新年度近しですね。

この島には　高校がありません。
中学後の進学は　皆　この島から卒業。
これと言う　産業がある島ではなく
働く職種も　限られています。夢を膨らませ島を卒業する
子ども達は　この島へ再び　帰ってくるのでしょうか？
島のある地域では　旅立つ子ども達を　
送り出す太鼓を打ち鳴らしていました。色々な思いが奏でる音でしょう。

家へ入ろうとすると　向かいに住む　ちび助君が
「4月で　転勤が決まりました。沖縄へ行きます」
「え！！　さよならなの？？」尋ねると　頷きつつ
「あ。奥さん呼んできますね・・・」部屋へ戻ろうとします。
？？？奥さんって・・・。
来人客が　そのように呼んでいるのでしょうね。
こどもって　面白いなぁ。一生懸命　気を配る　ちび助がいつの間にか
立派な　子ども顔に　なっていて　更に驚きました。

この島は　季節がさりげなく　過ぎるのに
やはり　新年度の前後は　色々な時間を　特別じっくりと
与える季節だな。しみじみ　感じます。

ちょっぴり 心配。

珍しく　自宅に留守電が入っていました。
「○○さん。ありがとね～。荷物届いたよぉ。美味しかった！・・・。」
残念！それは　間違え電話ですよ。
再生しつつ　電話の前で　呼びかけてしまいました。

さて。
この電話の相手は　届かない留守電を残し
大丈夫だったのでしょうか？
相手もきっと　荷物が届いたかしら？？など
心配しているでしょうし。掛けた本人は連絡済みのつもり。

年に数回しか　入らない留守電の8割は　こんな間違え電話。
大丈夫だったかな？？心配しつつ　消去する私です。

すごい場所です！

島は春から初夏へ。

最高気温が27度の予想・・・
キビ刈りをしていた私達はラジオを聴き
無言になりました。
暑過ぎます！！雨が続いたら　次は暑さですか。。。

島も自然も生活も　きっと　心地よいのでしょうね
毎年　毎年　この季節になると集まり
数ヶ月　キビ刈りで一緒に生活する仲間達。
すごいな。つくづく　感じます。

休憩をしながら　ふと空を見上げると
大きな　カンムリワシが　回遊していました。
「あ～～あそこの辺りに　気流があるんだねぇ」
そんな　話をしながら　ふと
鷲が身近に　空を飛び　鷹が舞う島。
とんでもない　自然の真っ直中に　自分は立っているんだ。
改めて　驚きました。
・・・もう６年も住んでいるのにね・・・

ふと　都会へ戻れるのだろうか？？
キビ刈りも今年で最後かも。そう思いつつ過ごす時間。
当たり前の生活に慣れすぎて　手足を伸ばし
一年の生活を追いかけている今。
都会の生活を　追いかけることができるのか？
ふと　考えるのでした。

痛感すること

先日　ブログで書いた　知人の病気の話。
その後も　大きな回復も見せずに
未だに　夢の中に住んでいる状態。

離島は　本当に覚悟がいる場所だな。
考えさせられます。
見舞いに行きたくても　すぐ立ち寄れる場所には
病院がありません。船で時間を気にしながら
立ち寄るのが　やっと。

病院も選ぶことが　できません。１つしかありませんから。
もし　知人の状態でしたら　内地転院を考えたら
一体　どれだけの輸送費用が必要なのでしょうか。
検査も場合によっては　手術もこの島では
受けることができず　本島へ紹介されます。

ふと　自然の中で生きる。
そういうことなのかな？？考えます。
昔と　同じこと。
生かされるのではなく　自然の摂理に従うこと。
自分自身は　どこかで　腑に落ちなくても
選んだ路だから　どうにか　落とすことができても。
やはり　身内や第三者に立った場合は
助けられる命を　助けたい。そう願ってしまうもの。
きっと　誰もが知人に対し　そう感じているんだと思います。　

テレビのニュースでは　救急搬送の受け入れができず
助かる命を　落とす話も　多々聞きます。
意味は違えど　なんだか　離島と変わらないなぁ。
そう思えたり。

命の重さを生々しく感じる島でも　あります。