遺体屋の仕事

日常生活では見ることも聞くこともない「遺体屋の仕事」とは・・・

悲しすぎる死  2

2006-05-18 10:21:31 | エンゼルケア
赤ちゃんにお洋服を着せた後、納棺になるんですが・・・
棺にいれることをご両親が拒むので お別れのお時間を10分つくり、私たちはお部屋から出ました。

10分が経ち、再度、お部屋に戻ると・・・
部屋の中にいたご両親・ご親族の方たちが号泣されてました。

その状況で納棺をしなければならないのは、私たちも非常に辛かったのですが・・・

用意した棺は、赤ちゃん用の布を張ったものです。
ご両親の手で棺の中に納めていただきました。
お母さんが「棺の中に入れてあげたいものがあるのですが・・・」と・・・
「どうぞ入れて差し上げてください」

ご用意されていたものは玩具やお洋服でした。
「おじいちゃんが買ってくれた玩具だよ~」
「これ着てディズニーランド行こうって・・・」
「お願いだから目をあけて~・・・」
と、お母さんが声をかけているのを聞き、
私たちも涙しながら作業を進めました。

お宅訪問から退出するまで 約2時間くらいです。
いつもより時間がかかりましたが、私にとって何とも言えない、悲しい時間でもあり、その場にいる自分がとても不思議でした。

○○君、天国に行ってもお父さん・お母さんを忘れないであげてね!?





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