先日,YouTubeを見て気になって購入した「コンビネーションスクエア」という直角定規.

さて手に入れたものの必要に迫られて手に入れたツールではないだけに,気付けばいつもの直尺を使っている.
当初はどんなときに使えば重宝なのかがイマイチ分からず“浮いた存在”になっていました.
今,フライス盤用の工具を載せるツールワゴン(工具を乗せるキャスター付の台)を作っていて,その加工で
等間隔で穴をあける際のケガキに便利なのが分かり,それを発端に何となく存在感が出てきました.
こういった端面から同じ位置にケガクのには手間が掛からなくて便利です.

便利なのはいいのですが,なんか定規の精度が悪いような.
こんなふうに“30mm”に合わせてみて・・・

(写真で見ると“最初の1mm目”が長いのが分かります)
ノギスのデプスで測ってみると

“30.4mm”
0.4mm長いやん.

直尺の精度と仕上げがイマイチ.
購入前に違いを聞いていたのですが,そのときの回答は
「目盛の細かさの違いで価格差があるようです」
とのことだったのですが,“目盛りの細かさ”と聞いて「最小目盛りが1mmではないということ?
2mm刻みとか10mm刻みの目盛りなんてありえないし・・・」なんて思っていたのですが,どうも“目盛りの細かさ”と
いうのは“目盛りの精度”のことだったようです.
とりあえず直尺の端部の仕上げが悪いのでフライス盤で規定値に削りました.

十倍以上値段が違う,もう一つの“コンビネーションスクエア”
どうも気になってその後もネットで調べていたのですが,いくつかのキーワードを使ってオークションで毎日チェック
していくうちに程なくしてそれと思しき商品が出品されました.
出品者さんに質問してみました.
「本体は鉄製(磁石に付く)でしょうか,亜鉛ダイキャスト合金(磁石につきません)でしょうか?」
返ってきた答えは「磁石に付きます」
数日後手元に届いたのがこれ.
お目当ての“コンビネーションスクエア”の他,角度出しが出来るモノと二股に枝分かれした形状のモノ,そして直尺の4点セット.
使用感も少ない中古品.
恐らく日本製だと思います.
シャキッとした直尺は目盛りも墨がうってあって見やすいです.
こいつは共用なので都度それぞれの本体にセットして使用します.
錆びる鉄は嫌いですがこういったモノは別.
研磨された鉄はキラリと鈍く輝く光沢を放ち,独特な美しささえ感じさせます

出品元はこういった新旧の機械工具を扱うお店で,元はどこかの加工屋さんから出てきたモノ.
昨今,生産現場は海外に移り,国内でこんな測定器を使って生産しているようでは採算があわず,きっと使われずに
キャビネットに仕舞われていたんだと思います.
角度出しが出来るものは通称“プロトラクタ”と呼ばれ一般的にはこんなのが多いです.

コンビネーションスクエアの名前の由来はスクエア(日本では通称「スコヤ」)と直尺が組み合わされたからなのかも
しれません.
なのでプロトラクターも直尺と組み合わされて,角度出しに加え長さも測れるようになっています.

とはいえ,角度を出して長さを測るシチュエーションなどそれほどないと思います.
二股に枝分かれした形状のモノと直尺を組み合わすとこんな形になります.

丸いモノにあてがって何ヶ所かに線を引きくと・・・

交わった点が円の中心になる訳で“センターファインダー”とも呼ばれる中心を割り出すための測定器です.
簡単にそれなりのセンター出しができる便利モノ.

しかしこれも,これにわざわざ直尺を組み合わせる必要は無いと思います.
気が向いたら直尺と同じ幅の平板を作って専用化しようかと思います.
その後コンビネーションスクエアを使う機会があって,両者を使い比べてみて分かったのが
先に購入した安価な方は素材が軽量な亜鉛ダイキャストだけあって振り回しも楽で,木工加工のような
ワークが大きいモノのケガキには便利です.
対して後から買った方は材質が鉄のため重いですが精度も良いため,1/10程度の精度でケガク必要のある作業に使うと
良いかと感じました.
そんなコンビネーションスクエアのお話でした.
これで少しYoutubeに出てきた“クラフトマン”達に少しは近づけたかな.

もう一つYouTubeで見つけた便利グッズがあったのですが,たまたまこのブログを書くのにネットで検索していると
日本でも売っている事が分かったので先ほど注文しました.
また機会があれば紹介したいと思います.
ではまた

さて手に入れたものの必要に迫られて手に入れたツールではないだけに,気付けばいつもの直尺を使っている.
当初はどんなときに使えば重宝なのかがイマイチ分からず“浮いた存在”になっていました.
今,フライス盤用の工具を載せるツールワゴン(工具を乗せるキャスター付の台)を作っていて,その加工で
等間隔で穴をあける際のケガキに便利なのが分かり,それを発端に何となく存在感が出てきました.
こういった端面から同じ位置にケガクのには手間が掛からなくて便利です.

便利なのはいいのですが,なんか定規の精度が悪いような.
こんなふうに“30mm”に合わせてみて・・・

(写真で見ると“最初の1mm目”が長いのが分かります)
ノギスのデプスで測ってみると

“30.4mm”
0.4mm長いやん.

直尺の精度と仕上げがイマイチ.
購入前に違いを聞いていたのですが,そのときの回答は
「目盛の細かさの違いで価格差があるようです」
とのことだったのですが,“目盛りの細かさ”と聞いて「最小目盛りが1mmではないということ?
2mm刻みとか10mm刻みの目盛りなんてありえないし・・・」なんて思っていたのですが,どうも“目盛りの細かさ”と
いうのは“目盛りの精度”のことだったようです.
とりあえず直尺の端部の仕上げが悪いのでフライス盤で規定値に削りました.

十倍以上値段が違う,もう一つの“コンビネーションスクエア”
どうも気になってその後もネットで調べていたのですが,いくつかのキーワードを使ってオークションで毎日チェック
していくうちに程なくしてそれと思しき商品が出品されました.
出品者さんに質問してみました.
「本体は鉄製(磁石に付く)でしょうか,亜鉛ダイキャスト合金(磁石につきません)でしょうか?」
返ってきた答えは「磁石に付きます」
数日後手元に届いたのがこれ.
お目当ての“コンビネーションスクエア”の他,角度出しが出来るモノと二股に枝分かれした形状のモノ,そして直尺の4点セット.
使用感も少ない中古品.
恐らく日本製だと思います.
シャキッとした直尺は目盛りも墨がうってあって見やすいです.
こいつは共用なので都度それぞれの本体にセットして使用します.
錆びる鉄は嫌いですがこういったモノは別.
研磨された鉄はキラリと鈍く輝く光沢を放ち,独特な美しささえ感じさせます

出品元はこういった新旧の機械工具を扱うお店で,元はどこかの加工屋さんから出てきたモノ.
昨今,生産現場は海外に移り,国内でこんな測定器を使って生産しているようでは採算があわず,きっと使われずに
キャビネットに仕舞われていたんだと思います.
角度出しが出来るものは通称“プロトラクタ”と呼ばれ一般的にはこんなのが多いです.

コンビネーションスクエアの名前の由来はスクエア(日本では通称「スコヤ」)と直尺が組み合わされたからなのかも
しれません.
なのでプロトラクターも直尺と組み合わされて,角度出しに加え長さも測れるようになっています.

とはいえ,角度を出して長さを測るシチュエーションなどそれほどないと思います.
二股に枝分かれした形状のモノと直尺を組み合わすとこんな形になります.

丸いモノにあてがって何ヶ所かに線を引きくと・・・

交わった点が円の中心になる訳で“センターファインダー”とも呼ばれる中心を割り出すための測定器です.
簡単にそれなりのセンター出しができる便利モノ.

しかしこれも,これにわざわざ直尺を組み合わせる必要は無いと思います.
気が向いたら直尺と同じ幅の平板を作って専用化しようかと思います.
その後コンビネーションスクエアを使う機会があって,両者を使い比べてみて分かったのが
先に購入した安価な方は素材が軽量な亜鉛ダイキャストだけあって振り回しも楽で,木工加工のような
ワークが大きいモノのケガキには便利です.
対して後から買った方は材質が鉄のため重いですが精度も良いため,1/10程度の精度でケガク必要のある作業に使うと
良いかと感じました.
そんなコンビネーションスクエアのお話でした.
これで少しYoutubeに出てきた“クラフトマン”達に少しは近づけたかな.

もう一つYouTubeで見つけた便利グッズがあったのですが,たまたまこのブログを書くのにネットで検索していると
日本でも売っている事が分かったので先ほど注文しました.
また機会があれば紹介したいと思います.
ではまた
先日、ズームの伊藤さん紹介ありがとう!
こんにちは.
Youtubeの動画には自分が知らないモノ作りの手法やツールが沢山眠っていて
本題を見るよりも背景にあるツールにばかり目がいってしまいます.
ズームの伊藤さんは機械加工が好きでモノ作り友達なんです.よろしくお願いします.
うちも先日ツールワゴン作りました。
きっちり整理できると気持ちいいですね。
こんにちは
“cnc-zone”で製作したツールワゴン拝見させて頂きました.
wakitaさんも十分凝ってますよ.
CNCで加工されたホルダーは製品レベルなので“cnc-zone”でしか
見れないのはもったいないですね.
一般の人にも紹介してその作りの良さを伝えたいです.
私も早くツールワゴンを完成させてフライス盤周りを整理したいです.