米華字紙・星島日報によると、昨年7月の韓国アシアナ航空機事故で負傷した乗客約100人が17日、米ボーイング社を相手取り、損害賠償を求める訴訟を起こした。20日付で中国新聞網が伝えた。起訴状によると、原告側はボーイング社が製造した事故機について、設計上の欠陥や自動速度維持装置(オートスロットル)などの不具合が存在し、これが事故につながったと指摘。このほか、同社がアシアナ航空のパイロットに対し、事故を起こしたボーイング777型機の操縦に慣れるための訓練も十分にさせなかったことも事故原因の1つだと主張している。
米CNNによると、原告側の弁護を担当するのはシカゴの弁護士事務所。17日にイリノイ州の地方裁判所に訴状を提出した。