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オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

百均で売ってるクラフト材料で娘とアクセサリーを作ってみた。UVレジンとミール皿で作るキーホルダー 娘からもらったバレンタインのチョコレート

2022-02-17 03:00:18 | 工作

9歳になる娘がいます。

何かを作ることが好きみたいで学校でも図工の授業がある日は嬉しそうに"楽しみ~"って話してくれます。

 

作る時には自分なりに構想があるみたいで「おっとさ~ん(お父さん)、こんなふうにしようかって思ってんねん」とか

「あんなん出来たらいいなあって思ってんねん」と話してきます。

 

 

 

 

細かなところがあると息を止めて神経を集中してやってます。

 

 

 

 

以前、電気工事屋をしている幼馴染がカスタムしたスーパーカブに付いてた荷掛けフック。

彼のガレージの名前"Garage TAKA"の文字が小さく埋め込まれてました。

誰からも気付かれないかもしれないくらい小さく描かれたロゴ。

さりげなくて、そういったところが逆におしゃれに見えてカッコ良いなと思いました。

どうやって作ったん?って聞いたら

「ロゴを印刷して貼ったのに百均のUVレジンを流しただけ」って簡単そうに話してくれました。

 

 

 

それを聞いて百均で材料を見たんですが、改めてクラフトコーナーを見たら意外と色んな材料が売ってるんですね。

昔は"自作"と言えば東急ハンズ。

高かったですがジュラルミンの板とかFRPの樹脂やクロスとか他で売ってないものがあって、自作派には強い味方でした。

それが今では百均で買えちゃうとは良い時代。

 

UVレジンとかキーホルダーの元とか材料だけは買っておいたんですが、先日のこと、娘にヒロアカのマグネットシールを作ったんですが、

その際に試し印刷した写真がちょうどキーホルダーに入れる大きさだったんで「週末にでも作ろうか」と娘に話をしました。

 

 

 

「いいねえ~」嬉しそうな表情をしていました。

次の日の晩御飯のとき、「昨日言ってたヤツってご飯食べた後とか作れたりしないかなあ?」と遠慮しがちに聞いてきました。

待ちきれなかったんだと思います。

「好きなものは最後に取って置く私」と「買ってきたものはすぐに開けて使うとら母(嫁)」

子供だから待ちきれないのか、とら母に似たのか・・・・。

 

「休みの日に作ろう」って言い聞かせるのも出来たんですが、オッサンになってそんな純情なところが無くなったんで、その気持ちを汲んで

作ることにしました。

 

丸いキーホルダーに写真を入れて表面をレジンで覆うというものなんですが、この丸いキーホルダーの事を"ミール皿"って言うらしいです。

初めて知りました。

 

ミール皿にうまく収まるように丸く切る方法・・・。

工作友達の"kagayakiさん"なら「テキト~に丸く切ったらいいんですよ」って言いそうですが、

 

 

大学の頃に使っていたテンプレートを出してきて、少し大きめに丸く描いてから切らせて、そこからドンピシャな丸をまた描いて切らせました。

上手く切れない所があって悔やんだりしてました。

 

 

 

UVレジンを使うのは私も初めてでした。

切り取った写真を瞬間接着剤でキーホルダーに貼って、そこにUVレジンを流し込むんですが、私も扱うのは初めて。

試しにやってみたんですが紫外線を照射しないと固まらないので普通の接着剤を流し込むみたいに焦らなくていいで融通が利いて扱いやすかったです。

 

 

 

 

気泡が入っても"ツンツン"つついてやれば抜けるので小さい子供でも気軽に作れます。

 

 

 

 

百均で買ったUVランプじゃあ硬化しないとかネットでは書かれていましたが4~5分照射したら固まってくれました。

 

 

 

 

樹脂で覆わるだけでこんなにクオリティが上がるとは、恐るべしUVレジン。

 

初めてでしたが一時間も掛からず出来ました。

子供と工作するにはこのくらいが良いかと思います。

好きなキャラクターを印刷したり、雑誌から切り抜いて貼って作るだけ。

高いお金を払わなくて自分だけのキーホルダーが出来るこの工作はステキです。

"工作"なんてオヤジ的な表現じゃだめですね。"ハンドクラフト"です。

 

 

追伸

娘からチョコをもらいました。

 

 

 

うれしかったです。

(娘よ、すごくおいしかったよ。ありがとね。父より)


Amazonで買ったサイクロン集塵用のセパレーターユニットでサイクロン掃除機を作ってみた 最終話 鬼滅の刃 水の呼吸 陸の型 ねじれ渦 煉獄さん仕様

2021-01-24 05:49:53 | 工作

Amazonで買ったサイクロン集塵用のセパレーターを使って掃除機をサイクロン掃除機にする話の「その4」最終話になります。

 

前回はセパレーターユニットと掃除機を一体化するフレーム製作の途中までの話を書きました。

今回は掃除用のホースやノズルの細々とした仕上げと気になった部分の見直し、それとフレームの仕上げになります。

 

セパレーターと掃除機間のホースは内部抵抗の少ないとされるカナフレックスのダクトEE型φ50mmにしましたが、セパレーターから延びる

掃除用のホースもそれのφ38mmにしました。

「曲げやすい」「軽量」とありますが、これはダクトホースとして使用する場合の話で、家庭でこまごましたところを掃除するにはやっぱりゴワゴワ感が

するように思えます。まあ若奥様には使いづらいかもしれませんが、きれい好きなおっさんがガレージで掃除する分には問題ないと思います。

 

掃除用のノズルとサイズが合わないのでアダプターが必要になります。

で、作ります。

#30の塩ビパイプをバーナーで炙って内径を拡張したいのですが、広げるための突っ込む棒が必要で、無いと作らななければなりません。

色々探したら24mmのソケットレンチのコマが丁度いい大きさ。う~ん運命的な出会い。

 

エクステンションバーに逆向けに取り付けてシリコンスプレーをちょこっと吹いておいたら、炙って柔らかくなったパイプに押し込むと"ス~"て感じで

入っていって広がってくれました。

 

 

 

 

ノズルを差し込むのにスムーズに入るように少し角度を大きく取って面取りしてあげました。

 

 

 

 

ソケットレンチのコマで広げただけなのでノズルを刺してもゆるゆる。

 

 

 

炙って広げた塩ビパイプは再び熱を加えると戻ろうとするので、これを利用してノズルを刺した状態でバーナーで炙ってやってノズルに合うように

パイプを縮めてやります。

手で持ってバーナーで炙ると手元が安定せず均等に炙れないのと形状が崩れるので、旋盤に咥えさせておいてノズルは手でおさえつつ、低速で回転させます。

シリコンスプレーを塗っているので引っかかることなくスルスル回転してくれます。

ノズルに火炎が行かないように塩ビパイプを炙ると塩ビパイプだけが縮こまってくれて、ノズルの形状にぴったりフィットしてくれました。

 

 

 

 

次は掃除機側の接続部分の話。

掃除用の接続口は#30のホースが丁度いいはまり具合。

そこにつながるのはダクトカフスが付いたφ50mmでダクトホース。ダクトカフスは#40の塩ビ配管の継手の外側の大きさ合ってくれます。

最初に作ったものは#30の塩ビパイプにエルボーを繋いで立ち上げて、そこに#30-#40の変換を付けただけのものでした。

これでもいいのですが#30の部分が無用に長いので、出来るだけ細いところを減らそうと作り直すことにしました。

 

 

 

塩ビパイプの#30から#40の短い変換が欲しいのですが、内径外径が全く違うのでそのまま刺してもガバガバ。

なので#30の塩ビパイプをバーナーで炙って同様にソケットレンチで広げます。広げたおかげで今度は入らなくなるので両方がいい具合に

刺さるように先ずは肉厚のある上水用の#40の塩ビパイプの内側を大まかに切削します。はめ合い加工するときの切削要領です。

 

 

 

 

右が内径を広げた#40の塩ビパイプ。

左の#30の塩ビパイプですが炙って広げた部分に内径を広げた#40の塩ビパイプがいい具合に入るように外径切削してあります。

 

 

 

 

 

塩ビ接着剤でくっつけたら極短#30-#40の変換アダプターの出来上がり。

掃除機にさせて最短で#40のエルボーが繋げれます。

切り口の両者に段が生じないように面取りしておきました。

 

 

 

 

エルボーも直角から緩いアールを描く"大曲"と言う名称の部材があったのでそちらに変更しました。

細い#30の配管がなくて無駄のないスッキリした感じがしました。

何より"大曲"のこの緩やかなアールがたまりません。

 

 

 

 

 

フレームです。

 

 

 

角があちこち生えてるのは、使わないノズルを刺して仕舞っておいたり、巻き取ったホースを引っ掛けておくため用です。

 

 

 

セパレーター側も"大曲"を使い少しでも抵抗を減らすようにしてみました。

鬼滅の刃ブームのさなかでもあったので、鬼滅の刃のステッカー作って貼っておきました。

 

 

 

 

 

サイクロン集塵機なので「水の呼吸 陸(ろく)の型 ねじれ渦」です。こっちはマグネットシールです。

 

 

 

 

 

サイクロン集塵機"鬼滅の刃"仕様。

 

 

 

一応完成したんですが・・・

丁度この頃、鬼滅の刃の映画「無限列車編」を見て煉獄さんに心打たれた私。

「鬼滅の刃=炭治郎」 が 「鬼滅の刃=煉獄さん>炭治郎」 になってしまい「炎」を聴いても"煉獄さん"しか出てきません。

「無限列車編」で煉獄さんが残した名言は有名な話。それに心打たれた人も多いはず。

ハイ、私もその一人です。

 

ということで「鬼滅の刃」仕様から、煉獄さんに哀悼の意を表して"煉獄仕様"にしてみました。

名言その1

『胸を張って生きろ 己の弱さや不甲斐なさに どれだけ打ちのめされようと 心を燃やせ 歯を喰いしばって前を向け

君が足を止めて蹲っても 時間の流れは止まってくれない 共に寄り添って悲しんではくれない』

 

 

 

名言その2

『俺は俺の責務を全うする!! ここにいる者は誰も死なせない!!』

う~かっこええ。

 

 

名言その3

『老いることも 死ぬことも  人間という 儚い生き物の 美しさだ  老いるからこそ 死ぬからこそ 堪らなく 愛おしく 尊いのだ 』

 

 

 

ということで、サイクロン集塵機の完成です。

ホースは掃除機付属のホースを継いで使っています。やっぱり柔らかい方が掃除しやすいです。

 

ガレージでがんがん使ってますが、掃除機のフィルター掃除を気にしなくていいのはやっぱいいです。

煉獄さんのマグネットシールですが作りすぎてペール缶に貼り切れないのでガレージのツールラックに貼って飾ってます。

 

ではまた

 

 


Amazonで買ったサイクロン集塵用のセパレーターユニットでサイクロン掃除機を作ってみた その3

2021-01-20 04:16:05 | 工作

Amazonで買ったサイクロン集塵用のセパレーターを使って掃除機をサイクロン掃除機にする話の「その3」になります。(その2はコチラ

 

今回はセパレーターを取り付けたペール缶と掃除機を一体にするためのフレーム製作についてです。
サイクロン掃除機(集塵機)の自作はネットで結構ヒットするのですが、一体化した記事は余り無くてたいていがゴミを遠心分離できたという話で

終わっていました。

木工工作する人の中にはセパレーターユニットを作業台の下などに収納して使う人もいるみたいなのですが、単にサイクロン掃除機として使うのであれば

掃除機と一体化しておいた方が使い勝手がいいような気がします。

数は少ないですが一体化する人の中で奇麗に奇麗にまとめられているなと感心したのが一つありました。

掃除機にセパレーターを取り付けるブラケットを掃除機本体の色に合わせてあって、アクセントにもなってちょっとかっこよく仕上がっていました。

色を入れるってデザイン的なセンスを持ち合わせないとできないことなので、そんなことのできない自分はうらやましく思えます。

 

いやいやお上手。ステキ。

 

 

【風の森工房】コンパクトな一体型サイクロン集塵機 / 集塵機 自作 / サイクロン掃除機 自作 / DIY /Cyclone Shop-Vac/Dust Collector

 

 

 

一体化する方法ですが、私が木材で作るとどうしても「お父さんが日曜大工で作りました」的なチープ感がでてしまうのでアルミフレームで作ることにしました。

最近はアルミフレームも入手性が良くなって部品代もそう高くないのでDIYでも広がっていくのではと思います。

使う材料はSUSというメーカーのもので、その中で一番低価格なGFという丸パイプ構造のものです。

ただ土台部分にはキャスターが付くので、その部分だけ角形状(SF)にしました。サイズは30mm角です。

 

キャスターを取り付ける部材は値段がそれなりにするのと、ちょっとゴツいので、市販のキャスターに合わせて手持ちのアルミ板で作ることにしました。

コンター(バンドソー)で切り出して仕上げはベルトサンダーでと思ったのですが、キッチリ揃った板の方がステキなのでフライスで仕上げました。

 

削ったときにでる切子(切粉)。

今までは掃除用のハケでチマチマ掃除していたんですが、サイクロン掃除機があればガンガン吸ってやります。

 

 

 

キャスターはコーナンで買ってきた普通の安物です。

その取付穴に合わせてハイトゲージでけがくのですが、久しぶりに使おうとしたら電源が入りませんでした。

 

 

 

原因は電池の端子の接触不良だったのですが、腐食だけでなくプラスチック製の電池ボックスの蓋が劣化して変形していました。

自分も含めあちこちガタがきてます。

 

 

 

 

垂直にネジを切りたいのでボール盤にタップをくわえさて手回しで切るのですが、こういったときにタッパーが欲しくなります。

終活ではないですが道具を増やすのを控えるよう心掛けているのですが、最近こんな考え方が人生の終焉を早めるんじゃあないかと思ったりします。

「整理しろ」VS「もっと買え」 さてどっちがこれからの人生にとって正解なのか。

 

 

 

 

四辺の仕上げに使ったのは以前買った"Cフェイサー"という面取り機という面取り機。

テーブルの上を滑らすだけなので簡単で手間いらず。それでいてきれいに仕上げてくれるので、使っていて心地よいです。

 

 

 

合間に作ると決めたサイクロン掃除機ですが、気付けばコレにかかりっきり。

 

 

 

 

 

キャスター付けたらこんな感じ。

別に大した部品ではないのですが、それでもそれなりに手間と時間が掛かるのと、穴径の公差を小さく取っているので、できると嬉しくなります。

 

 

 

 

ガレージで作業していると退屈した娘が様子見にきます。

 

 

 

 

 

彼女の六角レンチの直し方はこうみたいです。

 

 

 

親バカですが、私の天使です。

 

 

 

 

フレームはこんな感じ。

 

 

 

 

 

掃除機が載る部分は厚さ1mmのアルミ板。

掃除機を載せると周囲がほんのちょっと浮き上がってる。

よく見たら掃除機の底の部分、お尻の部分が丸まっていて中央一点に重さが掛かってしまって、そのせいでアルミ板に僅かにたわみが生じていました。

たわみと言ってもコンマ数ミリ。

別にへこむとかはないのでこのままでも問題ないと自分に言い聞かせるも、こういうの見るともうダメ。

アルミ板が可哀そうに思えたので補強を入れることにしました。

 

その昔「ESパワー」とかいうブランド名で一世を風靡した輸入工具の激安会社「エイシン」で買った折り曲げ機でアルミ板を「コの字」に曲げて

リベットで留めました。

当時どんどん安くなって1万円もしない値段で売ってた。こんな安くて潰れ(倒産)ないのと心配してたら、ほどなく倒産しました。

これと板を丸める三本ローラーは当時を知っている工作マニアのガレージには必ずあると思います。

 

 

 

 

全体的にできてきたので、これから手直ししながら仕上げていきます。

それではまた。

(続きはコチラ


Amazonで買ったサイクロン集塵用のセパレーターユニットでサイクロン掃除機を作ってみた その2

2021-01-16 02:31:46 | 工作

Amazonで買ったサイクロン集塵用のセパレーターを使って掃除機をサイクロン掃除機にするという話の続きになります。

前回はサイクロンセパレーターの接続口にパイプが合うように細工した話でしたが、今回はゴミを貯めるペール缶にセパレーターを取り付ける話になります。

 

作業的には何の特殊性もない穴をあけるだけなのですが、穴が少し大きいのでそこをどうするかという話です。

金属のペール缶の蓋の穴あけなので木工用のサークルカッターが使えません。

なので自作される人の多くは穴をあける丸に沿って細いキリで穴をあけて、ニッパーや金切りばさみで切り取るという方法をとられます。

それでも全くもって問題ないのですが、切り取ったあとの切り口のギザギザをヤスリで仕上げるのが億劫でスマートじゃあないので

できればイッパツで、それも奇麗に抜きたいと思ってしまいます。

 

私が見た中でこの人のプレスで打ち抜くという方法が一番男前でした。

 

 

もっと早く知りたかった!粉塵激減^_^サイクロン集塵機製作 Cyclone dust collector

 

このお店、バイクのカスタム屋さんではなく車検や整備の際に加工したり部品を作って仕上げたりすると言う変則的なショップです。

それなのに本格的なカスタム屋さん以上に工作機械や治工具がそろっていて、最近はそれら機械を使っているところ、いわゆる工作好きが

「それってどうやって加工してるの?」って疑問に思っているところを惜しげもなくyoutubeで紹介してくれています。

センスといい清潔感といい、こんな仕事を見ていると、近くだったら自分のバイクも預けたいなと久しぶりに思えるショップさんでした。

デコボコ(凸凹)https://www.decoboco.info/posts

 

 

金工用のサークルカッターがあればボール盤で難なくあけられる作業。

使わないネジ切り用のタップがたくさんあるので、それをサークルカッターの刃先にロー付けして金工用に改造しようかと考えたのですが、

無難に旋盤で抜くことにしました。

ペール缶の蓋をそのままチャックできないので、何かの残骸だったアルミの丸モノと2枚の合板を貼り合わせた円盤をネジ留めした簡単な固定具を作りました。

丸い合板はキッチンリフォームで換気扇のダクトの穴を抜いた壁材の残骸です。

 

 

 

 

ペール缶の中央に穴をあけるのですが、正確な中心ってどうやって割り出せばいいかチョット悩みました。

手持ちの割り出しスコヤでは小さくて誤差が出ます。

複数個所で測って平均的な位置で妥協しました。別に多少狂っても機能的に問題ありませんし、自分が後から見ても気付かないので

どうってことないのですが、けがくときにはスパッと割り出せると幸せな気持ちになれるので、ついそんな良いやり方がないか探してしまいます。

 

 

 

 

 

奇麗に抜けそうに思えますが柔らかい合板に薄っぺらい鉄板が乗っているだけなので、切削時の刃物の押し荷重で切り口がやや

丸まってしまいます。

 

 

 

押さえ治具は一個あると便利。

デコボコさんが裏板を作っていたので、私もt=2mmのアルミ板で作りました。

 

 

 

細いキリであけた跡をケガキ線に沿って奇麗な丸穴になるようにヤスリ掛けして・・・・、そんなことしなくていいのは幸せなことです。

 

 

 

ペール缶と合体。

掃除機へはφ50mmのダクトホースでつなぐことにしました。

 

 

 

 

次に掃除機への接続です。

工業用の掃除機と言っても使うホースは家庭用のホースと同じで太くなく掃除機の接続口も小さいです。なのでそこにφ50mmのダクトホースが

刺さるようにしなければなりません。

掃除機のホースって差し込んだ時に抜けないように少しテーパーが付いています。接続口のテーパーを測ってみたら89°。

1°の角度が付いていました。

 

 

 

掃除機の接続口に刺さるパイプですが、水道の塩ビパイプの#30なら細目ギリギリですが何とか使えそう。

もう少し太かったら良いのにと思いながら先端に1°のテーパーが付くよう削りました。

 

 

 

掃除機の上にセパレーターを載せるので上向きのエルボーを付けました。

 

 

 

#30のエルボーにセパレーターからくるφ50mmのダクトホースを繋がないとならないので#40の塩ビパイプに変換しなければ

ならないのですが、サイズアップしたとしてもダクトカフスはそれよりも若干太く、刺してもゆるゆるでだめでした。

 

水道パイプも上水用と排水用で肉厚が違っていて、圧力の掛かる上水用のものを使えば内径は同じでも外径がおおきくなるので

上水用の#30-#40の変換継手を使うことにしました。

 

 

 

上水用の#40はちょっと太いためダクトカフスがいい具合に刺さるように旋盤で削りました。

 

 

 

 

掃除機用のアタッチメントができました。

両端は切りっぱなしにしないで外側・内側共に大きめに面取りして、空気の流れが少しでもスムーズに流れるように、ダクトホースも刺しやすいようにしました。

 

 

ペール缶にセパレーターが取り付けれたのと、掃除機とのホースの接続にめどが付いたので、次はこれらを一体化するための枠を作りたいと思います。

その話はまた次回に

ではまた

(続きはコチラ

 


Amazonで買ったサイクロン集塵用のセパレーターユニットでサイクロン掃除機を作ってみた その1

2021-01-10 05:23:27 | 工作

ガレージで切った貼ったするとゴミが出ます。

うちにも安価な業務用掃除機があるのですが使った後の掃除機のフィルターを見ると埃まみれで悲しくなるのであまり使おうという気になれなくて

普段は塵取りとホーキで掃除をしています。

 

リフォーム作業をしていて石膏ボードを切ったときは粉粉がホーキでは取れないので止む無く掃除機を使っていますが、粉塵なので

フィルターも目詰まりしやすく、もっと気軽に使える使える掃除機があればと、ずっと思ってきました。

 

よくコメントくれる工作友達のkagayakiさんは仕事柄、粉塵がでるので色々と工夫されていて、前に遊びに行ったときにAmazonで売っている

サイクロン集塵用のセパレーターユニットを買っていたのを見かけました。

 

サイクロン集塵機はガレージでDIYする人の間では割とメジャーな存在で、特に木工工作する人は切り屑が多く出るため一から自作する人も結構いて

「サイクロン 自作」と検索すると色々出てきます。

 

 

自作することを考えたこともありましたが、考え出すと凝りすぎて結局は手間ばかり掛かってしまうので、Amazonで一つ買ってみることにしました。

Amazonのサイトを見ると似たようなものがたくさん出てきてどれがいいのか(どれもよくないのか?)見てみよく分かりません。

 

 

どれがいいのか分からなかったので静電気が起きなさそうなカーボンの混ざった黒色のもので、気流に優しそうな形状なものを選びました。

この辺りのチョイスは真剣に悩んで考えましたが結局のところテキトーです。(静電気の問題も後で見たら埃がくっ付いてました)

 

 

 

自身の気力と行動力低下に苛まれる日々。

リフォーム作業もあるのに停滞気味で、娘の鬼滅の刃グッズの製作に横道に逸れ、おまけにコレの製作で手が止まるのを恐れた私は、本来の作業の合間で

作るくらいの位置付けで作っていこうと決め、しばらく買ったまま放置していました。

 

「合間に作る」は実のところ、それくらいのボチボチ感で思っておかないと、アクティティが低下した今の自分はますます工作していかなくなると

思ったからです。

か細くなった気力。

老化(劣化)ってこんな風に襲ってくるものかと思い、最近怖くなります。

 

で、ボチボチ作り始めることにし、必要部材をちょっと揃えました。

分離したゴミを貯めるものはコーナンで買ったペール缶です。

 

 

 

Amazonの購入者のレビューをみると口々に「ホースの太さが合わない」と書かれてあって、ホースにテープをグルグル巻きにしてサイズを合わしたなどと

皆さん四苦八苦されていました。

付属品にはホースバンドの他にホースのジョイントが付いてありました。

 

 

サイクロン集塵機を作る工程を大きく分けると

①ホースの接続問題

②セパレーターユニットのペール缶に取り付けるための蓋の穴あけ。

③掃除機にサイクロンを合体させるための筐体作り。

 

まずはホースの接続。

掃除機につなぐのと、掃除用のホースにつながないとなりません。

先人達が苦労しているホースのサイズ問題。

付属のジョイントは単なる短いパイプなのでホース径を変えれるわけでもなく役に立ちません。

海外にはこのサイズの規格のパイプやホースがあるんでしょうか???

 

で、手ごろなパイプと言えば水道の塩ビパイプなのですが・・・

内径、外径を測りそれっぽいサイズを探したところ水道管の塩ビパイプの#40があったのですが、これが絶妙に緩いのです。直径で0.5ミリくらい。

テープをグルグル巻きにすれば使えるようになるのですが、できれば今回の製作ではそういったグルグル巻き作戦は使わずシンプルに作って、

ワンランク上のクオリティを目指せればと思っていました。

 

 

 

VU40が微妙に細いとなると付属のジョイントは微妙に太いわけで、VU40の水道部材には刺すことができません。

 

 

 

 

 

付属のジョイントはわずかに太いだけなので水道の部材のエルボーを火であぶって広げることにしました。

 

 

 

 

偶然あった直管式の蛍光灯の照明器具の化粧カバーがジョイントと同じ外径だったので、これを差し込んで膨らましました。

この化粧カバーがなかったらアルミの棒材を旋盤で削って"拡張棒"を作らないとならなかったので助かりました。

 

 

 

とりあえずこれで塩ビの40パイプが使えるようになりました。

 

 

 

短めですがここまでで、続きはまた書きます。

ではまた

(続きはコチラ


サンスター文具「かどまるPRO」 角がきれいなアールに切れて幸せにしてくれます

2021-01-03 03:04:44 | 工作

新年にあったタイムリーなネタではないのですが、文房具なんですが使ってみて思いのほかその仕上がりが良くて、嬉しくなったので

それについて書こうかと思います。

 

昨年、爆発的に流行った鬼滅の刃。

うちの娘も気に入ったので禰豆子の箱とか単行本用に本棚を作ったのですが、暇があるとマンガを何度も読み返す娘を見ていて

他に何か作ってあげれないかと思って、シールを作ってあげることにしました。

最初に作ったシールは本棚のアクセント用でした。

 

絵柄をテレビ版のアニメや予告動画をキャプチャーをしてそれを印刷して切り取り、裏に両面テープを貼った何の工夫も無いものでした。

そんなものでしたが、いろんなシールが沢山できるからと娘はすごく喜んでくれました。

 

 

 

喜んでくれる娘を見るたびに裏が両面テープなそれをシールと呼んでいる自分が恥ずかしてしかたありませんでした。

 

11月の末に家族三人で映画も見に行ってきました。

マンガを読んでいなかったのもあって私もとら母(嫁)も最後は涙ぐんでしまいました。

ルパンの「カリオストロの城」もいいアニメですが、それに次ぐ良いアニメじゃないかと思います。

 

映画を見終わったあと娘に「泣いた?」ときくと、「ううん」と返ってきました。

感動しなかったのかなとちょっと残念に思ったのですが、娘はマンガでストーリーを知っていたので映画では泣かなかっただけで、マンガを読んだとき

泣いたと言っていました。

その話を聞いて少し嬉しくなりました。

 

映画を見たこともあって今度はもっとちゃんとしたシールを作ってあげようと思い、百均でシール台紙を買ってきて作り直すことにしました。

映画の影響は大きく娘以上に気合が入り、必死になって絵柄を探しました。

 

 

 

絵柄に合わせて台紙を切るわけですがそのままでは四隅はピン角のままなわけで、本来なら丸くアールをつけなければなりません。

これをハサミとかでカットすると、必ずと言って奇麗に揃った形になってくれずブルーな気持ちになります。

これはガレージで作業しているときも同じで、慎重に作業してもなかなか満足するアールにならず、あまりに不揃いだったりすると

やっぱりブルーになります。

 

別件で紙の角のアールをとる文房具のことを知り、買ったものの使わずじまいなものがあったので使ってみることにしました。

サンスター文具の「かどまるPRO」というものです。

 

これがですね、すごいんです。

差し込んでレバーを押すだけで"パチン"って音がして、もう幸せになるくらい良い仕事してくれるんです。

カットするところも3ヶ所あって、3種類のアールが選べるんです。

 

 

 

 

シール台紙で作っておきながら、剥がた痕で汚くなった壁や物のことを思い出し、マグネット台紙で作り直しました。

 

たくさん絵柄を見つけてカッターナイフと定規でカットするのも面倒になったのでダイソーのペーパーカッターも買ってきました。

作業効率改善が上がって横にいる娘以上にテンション上がって作業しました。

娘は隣で鬼滅のマンガを読んでて、もはや誰のためのシール作りか分からず、私は全集中してシール作りをしていました。

 

 

 

 

マグネット台紙ですがダイソーとセリア両方買ってみたのですが、セリアの方が厚みがあって磁力も強いように感じました…ってこんな情報誰がいるねんってか?

でもそれを知ってからセリアで買うようにしています。

 

 

 

 

 

娘にサプライズしようと風呂に入っている間に冷蔵庫にいっぱい貼ったのですが・・・・

驚かず、それよりも貼り方が違ったようで剥がし始め・・・・、

 

 

 

貼り直し出しました。

娘の性格ですが・・・キッチリしているのが好きみたいです。

風呂あがりでシットリな娘でした。

 

 

ではまた。

 


鬼滅の刃の単行本の本棚を禰豆子の箱風に作ってみた。

2020-11-24 03:18:00 | 工作

先日の鬼滅の刃の"禰豆子の箱"に次いで今度は単行本を仕舞う本棚を作る話です。

Amazonプライムビデオを見てえらく気に入った娘。単行本の話をしたら読みたいと言うので1巻を買ってあげました。

そんなに読まないと思っていたらこれもまた気に入って続きを読みたいというので2巻を買うことにしたのですが、親から漫画なんて

買ってもらったことが無い私にはこんな場合、親として何も考えずに買い与えて良いのか少し悩みました。

安易に買い与えて、買ってもらえることが当たり前に思う子になってしまわないか。我慢することが出来なくなるんじゃないか・・・、

そんなことを考えてしまったわけです。皆さんはどうされてるのでしょうか。

 

遅くして生まれた子供なので世間でいえば子よりも孫に近い年齢差。

そういうこともあってか自分でも時折、爺さん的な接しかたをしているんじゃないかと思ったりすることがあります。

何かしてやりたいし、喜ぶ顔を見てると嬉しいし・・・・。

 

2巻目は1週間空けることにして、翌週末に2巻と3巻を買って2巻だけ渡すことにしました。

1週間に1冊。そんな感じで我慢と楽しみを知って貰おうという考えです。いや、でした。

何故「でした」かと言うと、買い物から帰ってきて2巻だけ渡すつもりだったはずが、とら母(嫁)が3巻も見せてしまって計画は空振りに終わりました。

4巻はまた1週間後の楽しみにして次の週末買いに行くことにしました。

 

週末に買いに行くことのもう一つの理由は、コロナ禍で出かけることが無くなり家にこもりがちの生活が続き、何か少しでも楽しみな

明日(来週、未来・・・etc.)があった方が良いと思ったからでした。

 

読むスピードも早くて、楽しそうに読んでいるのを見てると4巻を買う頃にはまとめて3巻買ってしまったりと、こちらも緩くなってしまってました。

その頃はまだ映画「無限列車編」の公開が先だったので売り切れも無く、欲しい巻を自由に買えたのですが、公開が近づくと映画の内容に

触れる8巻辺りが売り切れとなり、次第に入手出来ない巻が出始めて、探すこちらもあちこち本屋を駆けずったり電話したりと大変になってきました。

 

 

 

 

 

大きな書店は軒並み売り切れだったので隣町の商店街の本屋に行ったして、最後の方は有れば全部買っておくみたいな感じになってしまいました。

 

 

 

 

 

18巻は相変わらず売り切れでしたがそれ以外は買えました。予定外に本が揃ったので今度は単行本を置いておく場所をどうしようかという話になりました。

コーナンで手ごろな大きさの本棚を探してみたものの、これと言ったものがなく、こういう場合はニトリか?みたいな話になったのですが、

取りあえず百均で単行本が入るケースを買って帰り、そこに片付けるように言いました。

 

 

 

 

 

 

ニトリに行っても気に入ったものがある保証はなく、そんじゃあ簡単な本棚を作ろうかとふと思いました。

ただ、前回の"禰豆子の箱"は完成まで1ヶ月ほど掛ってしまったので、今回は私の課題である"のんびり工作"を見直し出来るだけ早く作り上げようと

思い、材料は手持ちのものを使い、あまり細かなことを気にしないように作ることにしました。

 

 

材料は今リフォームしている部屋の出入り口に使っていた戸枠の集成材を使うことにしました。

単行本は現在22巻まで出ていて、予想では23巻で終わるとのことだったので23巻と予備に1冊分。 あまりビチビチにすると

本を出し入れするのに、やり難いだろうし本も傷む・・・・そんなことを考えながら材料取りを行いました。

 

 

 

 

 

 

戸枠として無塗装で使っていたのでシミや傷があったので軽くサンディングしました。

新しく本棚に生まれ変わるので傷の場所を見ながら、どこを表面にするか、どこを見えない場所に使うかなんて考えながら磨きました。

 

 

 

 

 

箱を作るときにカット面の垂直が出てないと合わせ目が合わず、全くもって幸せではありません。

古い丸ノコに加え技量もないせいか、ピッタリ直角が出て"幸せ~"って思うこともあまりなく、スライド丸ノコがやっぱり欲しいと思います。

仕方が無いのでまたフライスで削りました。

 

 

 

 

 

粉まみれになる工作機械を見てサイクロン式の掃除機が必要だなあとこの時思いました。

工作仲間のkagayakiさんは早くからサイクロン集塵機を自作されてて、これまでも色々と見せてもらいました。

 

ボチボチ自分もガレージ用に作ろうかと考え、買っておいたAmazonで3000円程で売っているサイクロン分離機を引っ張り出して組み始めました。

 

 

 

 

カットと組み立てネジの下穴まであけたので、後は組むだけで完成です。

 

 

 

 

 

でも無塗装だと手垢が付いたりしてよろしくないので色を塗ることにしました。

木材なのでやっぱりニス仕上げにしました。

お気に入りのオールナット色です。

組み立てから塗ることもできますが、ニスはムラが出やすく、こういった小さなものをハケ塗りすると仕上がりがよろしくないので

板の状態で塗ってます。

禰豆子の箱を塗った着色ニスの残りを使ったので耐久性がないので、本を納める内部と天板はラッカークリアで仕上げてます。

やっぱりこういったものはウレタンが入ったニスの方がいい気がします。でもハケ塗りでツヤツヤにするのは大変なのでスプレータイプにするか

ラッカークリアがいいように思えます。

 

 

 

 

 

 

本棚の幅は単行本23巻+αでよかったのですが、「鬼滅の刃」専用本棚なので少しアレンジしたいなあと作りながら考えました。。

単行本と鬼滅グッズの組み合わせ。

缶バッチを貼ってみる・・・みたいな。

そんなときに炭治郎のぬいぐるみが有ることを思い出しました。

禰豆子の箱ができるまで、娘は炭治郎と禰豆子のぬいぐるみを夜になると一緒に並べていました。

でも禰豆子の箱が出来てからは禰豆子は箱の中。

一人残った炭治郎のぬいぐるみ。これを本棚に一緒に入れるようにしてあげたら・・・。

 

仕切り板は手持ちの桐材で急きょ作りました。余っていた材料なので大きさも足りませんが、仕切り板としては丁度良いくらいの大きさでした。

 

 

 

 

 

仕切り板の固定方法ですが、単行本23冊+αと決めたのですが、それも自分で決めた予想値。

ひょっとして後で仕切り板の位置を変えるかもしれない。

天面と底面から木ネジで留めたら、仕切り板の位置を変えたら残ったネジ穴が目立って不細工になる。

工作で一番よくないのは不細工なこと。

そんなこんなを考えて仕切り板の固定は仕切り板自身にピンを立てて挟み込んで固定することにしました。

 

ピンはステンレスの細クギ。縦に打つと挟み込んだ時にめり込んでしまったので斜め打ちしました。

 

 

 

 

 

斜めに打ち込んでからカットし、直角に起こしなおして先端を尖らしてます。

 

 

 

 

 

 

組み立ててから飛び出したところをカンナ掛けしたりヤスリで修正するのですが、先にニスで着色しているのでそれができません。

なのでピッチリ組みあがるように添木して下穴をあけて、コースレッドで固定しました。

 

 

 

 

 

今回は親子で作る工作ではなく、親が作る工作。

時折、娘が覗きに来ます。

来てはそのあたりにある気になるものを手に取って絡んできます。

 

 

 

 

 

作業中は私が割と厳しいことを言うのと、自分でも色を塗ったことがあるので、触るときは気を遣って「触って大丈夫?」って聞いてきます。

 

 

 

 

 

いろんな表情をして和ませてくれます。

彼女なりに自分のために一人作業している私に気を遣っているんだと思います。

 

 

 

 

 

仕切り板が斜めに付いたらもうお終いです。

仕切り板がずれないようにこちらも添木して天板を取り付けました。

 

 

 

 

 

様子を見ていた娘が「炭治郎のイスがいるね」って言いました。

ぬいぐるみを置くときにイスに座らせたいみたいでした。

急遽イスの製作です。

 

 

 

 

 

材料は禰豆子の箱で使った桐材の残り。

単純なイスですが単調すぎないように脚に角度をつけることにしました。

 

 

 

 

こんな感じかなあ・・・なんて考えながら即興で作りました。

 

 

 

 

 

鬼滅の刃の単行本専用の本棚なので、それっぽい表示があったらなあ・・・・で、アクリル板をカット。

 

 

 

 

 

 

イスと表示スタンド。

 

 

 

 

 

 

ここまで来たら調子づいて、もう少し凝った風にしたくなり、禰豆子の箱風にすることにしました。

禰豆子の箱といえば、補強板や補強の帯。

本棚の板の厚さに合わせて補強板の大きさを変更して塩ビ板で作りました。

 

 

 

 

 

 

側面の補強の帯も本棚の高さから幅と位置を出して付けました。

ちょうど裏板を留めるコースレッドと位置が被って、化粧キャップの穴を抜く位置決めが面倒でした。

 

 

 

 

 

 

補強板を留める鋲も禰豆子の箱と同様にステンレスの細クギ。

 

 

 

 

 

 

「もう出来た?」

そういって時折、覗きに来ます。

完成間近なのを見て

「お~。すごいねぇ」

そう言ってくれました。

 

「もう少し。今、接着剤を乾かしているところ」

 

 

 

 

 

補強の帯の接着剤が乾いたので養生を取り去って完成です。

適当に見つけた鬼滅の刃の絵を印刷してアクリルスタンドに貼ってます。

 

 

 

 

 

 

単行本を持ってこさせて並べさせました。

 

 

 

 

 

売り切れている18巻と発売前の23巻の代わりに私が昔ダイソーで見つけた「チャレンジ君」を入れました。

 

 

 

 

 

「チャレンジ君」は私が小学生の時に自転車が好きでその時、流行っていた自転車で日本一周する、漫画「サイクル野郎」の著者、荘司としお氏が書いた漫画で

国鉄時代に実際に催した「いい旅チャレンジ20,000km」を題材とした、鉄道旅のサスペンス風の少年漫画です。

 

当時ダイソーでは2巻までしか見つけれず、その後何十年も見つけれませんでした。

それが先日、北海道旅仲間の"じじぃ"からメールが来て「サイクル野郎」が全巻無料で見れるサイトを教えてくれて、そこに全5巻あることが分かって

びっくり。すごくうれしい情報でした。

マンガ図書館Z https://www.mangaz.com/ 

怪しいサイトではないです。著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスです。

 

 

 

"禰豆子の箱"とコラボしてみました。

 

 

 

 

 

11月の連休の某日。

いったい何日掛ったのかのわからなかったので写真のExif情報を見たら3日間で作ったことになってました。

もっと掛かったように思えたので3日は間違いかなと思い何度も調べなおしました。

複数のデジカメで撮っていたので、どれか日付設定が狂ってたのかと思ったのですが、頑張って3日で作りました。

 

 

売り切れだった18巻も買えて残るは23巻、それと映画「無限列車編」を見ること。

 

 

 

ではまた。

 


鬼滅の刃の禰豆子の箱を作った 親子?で作る工作 後編

2020-11-16 03:13:32 | 工作

 

鬼滅の刃の禰豆子のぬいぐるみが入る箱を作るの後編になります。

「親子で作る工作」でしたが、つい手を掛け過ぎて娘は入る余地がなくなり、漫画を読むの "全集中"していて、もはや「親が作る工作」になりました。

 

 

 

 

前回は扉が出来たところまで書きましたので、その続きになります。

 

 

 

 

 

 

扉にも独特の形をした補強板が付いていたのですが、箱本体の上と下にもぐるりと補強が入っていて、上側の角には更に金属と思われる補強が入っています。

さすがにここまで再現すると鬼滅の刃のブームが終わってしまいそうだったので、迷いましたが塗装で再現すことにしました。

 

 

 

 

 

 

補強部分を黒のラッカーで塗ったあと、艶を出すために全体を同じくラッカーのクリアで仕上げました。

ラッカーは塗膜が薄いので艶がでるように3回ほど塗り重ねています。

 

 

 

 

 

 

 

箱本体の特徴は三本の帯状のものでグルっと補強している点です。

少し厚みがあるようなので金属ではなく皮のように思えました。

テレビ版をキャプチャーしてそれから全体の大きさと帯の幅の寸法比を出して寸法を決めました。

 

 

 

 

 

 

 

厚みのある樹脂で手ごろなものが無いかと探して見つけたのがアクリルサンデーの低発泡塩ビ板というもの。

柔らかく爪で押さえると簡単にへこんでしまうほどです。

 

 

 

 

 

 

位置がずれたり斜めったりするといっぺんに不細工になるのでコンビネーションスコヤを使って位置合わせして接着剤で固定しました。

Youtubeで海外のビルダーが使っているのを見て知ったスコヤですが、こういった同じ寸法を繰り返し位置出しするのに非常に便利で愛用しています。

 

 

 

 

 

 

この帯にも鋲が打ってあったので、これも短く切ったステンレスの釘を打ちました。

 

 

 

 

 

 

 

外観の細工が出来たので箱に扉を取り付ける作業に入ります。

本物は蝶番(ちょうつがい)が使われてあって、このくらいの小さな蝶番って普通に売っているのですが、厚みの無い桐材に木ネジは効かないので

釘を打って軸にすることにしました。

 

途中で気付いていたのですが、いつものように箱と扉をきっちり作り過ぎて、このままでは開かないことに気付きました。

 

 

 

 

 

 

 

扉の幅を少し切り詰めて、仮に釘を打ち込んで様子を見ましたが、ちょっとくらい幅を狭めたくらいでは全くダメでした。

 

 

 

 

 

扉の幅をもっと切り詰めれ開くようになるのですが、隙間が出来てブサイクになってしまいます。

なので箱側の接触する部分を削ることにしました。

彫刻刀がないのでリューターのビットを使って削ったのですが、たまに金属でもこういう風に削りたいことがあってその度に金工用の彫刻刀あったら

欲しいなあと思います。

写真では分かりにくいですが扉が開く際の回転半径分だけ円弧状に削ってます。

 

 

 

 

 

 

 

軸は真鍮の釘です。

そのままでは箱と扉が擦れるので、ポンチでくり抜いた文房具のPP製のクリアフォルダの円盤を間に挟みました。

 

 

 

 

 

 

 

背負い帯は簡単にパンツのゴムにしようと思ったのですが、娘が背負いたいと言うので予定変更です。

実際に背負うからにはそれなりに強度が必要になります。

たまたま良い感じの布の帯が有ったので、引っ張っても大丈夫なようにアルミ板で押さえ板を作りました。

 

 

 

 

 

キャプチャーした絵を元に位置を決めてネジ留めしました。

庫内側は禰豆子が痛がらないように袋ナットにしています。

 

 

 

 

 

 

完成しました。

 

 

 

 

 

 

仕事が遅いのでブームが終わらないかと心配しましたが、何とか間に合いました。

 

 

 

 

 

 

「子供と一緒に作る」

そんな時間を子供と持てたら工作好きにはたまらないだろうなあと思います。

一緒に笑いなが作業をする。下手でも失敗しても全然OK.すべてが思い出。

そんな風な時間が過ごせればと思ってはいるのですが、実際は作業に入ると出来栄えにこだわってしまい娘を置いてけぼりにしてしまっています。

 

年頃になったとき娘にとって父親ってどんな風に思うのだろうか。

私がいなくなった時、自分のお父さんってどんな人だったと思い出すのだろうか。

そんなことを時々思います。

 

 

 

 

 

「親子で作る工作」

私にはなかなか実践できないことですが、そういう風な父親になれるように頑張っていきたいと思います。

 

 

いつも厳しいことを言ってごめんよ。父より

 

 

ではまた


鬼滅の刃の禰豆子の箱を作ってみた 親子?で作る工作 前編

2020-11-14 03:26:09 | 工作

どこへいっても「鬼滅の刃」

極楽湯でも

 

 

 

 

 

くら寿司でも

 

 

 

 

 

 

見ない日は無いというくらい。

娘もAmazonプライムでテレビ版を見てから好きになりました。

 

 

「禰豆子(ねずこ)の箱」・・・・

家族を鬼に惨殺された主人公の炭次郎。

唯一生き残った妹の「禰豆子」は鬼の血が体に入り自らも鬼になってしまった。

鬼は日に当たると死んでしまう。だから炭次郎は昼間、禰豆子を箱の中に入れて背負い、人々を食らう鬼を倒すために、そして妹を元の人間に戻すために

戦い続ける心優しき炭次郎。

大人の私がみてもよかったです。

 

 

 

雑貨屋さんで見つけた鬼滅の刃のぬいぐるみ。

何が欲しいと尋ねた。

初めて買ったのが禰豆子のぬいぐるみでした。

 

 

 

 

 

 

禰豆子のぬいぐるみで遊んでいた娘が、昼間は死んでしまうから禰豆子の箱がいるねって話してきました。

じゃあ作ろうかってなって、禰豆子の箱を作ることになったというわけです。

 

劇中でこの箱を作った「鱗滝左近次 (うろこだきさこんじ)」が炭次郎に箱を渡すシーンがあって、箱についてこんな風に説明していました。

『非常に軽い「きりくもすぎ」という木で作った。「いわうるし」を塗って外側を固めたので強度も上がっている。』

 

 

テレビ版で見ただけなので「きりくもすぎ」がどんな字を書くのかも分からず「軽い」ということで「きり」を「桐」と思い込んでしまい、

たまた百均で見つけた桐の板材を見て丁度いいやんって思って買って帰ってきました。

後に分かったことですが、この「きりくもすぎ」は「霧雲杉」と書き、実際に存在しない架空の杉の木ということでした。

 

 

 

 

 

作ると言って何となく形が分かるだけなので、情報集めから始めなければなりません。

最近、何事にも腰が重くなってきた私。プライムビデオを見返して形状や特徴を観察。対して子供の気持ちは急ぎ足で、どれくらい出来たか気になる娘。

 

ぬいぐるみの大きさから直方体の六面が取れる寸法で取りあえずカット。

丸ノコは数台あるのですが幅が有るものは切れず、テーブルソーも簡易的なもので精度がでず、スライド丸ノコが欲しいと最近よく思います。

 

 

 

 

 

・・・・・

「もう切れた?」

「まだ」

 

夜になって娘に聞かれ、お尻を叩かれたように思えた私。

かと言ってこの時間から大きな音がする丸ノコは使えません。ならばと静かに削れるフライス盤で切りました。

最近、金属削ってないマキノのフライス。世界のマキノと言われたKシリーズ。名機も今は悲しき木工マシン。

でも当たり前ですが普通に精度が出るので木工細工でも気持ちいいです。

 

 

 

 

 

 

子供と同じ時間を過ごすことって大切だと思って、できるだけ一緒に作業するようにしてるんですが、ついボンドの塗り方が下手だと

「そこ、塗れてないところがあるやん。ちゃんと見なあかんで!!」って強い口調で言ってしまいます。まだ小学二年生なのにね・・・・。

気が短くてイラちな私。後から思い出してブルーになります。

 

 

 

 

 

 

 

私の親父も作ることが好きでいろんなものを作ってました。

真空管テレビの時代なので修理もオシロで波形みながら自分で修理してました。

学校放送なんかはトランジスタとかICの規格表とか回路図を見ながら回路図書いて感光基板にレタリングして、それをエッチングして

アンプを作って納めたり、アングルを溶接して架台を作ったり、塗装は耐久性のあるということで焼付塗装してました。

昭和50年頃のネットなんてない時代に普通の街の電気屋さんとしては他より技術力は少し秀でた人だと思います。

高度経済成長期もあって器用なオヤジは重宝されました。

反面、そんな親父と私は何かを一緒に作ったことはありませんでした。それどころか遊んでもらった記憶なんて数えるほどしかありません。

 

 

「明日まで乾かすねんで」

前の晩にそう言って乾かしたものを朝、学校に行く前にちょっと様子を見させて、夜になったら色を塗るよと話してやります。

早く出来ないかと待つ娘に少しでも何かが伝わるように・・・。

 

 

 

 

 

 

ヤスリ掛けしてスベスベするのが分かると「あ~、いいねえ」って納得します。

(このタジマのサンダー、使いやすくて気に入ってます。)

 

 

 

 

 

色塗りですが、外側に塗って固めていると言っていた「いわうるし」も「岩漆」と書くそうで、これもまた架空のものらしいです。

さすがに漆は塗れないので木目が綺麗な「ニス」にしました。

好きなオールナットにしたのですが実際は少し赤みがかった色です。

 

 

 

 

ニスは重ね塗りするといい色になります。ペンキと違って一回では終わらず翌日も塗り重ねの作業。

子供の気持ちに反して時間が掛かります。

良い仕上がりになるとなれば大人は待てますが、子供にはそれはまで理解できません。

それでも「分かった!!」と言ってくれる娘に嬉しさを感じます。

 

 

 

 

 

 

 

このままでは鬼滅の刃のブームも終わってしまいます。

ということでお父さんは頑張りました。

風呂に入る前に塗って寝る前にペーパーを掛けてからまた塗って。

朝起きてまたペーパー掛けして出勤するまでにまた塗って。

仕事が終わって帰って来て着替える前に磨いて塗って、ランニングから帰ってきたらまた磨いて塗って・・・・の五回塗り。

 

 

 

 

 

塗り終えたので禰豆子のぬいぐるみを入れてみたら・・・・

「う~ん、ちょっと大きいね」

「大きいか?」

「こうやって座らせたら大きくて隙間ができるよ」

「座らせなかったらちょうどいいやん」

「でも座ったら、ほら大きいでしょ」

 

座ったときなんて聞いてない・・・・。

 


「小さくした方がいい?」

「うん」

「・・・・・・・・」

 


「・・・・・・、じゃあどれくらいか言ってみて」

「これくらかな」

「これくらいって言っても分からんから、ちゃんと自分で鉛筆で印を入れなさい」

思ったことをちゃんと伝えないと後から大変になるってことを勉強してほしくて書かせました。

まだ分からないかもしれませんがこんなことの積み重ねじゃないかと思ってたりします。

 

 

 

 

 

 

 

三歩進んで二歩下がるですが、作り手としては望まないものを作るより、思っていたものに仕上げることの方が幸せになります。

 

 

 

 

 

 

また一晩ボンドを乾かさないとならないので娘にしてみれば全然進んでないように思えたに違いありません。

子供と何かを作るとすれば、できたら一日で出来るものの方が「お父さんすごい」って思ってもらて、良いんじゃないかと思います。

 

 

 

 

 

 

ぬいぐるみにジャストサイズになったのを見たら

「おお、いいねえ」と喜ぶ声が聞けました。よかった。

 

この辺りから「親子で作る禰豆子の箱」は「お父さんが作る禰豆子の箱」に変わってきたように思えます。

 

 

 

 

 

 

 

禰豆子の箱の特徴といえば扉の四隅の補強板と箱を囲うように巻かれた帯状のもの。

まずは扉の四隅の補強板の再現から。

材質は補強板にありがちな薄い鉄板で作ったであろうことは分かるのですが問題はその形。

 

 

 

 

独特で印象的なその形状はよく見ると幾つもの円からできているように見えました。

どこでCADを使っていろんな円を描いてそれっぽくなる寸法を探ってみました。

扉の幅に対する補強板の大きさから比率を出して大きさを決め、円弧と円弧の交点の位置や両者の扇角、それに円の出具合と円が切れる位置などを

何度も見て、出来るだけ再現できるようにしました。

 

 

 

 

 

 

 

よく考えて作ったはずなのに実際に切り出して扉に宛がってみたら全然イメージと違ったりして、三回ほどCADを引き直しました。

 

 

 

 

 

 

補強板に使う素材は薄鉄板ではなく0.5mmの塩ビ板。

円はドリルであけることも考えましたがポンチで抜きました。

 

 

 

 

 

円弧はハサミで簡単にきることができましたが、ポンチの打ち抜きが綺麗にいかず数個作り直しました。

鋲が二箇所打ってあるのですが、あとから感覚だけで打つと微妙にズレて絶対に許せなくなる気がしたので、あらかじめ印をつけておきました。

 

 

 

 

 

 

 

鋲は白く描かれているだけだったので真鍮にせずに、ステンレスの細釘にしました。

長さが25mmと長すぎるので短く切ってルーペを見ながら先端をヤスリで削って尖らせました。

 

 

 

 

 

補強板はスーパーXで接着しておいて後から釘を打っています。

地味な作業で面倒かと思ったのですが工芸品を作っているような感じがして意外と楽しめました。

 

 

 

 

 

小さな蝶番は普通に売ってるのですがさすがにこの手の取っ手はドールハウスでも似たようなのが無く、仕方が無いので木を削って作りました。

最初はくり抜きもない単純な形状で摘まみやすいように逆テーパーだけした、それこそ単に扉を開けられるだけの取っ手を作ったのですが

あまりに質感が無かったので少し魂を込めて作り直しました。

 

 

 

 

 

 

塗装はウレタンニスではなく、単なる着色ニスだったのでいくら磨いても思ったように艶が出なかったので、ラッカークリア仕上げにしました。

 

 

 

 

 

長くなったので後編に続きます。

ではまた

 


最近のこと⑪ 昭和の照明器具 ナショナルの蛍光灯をLED用にしてみた

2018-04-26 17:55:33 | 工作
最近のことの続きになります。


一月も後半に差し掛かる頃。
この頃はまだ潰瘍性大腸炎による血便もあったものの酷いものではなく、少しずつ普通の生活に戻したくて、何か一つでもしようという気持ちになってきました。











ナショナル(松下電器産業、現パナソニック)の照明器具。
親父が生前営んでいた電気屋の在庫品で恐らく昭和50年代のもの。

照明が無かった物置部屋に仮設で付けていました。



身近なところの照明はLEDに替えたもののこう言った物を取りに行ったり、洗濯物を干しに行くときにしか通らないところはまだ手付かず状態。

今時安いLED照明器具もあるので今更ですが、真新しいのもあってこれを捨てて新しく買い換える気にはならず改造する事にしました。



カバー内には安定器やグロー球のソケットなどが入っていてLEDには不要な物。







グローをパイパスすればLEDランプは点くためメーカーはそのまま残すやり方で販売しているのもありますが、安定器自身電気を消費するのと
重いので取った方がLEDに変える旨みが増すので私は不要なものを全部取るようにしています。










無いとスッキリするものの代わりに残った線の処理が必要になります。







置き換え式の直管型LEDランプには片側の端子だけで給電するタイプと両端給電があって後者が多い気がします。

両端給電タイプは端っこの端子の2本のピンは内部で繋がっているので、どちらかに繋げれば点灯します。

対して器具側のソケットの端子は蛍光管球を放電させるために別々な物。
どちらかのピン(電線)が電源に繋がっていれば点灯出来ますが、接触不良などもあるので両方の端子をバイパスしたい気持ちになってしまいます。









ソケットは分解を想定していない物なので、他人には勧めませんし、止めた方がいいです。


半田ごてでフタを留めているピンを起こします。
以前は電線を半田付けしているコテでやってましたが先端が汚れて本来の半田付けに支障が出るので、今は樹脂を溶かしたりする際に使う工作用のコテを買って
使い分けしています。







半田付けする度に親父の言葉が思い出されます。

「半田はピカッと光っとかなあかんぞ」




半田コテをあててる時間が短いと天ぷら半田になって付かないし、時間が長いと松脂(フラックス)が飛んで"流れ"が悪くなって、くすんだ感じになったり切れが悪くて
コテを離した時にヒゲが出たりします。





手間かかってます。









バイパス









裏蓋を留めてるピンを溶かして元に戻します。








3灯式の器具をそのうち2灯をつかって、1灯はセンサーライトに、もう1灯は普通のランプとする為にスイッチの配線を変更。







不要な電線を取っ払って引き回しを整えて、






自分が居なくなった時に間違えないように表示。







こんな事に時間を費やす事に迷いはあるものの、やらずして避けて通ると目の上のこぶのように引っ掛かる。
やって無意味なことは無いと思う事があるので、目の前のことをこなす日々。

嗚呼おっさんエレジー。








リニューアルな“ナショナル照明器具”。

賢明な皆さんはこんな改造せずに普通に売っているLED照明器具を買って下さい。





ではまた。