中に盛り付け講座の準備する時間が取れるのかということがあるのでやれるかどうかはまだわかりません、でもできれば何とかやりたいなと思っています

今回は他の産地の方の作品をいろいろじっくり見たり話を聞いたりしたら、良さがすごく良くわかって、買いたいものいっぱいになってしまいました

私が今回購入したのはこちら

紀州漆器の谷岡さんのです
知識が無かったので見逃していましたが東京芝山細工の松本さんが
このわんがどんなにスゴイ技術でまじめに作られているのか、を説明してくれたので思わず買っとかなきゃ、となりました
模様は雲竜文で、研ぎ出しの技法だそうです
良質のムクの木地に日本産の漆を塗り乾かしまた塗りと何回も何回も重ね、研ぎ出しをしていく
昔ながらの一切手抜き無しの逃げの無い仕事で今ではこんな風にやっているところはあんまりないそうです
ちゃんとつくってあるんで飛行機で海外に持って行っても気圧で割れたりしないそうで、100年、200年もつそうです
それがこの値段6500位でしたというのはもう採算割れだそう、紀州漆器はブランド力弱いので安くなってしまっているそう、漆の色は時間とともにだんだん鮮やかに発色してくるそうで雲龍の模様も徐々にもっと出てくるそうです
谷岡さんのわんにも驚きましたが芝山細工の松本さんの知識と見る目にも感激しました~若いのに~
芝山細工は漆や螺鈿もやるし、象牙とか珊瑚とか、鍛金も?色々な材料を使っての細かい作業があるので、知識が豊富です

他にも長崎の三川内焼の説明もしてくれて湯呑みの中で繊細ながら自由な筆さばきで描かれた唐子の人数にも意味がある話など聞いて、これまた欲しくなりました~

伝統工芸品の魅力が少しずつわかってきた実りある時間を過ごしました



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