モノ作り、ハンドメイド大好き!ワン-オフ アイテム

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こやって津軽三味線をスタートしました。

2015年08月11日 22時46分41秒 | バックナンバー
旧スピニングマスターズのブログからの転写です。
以下、2015年6月13日に記載したバックナンバーです。






今日はおかしな天気でした。

曇っていてジメジメとしてた午前中。

ジャズドリーム長島での大道芸を始めようとした1時前後はなぜかピーカンの晴れで蒸し暑く、
夕方には涼しくなったと思ったら「名古屋の方は雨だよ!」との情報。

撤収して帰路につくとポツポツと・・・。

何となくではありますが、梅雨入りしたと聞くだけで気分もイマイチだよね。
気分も体調もイマイチで何か底力というか、馬力が出ないトモヒロパパです。(笑)

そんな梅雨シーズンが苦手な楽器のお話。

以前から何度かこのブログにも登場している津軽三味線、ちょっとだけ自己確認も含めておさらい。





スピニングマスターズはもともとはディアスピナーとか、
ジャグラーという位置づけからパフォーマーとしてスタートしているので
ミュージシャンではありません。プロとしてパフォーマンス活動や
大道芸でのショーはしておりますが、津軽三味線に関してはあくまでも
芸の一部という考えなのでプロの演奏家とは言えません。

しかし人前で演奏をする以上はイイ音で演奏もしたいと思っているし、
そのための努力はメンバー4人全員が常日頃からしております。




三味線は弦楽器?だって3本の糸が張ってあってギターみたいだし・・・。

いやいや、皮をパンパンに張ってある太鼓のようだ!!だから打楽器なんじゃないの?

そうですね、どちらの要素をも持ち合わせているのが三味線。
ギターとは全く違います。洋楽器と比較すると一番近いのはバンジョーなんじゃないかと
トモヒロパパ的には思っておりますが・・。

三味線の種類、小唄や長唄などで使われる細棹。
民謡などの伴奏に用いられる中棹。
津軽三味線は太棹という分類に入るようです。
糸を弾いたときの絃の響きと、撥の打撃時にでる太鼓の振動音。

どちらか1つならばマイクのチョイスもセッティングもいくらかは楽なのに。
大道芸などという特別なフィールドでなければ苦労はしないのに。

これが最近の悩みのタネ。





2年半前の1月。
初めて三味線というものが我が家にやってきました。
もちろん見るのも触るのも初めて。それどころか楽器なんて触ったのは義務教育時代の
ソプラノリコーダー以来というOK!ヒロヤと金髪ちょんぼケイタが演奏をするのです。

スピニングマスターズの家族会議で、まず真っ先に決まったのは
「とりあえず、へたくそながらも演奏という形になるまではトップシークレットで!」(笑)

2本の教則DVDだけを頼りに半年は自力練習。何事も自分から第一歩を踏み出さねば!!

トモヒロパパはギター経験があり、一応は人前で演奏経験もありましたので
いくつかのアドバイスはできましたが、おのずと限界はすぐにやってきました。



現在の師匠、山口先生にコンタクトをとりレッスンを依頼。

殆ど一年以上はオフレコでレッスンだけをしていました。
一応は何とか聞ける程度になったころ「下手でも人前で弾くことこそが上達の早道だ!」と
勝手な妄想から、無謀にも大道芸の前座として演奏を決め、
その時から津軽三味線の音との戦いが始まって今に至っております。

いよいよ大道芸の現場で・・。
さすがに生音だけでは数人のお客さんの耳にしか届かないので
何らかの方法で拡声は必要だと。

当時は格安の合成皮の三味線でしたし、アコースティックギター用の
ピエゾピックアップという音の振動を拾って音の増幅をしてくれる貼り付けタイプの
マイクとワイヤレスを使用。


※写真は現在使用中の本番用の三味線で、合成皮の三味線ではありません。



現在は会社もなくなってしまいましたが グヤトーンのGP-1という製品。
これ以降にもいろんなピエゾを試しましたが、結果的には現在でもピエゾならこれが一番!!




それからしばらくして ある暑い日に大道芸実施中。

三味線弾き終わってケースの上に置いたまま大道芸本番へ。
すべてのショーが終わって三味線を片づけようとしたとき・・・ガガ~~~ん!!!!

合成皮ベリベリ~~~っ!接着剤がとろけて皮がはがれてしまい使い物にならなくなりました。

そこで登場するのが 清水の舞台から飛び降りるつもりで購入した紅木で本革張の津軽三味線。

これが三味線の音だよね!って当時のド素人に近い私たちですら
その違いはハッッッキリとわかりました。それ以来、合成皮の初代 三味線君たちは練習専用へと
表舞台から姿を消しました。

折角、良い音の出る本格的な津軽三味線を買ったんだからPAから出す音にもこだわろう!!
と、マイクをスタンドに立ててみたり、プリアンプやらイコライザーで調整してみたり
いろいろ試行錯誤の日々でした。※過去のブログを見ていただくと記事が残っているかも。

スタンドにマイクを立て、ケーブルで接続し・・・これは大道芸の現場では現実的ではありませんでした。

演奏を始める時のセッティングにも気を使い、時間もかかりましたが、
津軽三味線の演奏が終わって、次の展開となった時に 片づけをしなければならないのが
一番のリスクでした。

やはりケーブルを引きずっていてはダメ。
ワイヤレス・・・しかも信号の伝達でタイムラグのないデジタルなヤツでないとダメです。

マイクもダイナミックタイプのヘッドセットマイクをバラし、
三味線の胴に直接的に装着。最短のケーブルを使ってワイヤレス送信機へ接続。




の方法で半年ほどやってきました。つい最近まで。

まぁ、我慢できなくはないかな?というレベルの音質。
所詮はMC用のマイクでしかもチープなダイナミックタイプ。

やっぱり コンデンサーマイクを使わないと音量も稼げないし
マイクの小型化もできないのかな?と考えてきて・・・現在のマイク変更計画第二弾となっております。



次回は三味線のどの位置にマイクをつけると、一体どんな音になるのか??

実際にコンデンサーマイクを使ってみた感想と装着方法について書いてみたいと思っております。




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