私が長年使っているDELTAのドリルプレス(Drill Press)17-950Lについて優れている点を述べてみたいと思います。
工房ではコンクリート地面にボルトを入れてドリルプレスを固定しているので非常に安定した状態で使っています。
利点
1.テーブル面の左右・前後の傾きが変えられる事によって水平が保たれる事です。
水平を保つのには下記のNut.Clamp(この下に元々はハンドルが付いていましたが邪魔になるので取り外し締め付けはモンキーレンチで行っています-そう度々触る場所ではないので)と奥に見える穴に12mmのHex Wrenchを使って調整します。このハンドル(Handle Part Number:5140029-73は鋳物で作ってあるので強い衝撃を与えると折れます。
交換の部品は、バンドソーのTrunnionが壊れた時お世話になったPeplacementParts.comで在庫があれば注文することも可能です。但し、部品によるかもしれませんが注文してからかなりの月数がかかる(日数ではありません)と思ってください。
2.Light Assemblyとレーザー照射で切削面の位置を照らし、見やすくしてくれる事です。
レーザー照射装置は背面のネジで固定。
レーザー照射装置は9V電池を使用しています。左がスイッチ(現在スイッチ オン状態)、装置下の赤い点がシーザー送出口で左右の凹凸面を回す事により照射位置を指定します。
3.複数の物を同じ深さに掘る場合、ハンドルを動かしこの位置まで掘りたいと決めたら左の目盛りを動かしPinion Assemblyを固定するといつも同じ深さに掘る事が出来ます。
4.ドリルプレス一番の利点は、項番1の写真にある様にテーブル面中央に開けられている穴です。
自作のフェンスと物差しで水平・垂直を取り、クランプで長尺の物を固定し真っ直ぐな穴を掘る事が出来ます。
電動ドリルに水準器を付けて同様な事が出来ますが、不安定な事とホールソーの様に大きな穴は掘る事が出来ないので目的に合った道具が必要です。
欠点は、本体をボルトで固定していますので簡単に移動が出来ない点と回転数の変更が本体上部のベルトの付け替えで行う点(ほとんど回転数は低速で固定していて問題はないのですが...)かな!!
それとアメリカからの注文した品は保証がありませんので不具合が見つかった場合は自己責任で解決する必要があります。それでもアメリカの木工製品は魅力満載で私の工房では欠かすことの出来ない品ばかりです。
当初は卓上のドリルプレスを使っていましたが、海外通販を行う様になってからドリルプレスを見つけすぐ手放してしまいました。
本体の代金と送料で金額はちょっと張りますが、設置場所と購入先が見つかったら是非勧めたい道具の一つです。
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