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大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

ヴェクスター125のリフレッシュ 電気系の強化 ブレーキの強化 カワサキ KX85キャリパーの取り付け ツーポットキャリパー化

2021-08-06 02:34:40 | ヴェクスター125

未塗装の樹脂製の外装が経年劣化で白くなったのを塗り直していると書いたのが前回の話

今回は外装を取り外したついでに配線に少し手を加えるのとブレーキまわりの整備についてになります。

 

まずは配線について。

ヴェクスターのヘッドライトってむっちゃ暗くて昭和のトイレの裸電球って感じです。

ヘッドライトが"照らす"とか言いますが、もはや"灯す(ともす)"に等しいです。

何でこんな暗いのかと昔、端子電圧を測ったことがあるんですが随分ドロップしていました。(点灯時の電圧ではなく回路の電圧値)

コネクターを磨いたりしましたが改善せず、どうやらケーブル自身が酸化して配線抵抗が大きくなったようでした。

 

冬になると寒くてグリップヒーターが欲しいなとずっと思っていて昨シーズンついに買ったんですが、商品レビューに

原付に付けると電圧が低いと保護回路が効いて停止すると書かれていて、何度もスイッチ入れなおさないといけなくて面倒とか

書かれていて、このまま取り付けたら同じことが起きそうな気がしました。

対策としてはワイヤーハーネスを新品に交換ってのが順当な手段ですが、もう新品は無いでしょうしあってもきっと高そう。

そこでバッテリーから直に配線を追加してやろうと考えました。

ですが、それをするにはバイクのカバー類を外さないといけなくて、それが億劫でとうとうシーズンが終わってしまいました。

 

一番電気食いそうなのがホーンでそれ用に、それに今流行りのドライブレコーダーも付けたい。

ということで外装をはぐったついでに何本か配線を追加しておくことにしました。

 

新規配線なのでヒューズをかませます。ショートしたら燃えますので。

ヒューズホルダーはエーモン製。ケーブル太いなあと思ったら3sqもありました。

バッテリーボックス内にヒューズを置いて、そこから1.25sqを3本分岐したケーブルを作りました。

 

 

 

キーを"ON"で電圧が掛かるように末端にリレーを入れますが、リレーを駆動するにも電力を消費するので

駆動電流の少ない小型のリレーにしました。

最初は無難にエーモンを選びましたが、何となくモノタロウのも買ってみました。

 

 

 

配線の取り出しと取り回しですが、バッテリーボックスに丁度、雨が入らないように下向きに取り出せる

スペースがあったので、そこから引き出すようにしました。

 

 

コルゲートチューブに入れてフレームに這わせてフロントカバー内まで導いてあげてとりあえず仕込み完了。

あとは実際にモノを付けるときに配線します。

 

 

 

 

お次はブレーキまわりの整備。

距離を走っているのでブレーキローターもだいぶちびってて、そろそろ換えないといけないなあと思い、プレコミモーターさんのところから

中国スズキのモノを買っていました。

 

ヴェクスターのブレーキはピンスライド式のワンポットキャリパー。

もう少しブレーキも効いてくれたらと思い、中国ヴェクスターのツーポットキャリパーとか見ていたんですが、ブレーキパッドの調達なんかを

考えたら無難に国産キャリパーが安心。調べていくうちにカワサキのKX85のツーポットキャリパーが"ポン付け"というのをネットで見かけました。

あくまで情報だけだったのでその真偽は不明。

キャリパーを換えるならローターも一緒に交換がセオリー、ならホースも新品に交換してしまおうということで、このタイミングでブレーキまわりも

メンテナンスすることにしました。

ちなみにホースは信頼のスズキ純正品です。

 

 

 

 

KX85はピンスライドのツーポットキャリパー。シルバー色でキャリパーサポートも付いていました。

昔のバイク乗りのイメージとして純正のブレーキと言えば「ニッシン」と「トキコ」。

昔からニッシンのキャリパーには「NISSIN」のロゴが入っていて、その字体とかがカッコよくて良いなあと思ったりしました。

いつの頃かトキコもロゴを入れるようになったんですが、どうも垢抜けてないと言うか、イケてないというか。

 

 

 

トキコのことネットで調べたら、ウキペディアによると

「日立製作所による買収と会社合併を経て、現在は日立Astemoのブランドとなっている。」とありました。

ついでにニッシンの事も調べたら

「2021年1月1日 - 日立オートモティブシステムズ(同日付で日立Astemoへ商号変更)へ吸収合併され解散。」とあって、

どっちも同じ会社になってしまったみたい。知らんかった。ついでにキャブレターのケーヒンとサスペンションのショーワも同じ会社だとか。

すごい経営統合。私の世代がよく知っていた会社はもう今は存在しないなんて、時代の流れっておそろしい。

そのうち私も存在しなくなるわけなんですが・・・・。

 

 ホンマに合うんかいと気になって合わせてみましたがパッと見は付きそうな感じでした。

 

 

 

ネットの情報ではパッドを押さえるバネが付属していないとか、あれがないとか色々書かれていましたが、

パッドが無いだけでパッドだけ買えばいい状態でした。

パッド周りはパッドグリス、ピンスライド部にはシリコングリスを塗っておきました。

 

 

 

大径ローターにするとバッドがローターの外周側を挟み込む事になるので制動力も大幅にアップしますが、今回はローターサイズが

変らわないのでそこまでは期待できないです。

純正キャリパーを裏から見たのがこちら。

大きなパッドがローターの有効幅いっぱいに挟んでいるのが分かるかと思います。

 

 

 

 

ツーポットになるとピストンが小径が二つになり、ローターの外周を挟むことになり、ほんのちょっと動作効率が上がって制動力を稼ぐことになります。

パッドの当たり面が変わるのでローターも新品に換えないといけないと言うわけです。

 

 

 

ローターを取り付けるボルトですが、何でこんなに六角レンチが入るところが柔らかいのってくらい、なめやすいです。

外す際もネジロックが効いていてそのままでネジを緩めようとしても六角部分をなめるだけ。

ちょっと熱してやらないと取れないです。

ローターボルトは再使用しないで下さいとどこかに書かれていましたので新品です。

 

 

 

茶色く錆びた缶はずっと昔に作ったブレーキフルードを抜くとに使う気液分離の容器。

 灰色の箱は大きめなエアーポンプ。

アッという間に抜けてくれます。

 

 

 

ブレーキフルードは塗装を痛めるので気を使います。

 

 

 

ホースが新品になると精神的にも安心感が増します。

ゴム製品って時間と共にひび割れがしてぼろくなるイメージですが、さすがブレーキのゴムは命が乗っかかってるので柔らかいまま。

こういったところは国産品が良いと思ってしまいます。

ですがもっと早くに交換すべき部品。反省です。

 

 

 

 

ピカッと銀色に輝くツーポットキャリパー。

何でも新品はきれいでいいです。

エアーポンプを使うとエア抜きもアッという間ですが、それでも完全に抜くことは至らないことがあります。

時間を空けてブレーキを握ったときに一発目だけ握りこみが深いのはエアが残っているからだとおもいます。

何度エア抜きしても抜き切れず、そんなときは一週間ほどして改めてエア抜きするようにしています。

 

 

 

少しバイクらしくなってきました。

 

 

 

一週間後、再度エア抜きをしました。

キャリパーを外してできるだけエアがブリーダーバルブに来るようにアッチむけたりコッチ向けたり。

 

 

 

 

分かりにくいですが小さな気泡が出てきました。

 

 

 

 

塗っていなかったエンジンのファンカバーも塗っておきました。

 

 

 

 

とりあえず外装のリフレッシュは完了。

 

 

 

 

"静態保存のSLにペンキを塗りました"的なリフレッシュではありますが、それでも素敵な女性に見られても情けなく思われないヴェクスターになったかと

満足しています。

落ち着いた艶消し黒の樹脂パーツはマッド感があって見た目に自然な感じがします。

 

 

 

次はヘッドライトのLED化と貧弱なホーンの変更。

また続きがあれば書きたいと思います。

 

ではまた。


ヴェクスター125のリフレッシュ 一般整備と外装リフレッシュ(白化した樹脂の塗装) 

2021-07-29 02:08:53 | ヴェクスター125

見た目も随分くたびれてきたヴェクスター125。

15万キロを超えたのを機に少し見た目も改善してあげようと前回はシートの張り替えをした話を書きましたが、今回はその続きになります。

 

未塗装の樹脂製部品って紫外線や熱、風雨による劣化で白っぽくなってしまいます。

白化を防ぐために如何にコストを掛けるか。メーカーの品質設計が伺える一面だったりします。

ヴェクスターの後に出たアドレスV125なんかは、何処で生産したの?って思うほどその真っ白ケッケでひどいなと思ったりしました。

 

 

 

 

 

先ずはオイルやプラグ、駆動系のベルトやウエイトローラーの交換など基本的な整備から。

プラグキャップの接点部分がちびって緩々になるのもよくある話。プラグ交換と併せて接点部分を補修しておいたものと交換。

 

 

 

 

恐らく5万キロくらい交換していなかったプラグ。

中心電極が丸まってます。

意外と普通に走ってくれるので交換をさぼってましたが、次からはベルト交換のタイミングで交換していこうかと反省。

 

 

 

駆動系のメインテナンス。

ウエイトローラーを見たら芯の真鍮まで削れてました。ここまでチビッたのは初めて。

これでも調子良く変速してくれてたのでちょっとびっくり。

 

 

 

プーリーはKN企画のハイスピードプーリーをずっと使ってますが、割と問題なく使えてます。

ウエイトローラーは超軽量の6グラム。

軽量ウエイトローラーって薄っぺらいのでプーリーの溝へのアタックもきつく、赤い矢印部分の摩耗が激しいです。

今回はフェイスの段付き摩耗もなく再使用しました。

 

 

 

 

 

前回ベルトを交換したのが2019年2月

約15000キロの使用で0.7mmほど摩耗していました。2万キロくらいはもちそうな気がします。

これもKN企画の強化ベルトで一応国産のベルト。値段は3000円と純正の半値ほど。

 

 

 

 

 

 

純正はもっと持ちが良いですが、それとていつかは交換が必要。

長い間交換せずに走っていても寿命後半は切れないか不安になるので、自分で交換する人ならこれでもいいかと思います。

 

 

 

 

次はくたびれた外装のリフレッシュ。

 

 

 

 

シートカウル? それともテールカウルとでも言うのでしょうか。

転倒などで傷や割れが多かったので部品取り車から剥ぎ取ったものと交換。

でも割れているところがあるので修理が必要。

 

 

 

 

ABS樹脂なので溶着して修理。

先ずは裏側から点付けでそれから、本溶着。

でもなぜか上手く付かず、ポロっと取れてしまう。

時々こんな感じで付きが悪いABS樹脂に出会います。理由を知っている人がいたら是非教えてください。

 

 

 

 

プラリペアって付くときは付くんですが、これもABS樹脂だからって全て付くってわけでもなく、上手く付かないものに出会うときがあります。

裏側は開先をできるだけ大きく取って接着面積を広げてプラリペアで修理しました。

 

 

 

 

こちらが表側。

溶着で付かないものに限ってプラリペアが付くってのもあって不思議です。

 

 

 

白化した樹脂パーツの修復方法についてですが、クレポリメイトやアーマオールといった保護艶出し剤や似たような成分で安価なシリコンスプレーで代用するという

ベタな方法から、火で焙るって表面をダレさす(溶かす)ってのも割と有名なんですが、これが通用するのもある程度まで。

樹脂が劣化して表面がざらついてきたやつって火で焙っても効果はイマイチ。艶が出ないと焙ってると火が付くだけで終わってしまいます。

ヴェクスターもそうですが、あまりに長期間使っていたものって、素材の劣化が進み、もはや炭化してるに近い感じになってしまっています。

炭化するともうその先の化学変化はなくて半ば「炭」状態。

土に埋めても生分解しないバーベキューの炭と同じです。(なので河原とかでバーベキューやった後、土に還るだろって炭を埋めて帰っちゃだめですよ。)

 

で、塗装することにしました。

Youtube見てたら樹脂が復元するってやってので、それを買ってみました。

P.P. MATE(PPメイト) アストロプロダクツで1870円。割と高い塗料です。

 

 

 

 

ウインカーや尾灯がある部分です。

フィンが破損していたので部品取り車のものと交換したのですが、これも白化してます。

洗剤で洗ったあとシリコンオフで脱脂。

 

 

 

 

プライマー不要で、黒色の未塗装樹脂パーツが自然な感じに仕上がります。

 

 

 

 

取り付け部分が欠けているのに後から気づきました。

このまま使えそうでしたが、せっかくなので修理してあげることにしました。

 

 

 

 

使わなくなった方から欠けた部分を切り取って移植する方法です。

 

 

 

 

このABS樹脂はよく付きました。

 

 

 

 

ベルトグラインダーで整形。

 

 

 

 

ハンドル周りの部品の塗装前後の比較。

 

 

 

 

割と自然な仕上がり。

普段目に付くところだけに、塗り直し効果は大きいです。

ですがその後、裏側のメーター取り付け部に欠損があることが分かり使用中止。

 

 

 

元付いていたやつを別の缶スプレーで塗りなおしたのがこちら。詳細は後述。

艶が少しあって黒さが際立っています。

 

 

 

で、その缶スプレーの話。

ステップやメーター周りの樹脂を塗ったらPPメイトが無くなったので、今度は普通の艶消し黒を塗ってみることにしました。

 

 

 

 

ビバホームで買ってきた「カラースプレープレミアム」という缶スプレー。

"プレミアム"って名前が付くくらいなので普通のよりも良いのでしょう?ってくらいのノリで買ってみました。

メーカー(ニッペ)の説明には「【特長】シリコン配合により、耐候性・耐久性に優れたプロ仕様の塗料です。」って書いてあるのですが

この「シリコン」っていったい何者なんですか?

 

 

 

 

知り合いに頂いたミッチャクロンが何本もあるので下塗りに吹いておきました。

PPメイトより少し艶っぽいですが、それでもそんなに違和感はなく、ミッチャクロンがある身としては、これでもええやんって感じです。

 

 

 

 

経時劣化の比較。

左が自分のヴェクスターのモノ。割れているので交換。

右がオークションで見つけた小奇麗なモノ。コーションラベルが奇麗だったので買ってみました。

どんだけ白くなるんやって分かるかと思います。

 

 

 

細かな話ですが錆付いたクリップナットとネジ類も新品と交換しました。

クリップナットは純正品を買った後、社外品を見つけたのでそちらで揃えました。ヴェクスターはこの三種類でほぼいけると思います。

 

 

 

 

純正のネジは鉄にメッキで、錆びると錆び汁が糸を引いて見すぼらしくなるのでステンレスに換えました。

ただ磁石につかないので整備する際にドライバーにくっ付かず不便に感じます。

裏側の部品のネジもステンレスに換えました。

普段見えないところですが、ふと整備しようと見たときにそれがきれいだとやる気が全然違ってきます。

 

 

長くなったので、続きはまた今度書きます。

では


15万キロに達したヴェクスター125 摩耗したセンタースタンドの軸

2021-06-16 03:17:43 | ヴェクスター125

今日、ついにヴェクスター125が15万キロに達しました。(メーター一周してるんで「10万キロ」+「50000km」です)

 

 

4万キロくらいで一度エンジンを積み替えたのが今のエンジン。

中古だったのですが、それまでの走行距離を含めなくてもこのエンジン単体で10万キロを超えたことになります。

シリンダーの合わせ目付近からオイル漏れがあって、完調~っとまではいかないですが、それでもハイスピードプーリーと6gと結構軽めのウエイトローラーのおかげで

現行スクーターについていくほど元気に走ってくれてます。(たぶん燃費はボロ負けですが)

 

と、言いながら今日、上り坂のゆるいカーブを走っていたら突然"カッシャン・カッシャン"と足元から変な音。

何かと思ったらメインスタンドが垂れ下がって地面をこすってました。

 

 

 

 

家に帰って、ばらしてみたら軸の部分が見事に摩耗してました。

これがスタンド本体(足の方です)。穴が楕円になってます、というより"長穴"。

 

 

 

 

対してこちらがエンジン側。

こっちも穴が広がってました。

 

 

 

エンジン側の穴の部分には厚みを増して強度を上げようとリング状のものが溶接されているのですが・・・・

 

 

 

 

反対側は溶接が外れて取れてました。

 

 

 

 

当然貫通しているシャフトも細ってました。

 

 

 

これらの摩耗はスタンドを使ったからではなく、走行中の振動によるもので、これもヴェクスターの持病です。

というより、(設計が)古いスクーターにありがちな劣化の一つと言った方が正解かも。

国内ではもう部品が出ないみたいなので、オークションで探すと高い値段がついてます。

高値で誰も買わないような値段でも、廃盤部品の場合は必要な人は飛びつくので、それを狙って食いつくまで放置しておく強気な商売方法が最近よく見かけられます。

ですが、たとえ手に入れたとしても結局純正品。同じ末路をたどるので悲しい未来が待ってます。

 

中国や台湾のヴェクスターの部品を販売されている"プレコミモーターさん"を見てみると、あちらではヴェクスターも現行車種で、このセンタースタンドも

軸径が太くなったりと改良されたものを売っておられました。

9000円ほど。

さてどうするかですが・・・。

・・・やっぱ買った方がいいかなぁ。

 

 

 

ちょっと昔のことを振り返ってみました。

10万キロに達したのが2014年5月でした。

場所は偶然にも今日と同じ場所。

この時、外装はまだオリジナルのシルバーでした。

 

 

 

 

77777Kmの時は2011年8月。

とら母(嫁)と寅次郎を乗せて北海道ツーリングに行った時の天北峠でした。

 

 

 

リアキャリアは勿論の事フロントにも荷物を積まないといけなかったので、買い物籠を取り付ける程度の強度しかない取り付け部分をフレームから補強を加え

キャリアを取り付けたりと、ヴェクスターをツーリング仕様に仕立てるのは大変でした。

 

 

 

 

この時、駆動系の調子が悪く低速寄りに変速してくれなくて、内陸の峠を越せなかったので海沿いのルートばかり走りました。

でも大型バイク2台で走るのと違って一体感があって楽しかったです。

 

 

 

 

 

風を切る寅次郎の姿。

懐かしい思い出です。

 

 

 

 

寅次郎、私、とら母のスリーショットの影

 

 

 

いろんな思いでが詰まったヴェクスター125。

20万キロを迎えるころには定年になるくらいな感じです。

私がへたるか、ヴェクスターがこわれるか。

どっちも頑張っていれたらいいな。

 

 

 

外装のリフレッシュが進み、10万キロの時よりも少し小奇麗になってて、オリジナルのシルバーが残っているのはヘッドライト周りだけになってしまいました。

2021年6月15日18時37分

 

 

ではまた


ヴェクスター125のリフレッシュ 破れてぼろくなったシートの張り替え もうすぐ15万キロ タッカー MAX TG‐A(N) マキタ AT1013B AT1025A

2021-06-03 02:33:45 | ヴェクスター125

21年前、ハワイに転勤する幼馴染から譲ってもらったヴェクスター125。

会社まで片道20キロの道を毎日往復し、もう少しで15万キロを迎えます。

「走る」「止まる」といった最低限の整備はしていますが外観にまでは手が付けれず、さすがにボロさが目立ちます。

会社でも125ccのバイクに乗る人が増え、真新しいスクーターを見ると、きれいなバイクはいいなあと思うのと同時に、ヤレたヴェクスターを見ると

これじゃあ、あかんなあという気になります。

ということで、整備するタイミングに合わせて少しリフレッシュすることにしました。

少しずつですがリフレッシュネタを書いていこうかと思います。

まずは破れてボロボロになったシートから。

 

 

 

 

ヴェクスターのシートが裂けるのも持病で、必ずと言っていいほど後方のパターンの所から裂けてきます。

 

 

 

 

更に劣化が進むと前側も裂けてきます。

お尻の所まで裂けてるってのはよっぽどで、素材は柔軟性を失って炭化しかけています。

 

 

 

 

うちの会社の駐輪場ですが、なぜかある時期になるとカラスがシートをついばむ悪さをします。

破れていないシートはついばまなくて、狙うのは破れて黄色いウレタンがむき出しのヤツ。

美味しいスポンジケーキにでも見えるのでしょうか、ほじくりまくります。

ついばまれるのも嫌ですが、奴らはついばむ間にフンまでします。

で、バイクは黄色いスポンジまみれ&フンまみれ。

さあ帰ろうってバイクを見たら悲惨な状態に気持ちは"あ~あ"って、テンションダダ下がりになります。

 

シートの張り替えにはタッカーという道具が必要ですが、手持ちのはステープル(ホッチキスの針のこと)のサイズが幅8mm×長さ8mmというものでした。

ヴェクスター125のシートベースはそんなに厚みもなく針の長さが8mmもあったら突き抜けてしまいそうでした。

 

 

 

 

シートから引っこ抜いたステープルを見てみたのですが。幅が13mmほどあって足の長さは5~6mm。線径は1mmほどありました。

 

 

 

 

 

 

若いころはこれでシートの"あんこ抜き"とかしたものですが突き抜けたらまずいので、足の短いステープルが使えるタッカーを買うことにしました。

Amazonとかで見ると中華製の安いのもありましたが、安いもので揃えると生活が湿っぽくなるのでMAX製にしました。(TG‐A(N))

 

 

 

ステープルのサイズは線径が0.7×厚さ0.5mm。

幅が12mmで長さは6~13mmまで使えるので一番短い6mmを用意しました。

たまたま今日、百均のダイソーに行ったのですが、このサイズのステープルが使えるタッカーが300円で売っているのを見かけました。

多分そんなのでも事足りるんじゃないかと思います。工具に対してこだわりがない人ならそんなのでもいいように思えます。

 

 

 

張り替えに使うシートですが、ありがたや車種別の専用表皮ってのがあるんです。超マイナーなヴェクスター用があるのがびっくり。

値段は1500円ほど。

 

 

 

 

新しいのを貼る前に、座ってると前の方にずって来るので、後ろの方を削ってお尻がはまるくぼみをつけてやりました。

ウレタンスポンジって「目」があって逆目で削るとポロポロとむしれてしまうのですが、こいつは劣化が進み過ぎてか、順目で削ってもポロポロとむしれてしまいました。

 

 

 

縫い目や破れたところから雨水が染み出さないようにビニール袋を被せてあげると幸せになります。

 

 

 

 

買ってから随分経つので表皮に折り目が付いてしまってました。

ただ専用なので大きさやパターンはぴったりで素材の質感も純正と変わらずかそれ以上のように思いました。

 

 

 

 

まずは前後を仮止めして、次いで左右を仮止め。

 

 

 

 

しわの具合を見て、引っ張りながらステープルを打っていきます。

 

 

 

 

最後に余分に余ったビニール袋をカットして体裁を整えたら完成。

張りシロもちょうどいい感じで、この値段で買えるのはありがたいです。

 

 

 

 

すこし折り目が残ってますが、そのうち消えてくれるかとおもいます。

 

 

 

 

とりあえず一番みすぼらしかったシートの張り替えができました。

そうなると黒い樹脂製のカバー類が白化してしまっているのが気になってしまいます。

この辺りもリフレッシュしていければと思います。

 

 

 

現在走行距離:147734Km

 

余談ですがこうやってタッカーを使う機会があると、ついついタッカーが気になってしまいます。

いわゆる"タッカー病に罹った"とか"タッカー菌にやられた"というやつです。

高いお金を払って買っても旨味はないですが、かといってボロいのはイケてないオッサン度が増すので、急がず焦らずでオークションをウオッチングして

小奇麗なのを買ってみました。

左がマキタのAT1013Bというモデル。幅が10mmで長さが13mmまでのステープルが打てるモデルです。

右がマキタのAT1025A。こちらは幅は10mmと同じですが22mmの長い針が打てるモデルで、天井や壁に石膏ボードを打ったりするのに使えたりします。

どちらも線径は約1mmと太いです。

どちらもエアー式なので「パシュ、パシュ」って打てるのですが、これってエアガンを撃ってる感覚みたいで心地良かったりします。

 

タッカーは色んなメーカーから出ていますがステープルは規格化されていて共通で使用できるのですが、バイクの純正シートを張る際に使われていた

幅13mmのステープル用のタッカーは市販では無いようでした。

それでは、また

 

 

 

 


ゆるゆるで下を向くバックミラーを直してみた お辞儀するミラー もうすぐ15万キロを迎えるヴェクスターと戯れる

2021-03-05 12:40:57 | ヴェクスター125

旅日記が続いたのでガレージネタを少し。

 

もうすぐ15万キロになるヴェクスター125。

クラッチの分解清掃をしてトルクカムの動きがよくなったせいか、加速もスムーズになってこれまでにないくらい調子良いです。

そんな調子のいい話ではなく今日はイケてない不具合の話。

長く乗ってるといろんな不具合が出てきます。

今日もサイドスタンドの足を掛けるところが折れました。

スタンド、ムッチャ出しにくい。

 

で、今日は下を向いてしまうバックミラーの話。

可動部のボール部が痩せたか、ナットの締め付けが甘かったかでミラーを保持できなくなって重力で垂れ下がってくるという不具合。

たまに見かけますが、見た目も情けないです。

そのまま乗ってる人もいますが、後ろが見えなくても平気なのかと思いますし、メンテなんて気にしてないんだろうなって思ってしまいます。

 

直すには付け根のナットをチョコっと締めてやればいいだけなんですが、そのナットが"はめ殺し"の鏡の中にあるのでアクセスできません。

発症したらたぶん買い替えるしか無いと思います。(修理した人がいたら方法を是非教えてください)

 

 

 

バックミラーなんてこだわらなければ1000円くらいなので買えば済む話ですが、ナットを締めれば直る不具合ってこと、こういった不具合も

直してみたい気がするので、ついつい直す方法を考えてしまいます。

とりあえずネットで直した人がいないか検索してみました。

鏡を外したって人が一人見つかりましたが、はめるときに割れたと書かれていました。やっぱり鏡を外しての修理は難しいと思います。

 

次にお手軽な方法ととして「ネジのすべり防止液」ネジやま救助隊 ネジはずしを塗り込むというのがありました。

成分のケイ酸化合物、ケイ素系鉱物(細かな砂粒)が可動部に噛み込むことでミラーが垂れになるというもの。

バイクよりも車で使う話がほとんどで、ドライブレコーダーをルームミラーに付けたら垂れ下がってきたという人が対策でやっていて、「お辞儀するミラー」って呼ばれていました。

効果の程は塗った当初は良かったけど夏場になったら再発したとありました。

ミラー単体ならまだしもドライブレコーダーが付いたらそりゃ厳しい気がします。

 

 

でヴェクスターの方ですが、最初の頃はそこまでひどくなかったので、だましだまし乗りながら通勤の度にミラーを眺めて考えました。

問題はナットが密閉状態のミラーの中にあるということ。

すぐそこにあるのに締めらなくて歯がゆい思いを毎日してると、いつしか見えないナットが不思議と透けて見えてくるようになってきて、

そうなると買い替えなんて考えられず、ひたすらナットを締めることばかり頭に湧いてきました。

 

ミラーを割らずに分解するのが無理ならミラー本体をカットするしかないです。

カットするとなると、元に戻す方法も考えないといけないので、どちらか言えば最後の修復がキモになりそう。

カットする場所をどこにするかでアレコレ考えました。

ミラーの付け根の部分、ナットがある付近を輪切りにするのが手っ取り早いですが、あとで溶着させた時に強度が出なくてポロってことも無きにしも非ず。

それじゃあミラー面に並行に輪切りに切るほうが強度も気にしなくていいし、仕上がりが自然になりそう・・・、

なんてことを考えての通勤タイム。

 

次に思ったのが切る手段。

ノコギリでギコギコ切るのって何かスマートじゃない。

年食ったオッサンはスマートに作業しないと、単なるイケテないオッサン。

カッコ悪いのはあきません。

じゃあ電動工具って事でホールソーを使えば奇麗に華麗に小窓があけられるかな、なんて思いながらの通勤タイム。

オッサンは年相応な修理方法も検討要因の一つだったりします。

 

 

そうこうしているうちにミラーの緩さが増してきました。

前にも同じことがあって、その時は可動部をペンチでギュッと挟んで変形させて動きを渋くさせました。

でもこれは本当の応急処置的なやり方。若い子なら許されるけどいい歳したオッサンはやっちゃダメな気がしました。

 

ケミカルは数百円しかしないし、持ってたらやるかもしれないけど、本質的な修理でもないので、お金を出してまでやるほど魅力を感じない。

とりあえず手持ちの接着剤を塗って急場を凌ぐことにしました。

翌朝、かすかに効果を期待していたものの走り出したらあっけなく下を向いてしまいました。

・・・アカンやん。

 

他に応急処置の方法が見つからなかったのでビニールテープを巻いてみました。

おっ、何か意外と調子良いぞ。

・・・ですが一週間もするとテープの粘着剤が弱ってきてまた下がってきました。

旅先での応急処置には丁度良いかなって感じな方法です。

 

ホールソーで小窓をあけるつもりでいましたが、切り取った残骸はホールソーの刃の厚み分小さくなって、それを元の場所に戻してもポロっとおちてしまい

溶着しにくくなるのに気づきました。

簡単にいかんなあ。

 

ノコギリでぶった切るではなくて、あけた穴も簡単に塞げる方法は・・・・・。

なんかグダグダ書いていますが、実施に修理しようとするとこんなふうにアレコレ考えてるんです。

 

ついに着手の日。

カットをどうするか・・・・

ノコギリでもなく・・・

ホールソーでもなく・・・

 

電熱線で切ることにしました。

 

死んだ親父が昔何かの時に作った電熱カッター。

お隣の灰色の箱も親父が作ったトライアック式の電圧調整器です。

箱も市販品があまりない時代。日本橋のジャンク屋で買ってきた何かの箱を使って仕上げは焼き付け塗装で塗ってます。

昭和の頃に個人が焼き付け塗装って、親父も中々のマニアな人。

色が灰色ってのがイマイチと幼いながらに思ってました。

 

 

 

 

初めて使ったのですが電圧を絞った状態で通電したとたんニクロム線が赤熱して切れてしまいました。

 

 

 

 

あかんやん。親父、どうなってんねん。

生きてた頃は「なんじゃこのへんくつ親父は」と会話も少なかったけど、こんな事に出くわすと、聞けたらいいなと思う。

通信も5Gの次は霊界通信をお願いします。

 

直流安定化電源を繋いで電圧絞った所から始めたら使えました。

後で考えたらトライアックではなくスライダックトランスを使ってもっと電圧を落としてたのかなって思いました。

 

 

 

 

娘が遊びにきたので切らせてみました。

溶けた匂いにたまらず鼻をつまむ娘。

 

 

 

 

スタイロフォームがあったので適当に絵を書いてカットにチャレンジ。

先ずは試し切り。

あれよあれよと切り進んでいくのに戸惑う娘。

電熱カッターって溶けて切れるので熱量が勝ってると、ほとんど抵抗も無く切れてしまいます。

おまけにテーブル上に置いて切れないこんな姿勢でのカットは"定位"がないので難しいです。

 

 

 

 

「出来ない~」と弱音を吐く娘。

適当に書いた線なので失敗もクソもないので気にせず切っていけ~って言っても、けがいた線があるとそれに合うように切ろうと思うみたいです。

こういったところで性格が垣間見れる気がします。

 

 

 

 

「"定位"が定まらない」の定位って言葉。例えば音量ボリューム。

普通の回すタイプのボリュームは「軸」が定位となって指で握っても安定するので微妙な回し具合が可能なのですが、これがスライド式のボリュームとなると、

格好はいいですが、不安定で調整しにくいです。。車なんかでデザインを優先してスライドボリュームにしたら揺れて扱いにくいって顕著に感じます。

 

「膝に乗せてやってみソ」

 

 

 

で、バックミラーの修理。

スタイロフォームよりも薄いですが密度も高いので切れ具合を見ながら電圧調整。

 

 

 

工具が入る大きさってこんなものかなあと思いながらカット作業。

切れ(溶け)過ぎないように電圧を調整しましたが、定位が定まっていないのでカットラインが蛇行します。

蛇行しないようにしようと思うと慎重に切り進むのではなく一気に切り進んだ方がいいように思えます。

 

 

 

 

カットし終わっても溶断した部分が再溶着したので微妙にくっ付いています。

 

 

 

 

こじって開けました。再溶着しない方法があれば知りたいです。

 

 

 

問題のナットです。

見えにくいですがナットの奥にスプリングがあって、一定の力で押し付けられるようになっています。

 

 

 

根っこから少し離れたところに開口したためスパナもメガネレンチも届きません。

どうしようかと焦りましたが六角ビットがなんとか入って刺さりました。

 

 

 

 

六角ビットってインチなのね。

ハーレー屋さんでもないとインチのスパナなんてないのでモンキーレンチで締めました。

最近職場とかではモンキーレンチを使っちゃダメって言われて悪者扱いですが、ちゃんと使えば便利な工具。

仕事でしか工具を使ったことがない人が使ってケガして、使ったことがない人が規制ルールを作るからこんな変なルールができちゃう。困ったもんだ。

 

ナットの増し締め。

締めすぎず、緩すぎず。

ヘルメットを置いても垂れないでいて、ミラーの角度調整がやりやすい締め加減。時間が経ったら少し緩くなるかもしれない。

そうなると悲しいので慎重に増し締め。

 

 

 

 

増し締めしたので、開口部分を塞ぐわけですがノコギリを使うと鋸刃の厚み分小さくなりますが、ニクロム線は線径がコンマ数ミリなので

破片が小さくならず元の場所に戻しても収まりがいいので、後の修復がしやすくなります。

 

 

 

あとはハンダコテで溶着。

昔は電気工作のコテと共有してましたがコテ先が汚れるので専用品を用意しました。

 

 

 

 

溶着棒(溶接棒)ですがPPの溶接棒ってよく売ってるのですがABSは高かったり入手しにくかったりします。

なのでこれは何かの部品から切り取った端材。

 

 

 

 

TIG溶接のきれいなビードが出ればいいのですが、なかなか難しくてコテで均して仕上げてみました。

 

 

 

 

少し見栄えがするようにヤスリ掛けして最期にワイヤーブラシで均しました。

 

 

 

1000円で時間を取るか、時間を捨てて満足を取るか・・・

お辞儀するミラーから解放されて、少し「無 」な通勤時間が満たされました。

ではまた


だいぶくたびれたヴェクスター125の整備 その2 電気系の不具合で失速(プラグが失火) プーリーとベルトを交換 134563Km

2019-02-25 01:49:51 | ヴェクスター125
だいぶくたびれたヴェクスター125のお話し。


二速発進のような駆動系の不調を来していたヴェクスター。
過去にも同じ症状がありおおよその原因が分かっていたので、修理しようと思いつつも騙し騙し乗っていました。

そんなある日のこと。
会社の正門でエンジンを止め押して入門しセキュリティーを通した後、再びエンジンを掛けようとしたらマグネットスイッチが「ジジジ・・・」という音がするだけでセルが回らなくなりました。
マグネットスイッチの不良かと思い、予備品の確保や交換に要する時間などをざっと頭の中で見積もったりしました。

幸いヴェクスター150用のオプションのキックスターターを付けていたので、エンジンを掛けることができ週末まで騙し騙し乗っていたのですが、今度は交差点でウインカーを付けて
曲がろうとしたときに、ウインカーの点滅に併せて失速(プラグの失火)する症状がでました。
これも前に同じ事が起きたことが有り、そのときの原因と修理方法が頭をよぎりました。






トラブルの話や距離が延びている話をするとよく乗り換えないのと聞かれることがありますが、新車のうちはいいですが走るとメンテナンスが必要になってきますし、いずれ故障もします。
新しいバイクでは対処方法も慣れていませんし、重症度具合も分からず復旧までの見積もりが立てれないのは通勤号では一番の問題になります。

パリッとした新車を見ると惹かれますが通勤スペシャルなので実用性重視となるわけです。









交差点でウインカーの点滅で失速する原因は電力不足でプラグに火花が飛ばない(飛んでいるが弱い)からです。

以前に起きたときはバッテリー端子での接触不良による電力不足が原因でした。








取りあえずバッテリーの端子電圧を測るとそれなりにありました。
ただし測り方次第ではバッテリーの電圧を測っているだけに過ぎないこともあるため、端子ではなくケーブルにテスターのリードを当ててケーブルに掛かる電圧を測るようにしています。








試しにパルス充電で保管していたバンディット1250Sのバッテリーに繋ぐと難なくエンジンが掛かり、マグネットスイッチの不良ではないことが判明しました。

次に、ヴェクスターのバッテリーの端子をワイヤーブラシで磨いてやると、こちらも今まで通りにエンジンが掛かり、端子での接触抵抗によるのが原因と分かりました。
元々、今使っているバッテリーは不動車についていたもので端子から若干の電解液が染み出しておりサルフェーション(硫酸鉛)が生成されやすく、
おまけに端子が割れていたのもあってあまり良い状態ではありませんでした。








次は二速発進になっていた駆動系の修理です。








こちらは変速プーリー内のウエイトローラーの噛み込みが原因です。

分解するとローラーが摺動する側壁面が変摩耗しているのが見えるかと思います。
この変摩耗にローラーが引っかかってしまうと低速側にベルト落ちないばかりか、ベルトの周速も下がらないためクラッチが早めに繋がってしまい二速発進となってしまいます。

おっさんヴェクスターをキビキビ動かそうと6gと軽いウエイトローラーを入れていますが、軽いウエイトローラーは厚みも薄くプーリーとの接触面積も小さくなるため
当たりが強くなりがちで、プーリーのフェイス面よりもこちらの摩耗の方が早く来てしまうのではないかと考えています。










前回ベルトを交換したのが2017年5月7日で12万1562Kmの時。
今が13万4563Kmなので13001km。

その前は2015年9月13日、10万9866Kmのとき。1年8ヶ月で11696Kmでした。









側面に「めくれ」が生じていました。








新品の厚みは18.95mm。前回は19.23mmほどあったのでちょっと厚みが足りない気がします。









今回はちょっと真面目にクラッチもメンテしてやろうとモノタロウで34mmのレンチを買ってばらしました、








かなり距離を走っていてクラッチのシューも減ってきているようなのでストックのクラッチと良いとこ取りすることにしました。










長年乗ってきて初めて分解しました。
世の中にはヴェクスター好きも居られて、そんな人達に笑われそうです。










新品と交換してあげれませんでしたが、愛情もって分解清掃しました。









もう少し回転が上がってからクラッチが繋がるようにしたいですが、マニアの方もう少し強いバネってありませんでしょうか。
ご存じでしたら是非教えてください。










交換完了。









13万4563Km。
エンジンはきっと出力も低下していると思いますが、それでも元気よく走ってくれています。









だいぶくたびれたヴェクスター125のこの後は。

オイル漏れしているフロントフォークの修理にブレーキのメンテナンスと暗いヘッドライト対策。

どれも部品は揃っているのに、揃わないのは私のやる気。

ボチボチやります。






ではまた


だいぶくたびれたヴェクスター125の整備 その1 カラスについばまれたシートを換えてエンジンオイルとエレメントを交換。13万3752km

2019-01-15 01:43:15 | ヴェクスター125
正月休みの間に、くたびれたヴェクスターの整備をしようと思っていましたが、結局正月休みにプラス一日年休を取っていたにもかかわらず、何もしないままその最後の日まできてしまいました。

一日足した正月休み最後の日、東条湖おもちゃ王国から帰ってきてせめてオイル交換くらいはしておこうと慌ててバイクリフトに載せ各部をチェックし始めました。









ヴェクスターは幼馴染みから譲り受けたもので、私が登録したのが平成11年の12月とあるので19年ほど乗っていることになります。

メーターは一周して今で13万4千キロ弱。








外観はプラスチックは白化してしまい、塗装も褪せて20年の月日を余裕で醸し出していて、昨年は車にぶつけられ割れた所もあって、随分くたびれてはいます。

日々のメンテナンスと言えばオイルを4000キロ毎で換えるくらいと、すり減ったらタイヤを交換し、変速がおかしくなったら駆動ベルトとプーリーを換えるくらい。
ブレーキフルードもいつ換えて事やら。
それでも走ってくれているので丈夫な方なのかも知れません。




各部をチェックすると先ず目に留まったのがフロントタイヤ付近の濡れたあと。
フロントフォークのシールが死んでました。









シートはヴェクスターの持病というか、あるあるというか、継ぎ目と言うか折り目というか、合わせ目が裂けてきます。
それはどのバイクでもあるのですが、その裂け目からチラリと見える黄色いスポンジ。

これがカラスには美味しそうなケーキのスポンジに見えるのか、ついばむのです。
会社の駐輪場に止めておくと、待ち構えているやつら。

仕事を終えて駐輪場に向かうと、シートベースまで見えるほどついばまれたシートが。おまけにシートやリアボックスには無数のカラスの足跡と共にバカでかい糞がそこら中に。
帰る気失せます。










貼り替え用のシート皮というのが売っています。
今回は時間も無いので予備のシートと交換し、また暇を見つけて貼り替えたいと思います。









下回りを見るとエンジンのどこかからオイル漏れしているのが見えます。これは以前からあったのですが、たぶん修理するにはエンジンを一度開けないといけないかと思います。
車やバイクの寿命は10年10万キロとか言いますが、10年経つとゴムがどうしても劣化してしまいます。
劣化具合はメーカーによって異なり、それはコストの掛け方による違いだと思います。

エンジンの熱にさらされるキャブレターインシュレータですが、ホンダのCB750Fはカチカチでしたがスズキの刀のは未だに柔らかくエンジンの吸気の脈動が見えるほどです。

エンジンを開けて修理するほどエネルギッシュでもないので、これは時が来たら予備エンジンに積み替えようかと思っています。











駆動系のカバーを見たらボルトが2本付いていないことに気付きました。
緩んだのか、締め忘れたのか。
この歳になると、後者の方だと思ってしまう自分がそこにいます。












冬場になって弱ってきたバッテリーを補充電しようとしたら、マイナス電極が白く粉を吹いていました。











ケーブルを外そうとしましたがナットが共回りしてしまい外れず、やがてバッテリーの端子が変形し割れてしまいました。
仕方が無くそのままネジが取れるまで端子を変形させて何とか外しました。















バッテリー自身はまだいけそうなので変形を修正して補充電。
今は充電器も高性能になっていろいろ選び放題ですが、自分が昔買った日本の割とメジャーなメーカーの密閉式用充電器ですが、全自動と言いながらすぐに充電完了となって充電できず、
それからというもの「全自動」がイマイチ信用出来なくなってそれ以降は普通の直流電源を使い、定電流モードで充電するようにしています。











ヴェクスターのオイル消費も持病の一つ。
ヴェクスターがまだ巷にあふれていた頃、何台もバイク屋で壊れたエンジンを見ましたが、どれもエンジンオイルの管理が出来ていないのが原因でした。

オイル交換までの4000kmの間に一度補充をしています。
補充後2000km程走っているのでオイルレベルが気になって仕方が無かったので取り急ぎオイルとエレメントだけ換えることにしました。










変速もおかしくて、すぐにクラッチが繋がって2速発進するような症状なので、ウエイトローラーが移動するプーリー側の面がチビって引っ掛かりを起こしてしまっているので
それも修理が必要。

取りあえず駐輪場でカラスのイジメに合わないようにまで出来たので後は来週にでも。






ではまた







ヴェクスター125 配線やスイッチの電力ロス ハンドルスイッチのハーネス交換

2017-09-18 04:18:06 | ヴェクスター125
通勤に使っているヴェクスター125のお話し。


長年乗っていると色んなところの調子が悪くなってきます。
ヘッドライトはホンノリ温かさを感じるような裸電球のような明るさになり、ホーンは周囲に迷惑にならないようなブザー音程度の音量になって、
ウインカースイッチは中高年の関節のように固く・・・・



人間もバイクもおっさんになるとポンコツです。



以前、バッテリーの寿命を延ばそうと付けたパルス充電ユニット。




これでバッテリーの交換頻度が延びるだろう・・・・






ケーブルは延ばさない方がいいらしいので








バッテリーケース内に収まるように・・・・







電子工作の定番ケース。
基板固定用のネジ受けのダボも邪魔。

出っ張りとかがあったら擦れて摩耗するとよろしくないので・・・







おもてなしの精神で丁寧に余計な部分をカット。







こんな感じでいかがでしょうか。







収まり具合を何度もチェック。








だれも褒めてくれるわけでもないような改造なのに、バッテリーの寿命が延びるという期待に気持ちも高ぶり、自己満足は頂点へ。







ここからが本題。
あれから数ヶ月。
別にこのユニットが悪いわけではないのですが、こいつは常時10mAくらい電気が流れます。
エンジンが掛かっている時も、そうで無い時も。

乗ってない時の電力消耗が無視できない状況でしたので外しました。
短い「永遠のお供」。



弱ったバッテリー。
端子電圧は12Vを切ってしまっています。







音色がおかしいだけでなく、ホーンボタンを押しても鳴らないときがあって、これはまずいというのでハンドルスイッチのハーネスを
交換することにしました。

ブザー音のようなホーンのコネクター部で電圧を測ると更にドロップして11Vを切ってしまっています。









以前コチラで買っておいた中華スズキ製の部品。

ヘッドライトのON、OFFの切り替えができるハーネスで、おまけに左側のウインカースイッチの方まで一式になっていて2500円ほど。







コネクターの形状もピンアサインも同じなので差し替えるだけで使えるのですが、一箇所取り付ける爪の形が違うところがあって
修正が必要でした。







横から見ると金属製の爪の形が違うことがよく分かります。









説明にはヤスリで削ってとありましたが、削ると地金が露出して錆びるとか、いろいろ頭によぎったので、ペンチで同じ形状になるように
整形しようとしたところ・・・・

力を入れすぎて変形“大”。

涙がでました。



修正しようとしましたがペンチで挟んだ傷で私の心も傷だらけ。


修理する方法をあれこれ検討した結果、古いスイッチからこの金属部分を外して新しい方に移植することにしました。







新しいスイッチを分解。
真鍮製の軸があってシーソーのようにスイッチが切り替わるのですが、外す際に軸のカシメ部分がダメになって再使用不可。

また悲しくなりました。


なかば呆然としながらも、この軸の修理方法の検討です。

2500円をもう一回出して買い換えればと悪魔がささやきましたが、やらかしたのは自分なので修理しないとあかんだろうと。



持つべきモノは「材料」。
真鍮のロッドがあったので軸を作ることにしました。







面倒な作業に削り初めは何度も2500円がよぎりました。







カシメの部分には穴があいてあって潰れやすくなっていたので真似てみましたが、普段こんなミニチュア部品を造らないのでセンターから逃げないか
気を揉みました。







でけた。








比較。
手前が作ったほうです。

左側端部は穴にはまっているだけなので抜け落ちないように長めに作ってあります。






カシメOK







無事復活。







ついでにホーンも交換。
でも音色が変。

期待外れで気持ち的にぶぶ~。








ばらしたついでに、割れていた足下のカバー類も予備品と交換。








テンションあがって、古くて白化したプラスチックもバーナーであぶって修正。
黒色が復活して気持ちいいです。








古いヴェクスターのお決まりのメーター内の化粧枠の反り。






ばらすまで接着剤が剥がれて化粧板が浮き上がったものだと思っていたら、単なる平板ではなくて立体的な化粧枠だった。






ボンドで付け直しでいけるかとおもったけど、プラスチックが縮まってしまっててバーナーで炙って修正したけど元の大きさには戻りません。








外観もリフレッシュできて、破損させたスイッチの部品も2500円払い直さなくてすんだので気持ち的には上々。

12万3153Km






ポンコツおっさん&バイクの話でした。
ではまた


ヴェクスター125 マフラーのエンジン側取付部(ボス)が割れてた 溶接肉盛り修理

2017-06-12 02:38:36 | ヴェクスター125
ゴールデンウィーの最終日、明日からの出勤に向けヴェクスター125のメンテをしたと書いたのがコチラ


駆動ベルトやオイルを変え気持ち的にもスッキリし、ウエイトローラーの動きも良くなって加速も高回転で引っ張ってくれて
8万キロを超えたエンジンとは思えないくらい、おっさんバイクにしてはムッチャ普通に速い。


でもエンジンの振動の原因はつかめきれてなくて、どこかにまだ原因が残っていて、こちらはスッキリしない。

おまけに排気漏れによる変な音も出勤の度に度に大きくなっていってて、スッキリしない点は点はまだまだ。



ゴールデンウィーク明けの週末の金曜日の朝。会社に着く頃にはさすがに恥ずかしくなるくらいの音になっていた。

とにかく通勤車両なので、あまり手間を掛けたくないというのが本音なヴェクスター。

なのでお手軽に耐熱パテでも使ってマフラーに空いた穴を塞ごうかなんて考えながら会社の駐輪場でマフラーを見てみたら・・・・

「穴」では無く割れてました。
トホホ・・・です。








見た目も何か変で、マフラーが内寄りに寄っている。

おまけに触るとグラグラして、タイヤの側面を見たら擦れた痕が残っていた。

よく見たらマフラーを固定するエンジン側の取り付け部(ボス?)が割れてる。

ダメだこりゃ


お手軽に治そうといういう目論見が一瞬で消え去った。

嗚呼、悲し。






仕事中、どうやって帰ろうか悩んだ。
さすがにタイヤの側面に擦りながら走るのはまずい。

悩んでだあげくの応急処置がこれ。
アルミの端材をホースバンド縛って添え木風にしてみた。
とりあえず、グラツキはおさまった。








何とか帰り着き添え木を外してみたら、更に破断箇所が増えていた。
溶接で繋ごうかと思っていたけど、錆びは予想以上に進んでいて腐ってそれどころではない。









エンジン側の固定箇所は二箇所。
腐って割れたエキパイが千切れないか見たら中に細いパイプがあって、完全に分離していなかった。







マフラーを外すと割れた片割れが付いてきた。
この前の転倒がマフラー側だったので、それが仇となったのかもしれないがエキパイが朽ちてなかったら割れるまでは行かなかったのかもしれない。
排気漏れしていないからと放っておいたら“あきません”的なトラブル。









そう言えばアドレスV125も途中から、ここの部分が強化されてボルトも太くなっていた。
初期のバカっ速いエンジンとパワーダウンした後継車両との見分けがここだとバイク屋の店長が言っていた。








修理方法は二つ。
溶接で直すか予備のエンジンに積み換えるか。

溶接は単純作業ではないけどその反面、溶接ができたらエンジンは復活する。

一方、積み換えは単純作業だけど年式で電気系統も少し違っていてそれらの確認やひょっとしてハーネスも換える必要があるかも知れない。
そもそも長期間保管してきたエンジンがすんなり掛かるかも分からない。


・・・と言うことで溶接で直すことにした。










金曜日に割れが発覚。
土曜日にガレージを整理して日曜は午後まで阪急レールウェイフェスティバルに行っていて、実際に作業できるのは日曜の夕方から。

明日からまた通勤で使わなければならないので、限られた時間で修理しなければならない。

ということで、普通ならネジ山の部分も肉盛りしてやり直しますが、それをするとネジ穴の位置出しや、垂直に穴あけやらが伴って時間が掛かるので
今回は割れたピースをそのまま使って修理することにしました。

とりあえず剥離剤で塗装を剥がして脱脂。












破断は弾性域を越えてのことなので、伸びた分だけピースはぴっちり合わず、これもネジ山が僅かにずれてます。
幸いボルトは抵抗なく入ってくれています。









溶接のトーチが4mで今まではバイクリフトまではちょっと短かくて、かといってリフトの横に置いておくのも邪魔。
ということで移動できるように溶接機のラックを作ったわけで、今回ラックを作って初めての使用。
トーチだけでなくリモコンも近くまで引っ張ってこれて、作業性が改善されて良かったです。










ネジ山を生かしておくためにイモネジを挿入してネジ山が溶け落ちるのを防ぎました。









外形の成型も一切なし。
取り付け面の面だしだけの超割り切り。


マーカーペンで印を付けてベルトグラインダーで仕上げるだけ。
いつもなら嫌になる手抜きも、通勤号という免罪符のおかげで魂を込めずに妙に気楽な気持ちでやれました。









一応完成。
ボルトを締めてみたら、さすがに柔い。







ヘリサートを入れるためにタップの下穴も垂直にあけなければならないけど、こういった修理は機械加工も困難。
手作業になるので誤差が乗ってそれなりにしか出来ずに楽しくない。
一応3回くらいに分けて徐々に広げていったけど、それでもドリルが食いつく瞬間は振られるので、絶対的な精度は期待出来ない。
慎重に作業しても悔いが残る作業なのに今回は特別なにも感じない。











ヘリサートが効いて締め付けのトルク感が得られたのでOK・・・みたいな感じ。








予備のマフラーを取り付けておしまい。

夕方5時くらいから初めて終わったのが8時くらい。
溶接で余計な熱を加えたので“おまじない”的にオイルをもう一度交換してあげた。








ヴェクスター125。

12万1700キロ。
色々あります。











不快な振動も消えたのでこの割れが原因だったようです。





ではまた






ヴェクスター125 121562Km オイル、ベルト、ウエイト、ギヤオイル交換

2017-05-23 22:59:59 | ヴェクスター125
ゴールデンウイーク最終日のお話し。

色々と気になる点がありながらもズルズルと乗ってきた通勤用のヴェクスター125。
出勤途中で壊れたら困ると分かっておきながら先送りするのは仕事用という位置付けと、悲しいかなオッサンの性。

明日から出勤という事で整備することにしました。


さて、ヴェクスターというと古いバイクにありがちなヘッドライトの光量低下も甚だしく、配線のロスかメインスイッチの接触不良かわ分かりませんが
劣化は相当に進んでいるように思えます。

ホーンの音色も石鎚を叩いたような変な音。
電力不足もありますが寿命のような気がします。
背面の調整ネジをいじって何とかしたものの交換が必要みたいで手配から。








一番気になっているのは駆動ベルト。
使っていたのは純正品ではなくKN企画から出いている国産ベルトで価格は純正の半値ほど。
短期間で切れたというレビューがあったりとか、純正が一番という意見があったのでちょっとお試し的な選択でした。

交換してから随分が経っていたので切れないかとヒヤヒヤ。
いつ換えたか記録を見たら2015年9月13日  走行距離が10万9866Kmのとき。

国産ベルトだからか特に不具合もなく今日までこれました。









今が12万1562Kmなので、1年8ヶ月間 11696Kmを使用したと言うことになります。









新品時のベルト幅の記録を見たら19.0mmで、現状が18.2mm







今回も同じKN企画品と交換。

次の交換のために新品のベルト幅を計測。








ウエイトも交換でこちらは軽めの6グラム。高回転で引っ張ってくれるので燃費は落ちますが、おっさんバイクが普通の125cc並の加速を
してくれるようになります。







ウエイトローラーの減りはさほどでしたが、カスカスだらけで結構汚れてました。








スライドピースというのでしょうか、白いヤツの変形が著しいです。
これは2012年11月に換えたKN企画のハイスピードプーリーセットのもの。
よく保ってくれたというのが正しい気がします。

スプラインの部分が変形していて、新品がないので手持ちの「ジコシャ」の部品を取付け。









バイクリフトは貼り付いたクラッチを修理中のバンディット1250Sが鎮座したままなので、ガレージ床での作業。
バイクリフトのありがたみを知ってしまうと、使えないとテンションが上がらない。










このエンジンは中古エンジンで載せ替えてから8万キロ。
ギヤオイルに関しては載せ替える時もその後も一回も換えてなく、換えようと買ったオイルもいつ買ったのか忘れてしまうほど昔のもの。









古くても未開封なのと、何より今よりは良いかということで一回フラッシングして規定量の80cc注入。
手でタイヤを回してみたら若干軽くなったように感じました。







三ヶ月ほどほど前に低速でフロントが滑って転倒し、それからエンジンに異常な振動と排気漏れがありました。

状態としては、元々縁石にヒットして欠けていたエンジンのファンカバーとマフラーの底に削れた跡が残っていました。



(床にオイルが二滴垂れているのにこの写真で気付きました。なんかまずそうな予感)







振動の原因として冷却ファンが欠けているのかと思っていたのですが、








欠けはなく、正常。









マフラーは錆びて薄くなったところに穴が空いてました。

マフラー交換はまた後日と思い作業終了・・・・







・・・と、これで当分また手が掛からないと思っていたんですが、この後また問題が。

解消されていないエンジンの振動。
それがまたオッサンを蝕むことに。

ヴェクスター125。
今12万1562km。 こいつもオッサンです。


ではまた。