遺体屋の仕事

日常生活では見ることも聞くこともない「遺体屋の仕事」とは・・・

悲しい一言

2006-05-24 08:47:08 | 湯灌の儀式
神奈川県某所・・
今日の業務は、ご自宅での湯灌でした。

故人様は75歳のお爺ちゃんで、ご家族やご親戚、ご近所の方の立ち会いは、30名以上いました。

立ち会われた方は、非常に協力的で準備や片付けなどお手伝いしていただけました。
また、故人様の洗髪も積極的に参加され、大事にされていたな~と感じました。

そんなこともあり、納棺をする前に5分ほど私たちは退席し、ご遺族だけでお別れをしていただくことにしました。
私たちが部屋の外でお待ちしていると・・耳を疑う一言がありました。

部屋の中から出てきた親族のオバサンが、『洗い屋さ~ん』と呼ぶのです。

・・・???

『洗い屋さん???』

このお仕事をはじめて『湯灌屋さん』や『葬儀屋さん』と呼ばれたことはありましたが、『洗い屋さん』ははじめてです。
この呼ばれ方は非常にショックでした。

『洗い屋さん』=『死体洗い』を意味するからです。

湯灌サービスは喜んでいただけましたが、悪気はないものの、何気ない一言は考え深いものになりました。





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