遺体屋の仕事

日常生活では見ることも聞くこともない「遺体屋の仕事」とは・・・

寂しい最期

2006-05-25 08:50:12 | 湯灌の儀式
都内某所。
業務をする場所は中華料理屋さんの2階、商店街の中にありました。
中華料理店2階で亡くなり、死後3日ということで検死が入ったそうです。

中華料理屋さんの2階は、コンクリートむき出しの10畳ほどのスペースがあり、大きな冷蔵庫と野菜の入った段ボールが山積みになっていました。不衛生な物置といったところでしょうか・・。 
段ボール脇の蓙を捲ると
そこにはガリガリに痩せ、お顔の色が黒くなってしまっている故人様がお休みになっていました。

ご家族の方は、湯灌も納棺式も立ち会いたくないとのこと、立ち会いのない中で私たちは作業を進めました。

故人様は70歳、奥さんも独立している息子さん・娘さんもいらっしゃいました
ご家族の間に何があったかわかりませんが、70年間人生の最期が、コンクリートのうえというのは悲しすぎます。

人生最後は、自宅で暖かいお布団で送りだしてあげたいものです。





遺体処置のプロセンター
ヒューマンケア株式会社

遺体処置・エンゼルケア・特殊メイク・湯灌サービス・納棺サービス・遺体搬送等ご相談ください!!