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大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

台所のDIYリフォームのお話 キッチンユニットの嵩上げ台座の製作 その2 台座部のコンセントの電線の仕込み作業

2020-02-27 00:19:03 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンリフォームの続きです。

とら母(嫁)の身長に合わせて50mm嵩上げするための台座の製作しています。

 

 

 

嵩上げする台座を作るのに最初は先にキッチンユニットの形に合わせた一体モノの形にしようとしていましたが、あとで組み立てできないことが分かり、

各ユニット毎に台座部を作っていくことにしたので、案の定材料が足り無くなってしまいました。

わざわざ一本だけホワイトウッド材を買いに行くのも、どうせ寸法も微妙に違っているので乗る気ではありませんでした。なので残った木を継ぎ足して

使うことにしました。この時点でムッチャブルーです。

 

継ぎ足す方法のことを「継手」とか言って宮大工の方が柱を複雑な形状で継いだり、木工工作マニアの人が家具を作るのにトリマーなどを使って上手に

繋いでるのをよく見かけますが、あそこまで行けば継ぐのも抵抗がありませんが、材料が足りない失態の後のリカバリーの接合なので楽しくはありません。

単純に当て板をしてつないでも問題ないのですが、斜め切りしてつなごうかとか、あれやこれや考えて無用な時間がまた流れていきました。

 

とりあえず段違いにしてつなごうと考え、見た目だけでもきっちりしたくて、またフライス盤で削りました。

 

 

 

 

 

 

隙間とか、斜めってるとか反ってるとかがどうも我慢ならないので、現物合わせでミリミリ削ってやりました。

こうなったらもう何が目的なのか自分でも分かりません。

キッチンのリフォームという規模の大きな作業なのに、木を継ぐときの木と木の隙間が気になるって、これってどうなのよって思ってしまうのですが

そのときはそんな余裕もなく、ひたすらブルーな気持ちを晴らす最善策が何かを求め、迷走してしまっています。

 

 

 

 

 

 

材料が足りずにブルーになったのを何とか自分なりにごまかせました。

このへんのことも、「まっ、いいやん」と言える人がうらやましい。

 

 

 

 

 

 

シンクの裏側で見えないし構造的にも何ら問題ないところですが、気になる性格には気になるのです。

 

 

 

 

 

 

で、コンセントの話ですが、

古い家の台所よくある話で炊飯器でご飯炊いているときに電子レンジを遣ったらブレーカーが落ちたとか、ホットプレートで焼き肉してるときに

ポットでお湯を沸かしたら落ちたとか、キッチンって特に電気の食う器具を多く使うので単独のコンセントはあったに越したことはありません。

嵩上げした台座部にもコンセントを付けてやろうとしていて今回はその仕込みについてです。

 

 

ニスが乾いたので台座部の組み立です。

夜、会社から帰ってからの作業になるので大きい音のする丸ノコでの切断が出来なかったり、塗装の乾き待ちの間は作業が進まないので歯がゆくなります。

かと言って休みの日はのんびり寝ていたり、マッタリしているので、身勝手なものです。

 

 

 

 

 

 

コンセントを付けるためには配線を這わさなければなりませんが、キッチンユニットには底板が貼ってあるので設置前に入線しておくか、設置後に

入線できるようにしておかなければなりません。

最初に作ろうとした台座部は先に作るので電線も容易に仕込めますが、ユニットごとに台座を作る方法だとそれができません。

VVF線を地べたを這わして配線しているのを見ると結構ゲンナリするものです。

ましてキッチンユニットを設置しながら配線を這わすなんてしたら配線がクネクネしたりして見た目も作業自体も全然スマートじゃあないです。

なのでユニットを合体したあとで入線できるように各ユニットで電線管を仕込んでおくことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

次のコンセントへの渡り配線のための穴。

あまり急に曲げると電線が入っていかないので斜めにトンネルをあけてます。

たぶん通るはずですが、通らなかったら泣きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

30年位前に買ったワイヤーツイスター。通線したときにPF管が引っこ抜けないようにワイヤリングするのに使いました。

 

当時、(バイクの)レーサーのグリップとかブレーキのボルトとかはみんなこの工具を使ってワイヤリングしてあって、それがすごくレーシーに見えてむっちゃカッコいいものでした。

ステンレスのワイヤをペンチで挟んでクルクルまわしてもおんなじことですが、これで引っ張ってツイストさせるその作業が何か「ツー」っぽくてワクワクさせられました。

当時は中国製とかはなくて、たぶん台湾製だったと思います。当時乗っていたホンダのCB-Fのミーティングのイベントでタダみたいな安価で買った記憶があります。

たまに使いますが便利なツールです。

 

 

 

 

 

 

左端の食洗器のユニットの裏から出た電線がシンク下を通ってL字のユニットを抜けてレンジの下までPF管がつながるように仕込みました。

 

 

 

 

 

 

バラバラのまま作業してると気持ちが萎えるので、ちょっと並べてみました。

 

 

 

 

 

次は壁にキッチンパネルを貼る作業です。

扱ったことのない材料なので勝手が分からず、材料の調達と併せて作業の情報集めからです。

ではまた

 


台所のDIYリフォームのお話(25) キッチンユニットの嵩上げ台座の製作 その1 シンクトップ高さは身長/2+50mm

2020-02-25 01:33:59 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンリフォームの続きになります。

床下の給排水と床の断熱材の仕込みが終わったのでキッチンユニットの設置に取り掛かろうかと言うところです。

 

 

 

 

 

 

貰ったカタログにキッチントップの高さについて記述がこう書かれていました。

キッチントップの高さ=身長/2+50mm

とら母(嫁)の身長は169cmなので89.5cm≒90cmとなります。

キッチントップが低いと腰に負担がかかったりするらしく、現状高さが85cmなので5cmほど嵩(かさ)上げしたほうがいいみたいです。

 

材料ですが厚さ20mmくらいの合板があれば50mm幅で短冊状に切ればコスト的にも強度的にも良かったのですが近所のホームセンターに

そんな材料がなく、他に無いかと探していたらホワイトウッドという材料で幅が60mmというのがありました。

見た目が綺麗で仕上げもニス仕上げでいけそうなので、反りの少なく節がごちゃついてないものを選んで買ってきました。

 

 

 

 

 

 

嵩上げですが、いざやろうと思うとどうやるのが一番いいのか悩みました。

キッチンユニットはいくつかのユニットで出来ているので、個々のユニットごとに嵩上げするやり方か、組みあがった形と同じ形の土台にするか。

 

経験がないので何がベストなのか分からず、こっちはこうで組みやすく、でもあっちの方が都合がいい・・・。 

経験が無いというのはこんなとき無用な迷いが生まれ、結果に結びつかない議論が頭の中で駆け巡ります。

 

 

あれこれ考えず着手する人と熟考する人。

私はどちらかと言えば後者。予期せぬことが生じないようにいろんなパターンを想定し、目途が付いたら着手するタイプ。

失敗は少ないけど経験値が足りないと歯抜けのパズルを組むみたいにいつまでたっても完成できないので先に進めない。

無用に時間ばかりかかるので思い付きでパッとやれる人がうらやましく思えたりします。

 

あれこれ悩んで結局組みあがった形の土台にしようと決めて材料をカットしました。

 

 

 

 

 

 

いくら頭で考えても材料を並べてみて現物を目の前にすると見えなかった不都合が見えてきます。

構造的に土台を組む方が合理的に思えたのですが、この土台と上に乗るユニットをどう固定させるかという問題があって悩みました。

底からでも上からでもねじ止めができればいいのですが、どちらも無理。ステーを使って側面を留めることはできますが、ユニット間は無理。

何とかなるかと思って材料を切ったものの、ここで無理と判断し個々のユニットで嵩上げする方法に方向転換することにしました。

これが「経験値の有無」なんだと思います。

 

土台として切り出した材料を各ユニットの嵩上げに変更しようとなると材料の長さが足りないところが出てきます。

少し余分に買ったものの上手くやりくりしなければ足りなくなります。

新たに買いに行くとロットが違うので微妙に幅が違ってカンナを掛けたりしなければならず面倒が増えるので無い頭を働かせて無駄のないように

新しい寸法で切り出しました。

 

 

各ユニットごとに嵩上げするとユニットを寝かせると裏側から土台とネジ固定ができます。

半面、こま切れなので一本モノよりも強度が落ちます。と言ってもキッチンユニットが乗るだけのなので影響はないのですが、年取ったせいか

素材に一番優しい組み方にこだわってしまう性格が、より強くなってしまっているなと思うことが良くあります。

 

「たかだかキッチンユニットの嵩上げなんやから」と分かっていてもカチカチに固まった頭。

昔の親父もそんなところがあってイラっとしたことがあったのですが、その当時親父に対して思った思いが今自分に降りかかってきているのが皮肉なところです。

 

 

 

 

 

 

キッチンユニットと固定するのに90mmくらいの長いコースレッドをインパクトでダイレクトにネジ止めしてもいけそうですが、キッチンユニットが

パーチクルボードで出来ていてもろいのと、斜めに入って側面から顔がでてくるのも嫌なのでここは丁寧に下穴をあけることにしました。

幅が60mmあるので下穴はボール盤で両側から貫通させました。

 

 

 

 

 

 

 

無駄に長いコースレッドを使わなくていいようにネジが入る方は40mmほど沈めました。

 

 

 

 

 

 

 

キッチンにはコンセントが多い方が何かと便利なので嵩上げの土台部にもコンセントを付けることにしました。

コンセントは横向きの2個口タイプ。

 

 

 

 

 

 

くり抜きですが大工さんならノミで、木工マニアならトリマーなのかもしれませんが、私は堅実にフライス加工です。

 

 

 

 

 

 

 

柔らかい材質の木なので「むしれ」がでたりするので見た目が綺麗に仕上げるのは難しいです。

マキノのフライスで木工加工とは少しマキノに申し訳ない気もしますが、やっぱり確実です。

 

 

 

 

 

 

 

ホットプレートを使うときや、寒い冬にフットウォーマーを使うときに重宝するとおもいます。

 

 

 

 

 

L型キッチンの長尺方向側の部材を先ず用意しました。

 

 

 

 

 

結構面倒な作業でした。

並べるとこんな感じ。

 

 

 

 

 

 

 

ニス仕上げにするので和信ペイントの水性のウレタンニスを買ってきました。

油性か水性か不明なのですが乾いてもいつまでもペタペタ感が残るとどこかに書いてあったので試し塗りしました。

色はオールナット。落ち着いた感じの色で好きな色です。

1回塗りではオールナットとは程遠い薄い色です。

 

ペタペタ感の問題ですが乾いたらパリッとした塗膜になってくれました。

 

 

 

 

 

塗る部分は見える表面だけで良さそうでしたが、ユニットと合わされる面(上面)も塗っておいた方が良いかと思い表面に近い角部と、それと水回りなので

床にこぼした水が吸わないように底面も塗ることにしました。

 

 

 

 

 

 

乾燥時間をおいて重ね塗りして色を出す塗料なので、ご飯の後、風呂に入った後、寝る前、仕事に行く前・・・・。

5回塗りで仕上げました。

 

 

 

続きはまた次回。

ではまた


台所のDIYリフォームのお話(24) キッチンユニット下の給排水配管の施工

2019-12-23 02:16:10 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンリフォームの続きになります。

作業中にキッチンユニットなどが傷付いたりしないように上物(うわもの)から作業してきたのですが、壁の施工や吊り戸棚の取り付けが一段落したので、キッチンユニット下の
給排水配管の施工に移ることにしました。

あらかた給排水の施工はしていたので、ここでは床面からの立ち上げになります。
図面ではミリ単位で立ち上げ位置が書かれているのですが、建物自体がそんなキッチリ垂直水平が出ているわけでもないので、実際にユニットを並べて必要なところに
無理なく綺麗に立ち上げられるように心がけました。


床下の断熱材は給排水の配管の位置が確定していなかったので全面敷き詰めてあります。

配管類の施工のため断熱材を剥がすことから行います。
本来なら配管類の施工が終わってから断熱材をいれるので、無駄に工程を増やしたことになるのですが、立ち上げ位置に自信を持てなかったため遠回りすることになってしまいました。
基本、私の作業は「石橋を叩いて渡って、渡ってから石橋が叩き割れるのがどれくらいか確認する」という感じなので進むのがムッチャ遅いです。








シンク用の給排水配管の施工。
給水管は呼び径13の保護材付架橋ポリエチレン管。排水は常温なので呼び径40の普通の塩ビ配管。










左側は食洗機用の給排水配管。
高温排水のため茶色の耐熱塩ビ配管(HT管)で金属配管のドレインに接続。
食洗機を後付けしてシンクの排水に合流させる場合、メーカーでは呼び径40なら普通の塩ビ配管へつなぎ込みOKとなっていました。
接着剤もHT用は別で、素人が間違って施工してしまいそうな作業です。








床を塞いでからでは分からなくなるので念のため水漏れチェック。












配管が通るところの断熱材のカット。
真っ直ぐ立ち上がっている訳ではないので斜めにカットしましたが、プロはこんな所どうしているのでしょうか?









立ち上げ位置を測って断熱材をホールソーで穴をあけるだけなのですが、ドジるほうなので毎回どこかでやらかしてしまいます。
でもピッチリと合えばこの上なく嬉しかったりします。












捨て貼りの合板への穴あけ。
これも寸法通りにホールソーで抜くだけですが架橋ポリエチレン管が斜めに立ち上がっているので、穴も一応斜めになるよう仕上げてます。









穴の大きさもあまり大きな穴をあけると不細工なのでピッタリサイズにしたこともあって、捨て貼りの合板を敷くのに架橋ポリエチレン管が案の定すんなり通ってくれなくて苦労しました。









ちゃんと測ったはずなのに穴がずれました。やり直したのにまた微妙にずれてるし・・・・楕円がなんか嫌い。









ヤスリで広げるってのもありなのですが、痕跡を残したくなかったので、当て板をして楕円が消えるくらいの少し大きめのホールソーで抜いてごまかしました。










シンク下の捨て貼りができました。








捨て貼りの上はフローリングなのですが、犬を飼っているため将来痛んで貼り直す事も考えられるため、キッチンユニットの載る部分は他と縁を切っておこうかと考え、そこだけもう一枚
合板を重ね貼りすることにしました。

今度は穴もずれずにあけれました。









ここまで来ると他の部分で気になるところが出てきてしまいました。
新しく敷いた断熱材は厚さ40mmですが、元々敷いたものは30mmでその違いがいやで、貼り直すことにしました。








同じ厚みになると気持ちが良くて・・・・







こっちもやり直したくなって・・・・









また悪い癖がでてしまい、工期が延びる延びる・・・・。


あまり良くない癖だと分かっていても、直せないです。上手く自分の性格と付き合っていくしか無いんですね。








次はキッチンユニットの小改造。
キッチントップの高さを身長に合わせて嵩上げします。

ではまた


台所のDIYリフォームのお話 レンジフードのダクトの遮熱板を作ってみた。その2 ダクトと可燃物との距離 特定不燃材のロックウール

2019-12-05 02:06:21 | 自宅のキッチンDIYリフォーム
キッチンリフォーム・・・・・細々とですが、いまだに続けております。

もはや盆栽イジリ的な作業と化して期待させている家族には申し訳ない限りです。


前回は「台所のDIYリフォームのお話 レンジフードのダクトの遮熱板を作ってみた。その1」でレンジフードの取付けに関する消防法の規制について触れたのですが、
要約すると


「レンジやレンジフードの周りは不燃材で被覆なければならない。」 これについては壁材はもともと石膏ボードを使うのが普通なので、割と皆さん守られているいますが、問題はダクト。


「ダクトは可燃物から10センチ以上離さなければならない。」 木造の家だと壁の中には柱や構造用合板があって10センチ以上離すのが困難な場合が多いです。
ネットで「レンジフード 交換」と検索すると、普通に満たしていない事例が出てきます。

回避策として「50mmの特定不燃材で被覆する」とあります。

きっとリフォーム屋さんとかは、「そんなのできる家が何軒あると思う?」とか「できるならやるって」って思っているのではないかと思います。









前回作った遮熱板。
厚さが1mmにも満たない薄いブリキの板なので、遮熱性とか防火にはこれ自体なんの意味もなくて、これはあくまで補助金物みたいなもの。で、これからが本題。








最初は深く考えずにグラスウールも不燃材だろうと思い、普通に売っている断熱材を巻いて実際に取付まで行いました。









それから幾夜がすぎて、ふと「特定不燃材」って何?
そう思って検索してみました。

「特定不燃材」
1.コンクリート
2.レンガ
3.瓦
4.陶磁器質タイル
5.繊維強化セメント板
6.厚さ3mm以上のガラス繊維入りセメント板
7.厚さ5mm以上の繊維混入珪酸カルシウム板
8.鉄鋼
9.金属板
10.モルタル
11.漆喰
12.石
13.厚さ12mm以上の石膏ボード
14.ロックウール
15.グラスウール板


「グラスウール板」はあっても「グラスウール」はありません。 
似たようなのに「ロックウール」がありますが、違うものでした。・・・あかんやん。


遮熱板を二重にしてその間にセメントを流し込もうかとも思いましたが重くなりそうで却下。
薪ストーブのダクトを壁を通すのにリング状のコンクリートを見たことがありますが、そんなのが市販されているのでしょう。

名前からして使いやすそうなロックウールを検索するとネットで買えることが分かりましたが、悲しいかな大きすぎて送料を考えると非現実的でした。

ダメもとで近くのホームセンターに行ってみるとグラスウールの横に普通に売っていました。グラスウール同様に20枚入りしかなかったですが、目的を達成できると嬉しかったので買ってきました。








ずっしりとグラスウールよりも重く感じます。
厚さは消防法の50mmを考慮してか55mmでした。













ロックウールちゃんだそうです。・・・・なんでギター持ってるかと思ったら「ロック」やからか。 プププっ:::











遮熱板に巻き付けると厚みが若干目減りするので半分に割いたものを重ねて巻き付けて、規格をクリヤさせました。目的達成 快感。









レンジフードの取付けです。

前回、大型サークルカッターでくり抜いた内壁、これの断熱材を優しく切りさいて外壁の穴をあけるのですが、レーザー墨出し器を使ってやや下り勾配になるようにセンター穴をあけました。









電気工事屋さんの幼なじみがダクト用のホールソーを貸してくれたので助かりました。









これだけ大きいと切削抵抗も大きくて、パナの14.4Vの充電ドリルでは歯が立たなかったので少し大きめの電気ドリルであけました。









遮熱版の取付け。先に言いましたがこれにはグラスウールを巻いたヤツです。(後でロックウールに替えるためにばらしました。)









レンジフードを取り付けてダクトの施工ですが、ダクトのツバにそのまま差し込んでもクリアランスがありすぎてユルユル。
建築業界の人にしていればこのユルユルが融通が利いて良いのかもしれませんが、私にとっては何か嫌なわけで隙間を埋めるためにダクトの端材を輪切りにして








詰めるとシックリきてくれました。 快感です。








グラグラしないでダクトがピシッとハマると嬉しいです。 建築業界には不向きな性格だとつくづく思います。









レンジフードから出たダクトの様子です。








そこからスパイラル管を下り勾配で外に出します。これで夜露がついても外に排出されてくれます。
建築関係の人にしてみれば当たり前のことばかりですが、工法を知らない素人施工なので一つ一つ抜けが無いようにするのが大切だと思います。










外壁に付けるカバーですが「ガラリ」というらしいです。
聞きなれない名前ですし、聞いてもピンと来ないネーミングです。









これも二種類あって虫よけネットが有るものと無いものがありました。
換気扇などの強制排気するものにはネット無しを選択しなければならないとのことでした。









ガラリの裏側=壁側には5mmくらいの隙間があります。
電気屋をしている幼なじみに聞くと壁からこの空間分、ダクトを出してシールを打つと教えてくれました。(電気工事屋なのによく知ってますわ。)









ダクトはチップソーで切りました。
ちなみに電動丸鋸で怪我する人が多いので労働安全衛生法の「安全衛生教育」というのがあって、そのなかに「丸のこ等作業従事者教育」というのが受講したことがあります。









変性シリコンで防水処理。









乾いたらガラリの取付け。
壁材がガルバリウム鋼板ではなく窯業系のサイディングなのでビスが利かないためボード用のアンカーネジを使いました。
幼なじみに聞くとコーキングを塗ったビスで良いよと言っていたので、そんなテクニックもあるのだと思ったのですが、確実な手ごたえが好きなのでこれにしました。












マスキングしてシール打ち。









完成






これが6月8日の作業でした。
で今日、ついさっき、取り付けたレンジフードを外して遮熱板を外してグラスウールからロックウールに巻き直しました。

建築の仕事、向いてませんです。


ではまた





台所のDIYリフォームのお話 レンジフードのダクトの遮熱板を作ってみた。その1

2019-07-26 02:36:57 | 自宅のキッチンDIYリフォーム
キッチンリフォームの続きでレンジフードのダクト工事の話になります。


ダクト内に蓄積した油汚れによって火事になる恐れがあるため、設置工事には消防法や条例でいろいろと規制があるようです。
ただ実際のところは建物側の制約や業者の質で守られていないことが多いとよく耳にします。

前回はアルミ製のジャバラ配管が規制に引っかかるということでスパイラル鋼管で作ったわけですが、今回はダクト周辺に可燃物がある場合についてになります。


規制には「排気ダクトと可燃物との距離は10センチ以上離すこと」とあるのですが、木造の家は内壁がたいてい合板でできていたり、
柱や間柱があって10センチも離すことが難しいことが多いと思います。
我が家もすぐ横に間柱があって、10センチ離すことは難しい状況にあります。

回避策として書かれているのは
・50mm以上の特定不燃材料で排気ダクトを被覆する。
・可燃性の部分を5mm以上の特定不燃材料で被覆し50mm以上離すこと。
とあります。







特定不燃材料はと言うと、

1.コンクリート
2.レンガ
3.瓦
4.陶磁器質タイル
5.繊維強化セメント板
6.厚さ3mm以上のガラス繊維入りセメント板
7.厚さ5mm以上の繊維混入珪酸カルシウム板
8.鉄鋼
9.金属板
10.モルタル
11.漆喰
12.石
13.厚さ12mm以上の石膏ボード
14.ロックウール
15.グラスウール板

だそうです。

で、それっぽいモノを作ってみることにしました。

材料は亜鉛メッキ鋼板というのでしょうかブリキの板です。
家に転がっていました。たぶん30年位前のものだと思います。

材料の切り出しは押切(おしぎり)を使いました。これも親父が買ったもの。たぶん40年前くらいのものだと思います。
薄板をまっすぐ切るには簡単で綺麗に切れるので気に入って使っています。










このブリキ板の真ん中にΦ160mmの穴をあけたいのですが、できれば綺麗に仕上げたい衝動に駆られる訳で、ジグソーとかでは絶対に嫌いになりそうな
予想がするので、旋盤で抜くことにしました。

旋盤のチャックに固定するためには治具というか、昔の言い方で言う「やとい」が必要になります。

三つ爪チャックにつかもうとすると3の倍数の形状にしないといけないので普通は六角形になります。いわゆる「ナット」の形です。

材料は手間を掛けずに簡単に作りたかったので木材(ツーバイフォー材)を使いました。


ナットの形を想像しながらけがいてみたら・・・・アレレ?? 何故かいびつな六角形にしかできません。
そういえばいつもCADでナットの形を書こうとするといつもこんな形になっている自分がいます。

何回かケガキ直してようやくそれっぽくなりました。










合板に取り付けたら治具の出来上がり。
適当ですが、魂はこもっています。








旋盤にセットするとこんな感じ。
割とギリギリです。振りが小さい卓上旋盤でなくてよかった。









順調に切り出していってます。








そう思った矢先、切り込んでいくと。アレっ!ってな感じで食い込んでしまいました。

合板もプラプラ振れてます。









合板を留めてた木ネジがもげてました。

木ネジが中央寄りになっていて、力に負けてしまっていました。









私も猿ではありません。
支点・力点・作用点を思い出して、作用点と力点をはなしてあげて・・・・、
木ネジの位置を六角形の頂点寄りに変えて、木ネジの負荷を下げるようにしてみました。

これって小学生の理科で習う話でした。










しょうもない失敗をしながら無事、綺麗に丸穴が抜けました。










次は遮熱板となる筒の部分です。
Φ160mmのダクトはないのでブリキ板を丸めて作ることにしました。

最近ガレージに遊びに来ることがめっきり減った娘。
そう言うと気を遣って遊びに来てくれたりします。

何か楽しそうなことをさせてあげようと思って三本ローラーのハンドルをグルグルと回させました。









丸まっていくのを見てちょっと喜んでくれました。









こんな形にしたいのでハンダ付けをするのですが、









半田付けする面をペーパーで磨いてやって、そのあといきなりハンダ付けするのではなく、あらかじめハンダを流しておきます。
親父から確か「くちハンダ」と習った記憶があるのですが、ネットでググっても出てきません。

電線などを端子や基盤に半田付けする際に皮を剥いた電線を端子に置いてハンダ付けしても上手くハンダが流れ込まず、接触不良となるため
事前に電線だけでハンダを流しておくあのやり方です。










左手でハンダ付けする部材(ワーク)を持って、右手にハンダこてを持つとハンダを持つ手が足りません。
手が三本あればと思うところです。

昔、電子機器組み立ての実習指導の担当になり、親会社の技能五輪に出ている人のもとに教わりに行ったことがあるのですが、そこで口にハンダを咥えるとうのを
教わりました。
口が第三の手というわけです。

小学生の頃からハンダ付けをしてきましたが、そんなテクニックがあるなんて知りませんでした。











何ヶ所か仮固定をしてから全周ハンダ付け。








口で加えるテクニックは今ではなくてはならないものです。










出来上がり。












いつもながらに長くなったので、続きは後日また書きます。

だらだらと長いブログですみません。

ではまた


台所のDIYリフォームのお話 壁にレンジフードのダクト用の穴を綺麗にあける

2019-07-05 02:23:01 | 自宅のキッチンDIYリフォーム
久しぶりにキッチンリフォームの続きを書きます。

前回はレンジフードを取り付け排気用のダクトを製作するところまででした。









ダクトを通すために壁に穴をあけなければなりません。









ダクト径はΦ150mm 
それ用のΦ160mmのコアドリルを電気屋をしている幼馴染みに貸して貰っているのですが、内壁は消防法の制約があってΦ160mmよりももっと大きく開口する必要があります。





これは東京消防庁の条例になりますが、それによると「排気ダクトと可燃物との距離は10cm以上離すこと。」となっています。

外壁は不燃材で出来ていますが室内は木造のため木の柱や合板など可燃物が使われ、これに抵触してしまいます。

これを回避する策として「・50mm以上の特定不燃材料で排気ダクトを被覆する。・可燃性の部分を5mm以上の特定不燃材料で被覆し50mm以上離すこと。」の記述があります。



我が家でいうと壁は合板が貼られていて下地の間柱がダクトの近くにあるため100mm離すことは物理的に不可能です。


巷でも新築ならまだしもリフォーム物件ではこれをまじめに励行している業者は希だと思います。
なので業界の慣例ではないですが、このままダクトを通してしまうのも有りなんでしょうが、素人が適当に仕事をして何かあったら「だから素人の仕事はこれやから」と
言われることになるので、出来るだけなんとかできればと考え、不燃材料を入れるということで内壁側の開口径を50mm大きくしたΦ250mmにすることにしました。



ダクトが通る左横には下地の間柱が通っていて、埋め込みコンセントはその間柱の左側に施工しています。
Φ250mmとなると天井もギリギリ。

というよりも天井と間柱から50mm強離したところに排気口が通るようにレンジフードのダクトをスパイラル管で作ったわけです。













さて、このΦ250mmの穴を何であけようかと悩みました。

ジグソーにしようか。でも天井付近はつっかえて切れないし、闇雲にあけると壁の中に貼った断熱材がグッチャグチャになるし。 あ~断熱材がグチャグチャになるのだけは嫌や。

輪郭にそって細いキリで穴をあけていって・・・・面倒やし、仕上がりも美しくないし。




小径の穴あけに使っているサークルカッター。







これの大きなヤツがあればと思ってググってみたら・・・・・あるやん。

Amazon サークルカッター 自在錐 自由錐 6角軸







そんなに高くもないし買おうかと思ったのですが、あまりに構造が同じ。径を大きくする棒が長いだけ。









ミスミで調べたらS45C相当が400mmで280円。ミスミは送料無料なので即注文。

とりあえず仮組みしたらこんな感じ。









寸足らずにならなくて、かつ天井に干渉しないような長さでカット。








中央はボルトが抜けないようにザグってあります。

フライス盤のバイスにセットしてセンターだし。

だいたいでも良いのですが、性格的に適当にするのに寛容性がなくて、芯だし顕微鏡で確認。 ジジイになったときに融通が利かない老害になりそうな自分が怖いです。
(それとこの芯出し顕微鏡、目合わせなので精度もむちゃむちゃ良い訳では無いのですが、直視できるからか結構好きなんです。)








ザグり中~(このために脱線してフライス盤の照明を作りました。)









出来た。

出来たはいいけど、サークルカッターって2個の刃が回転して切削するのでボール盤みたいな安定した工具でないと怖いです。
これだけ径が大きいとどうなるか不安。
リーチが長すぎてあけてる途中でグニャって曲がらないかと一瞬思ったりしました。









いざ作業。

恐る恐る回してみる。(片手で写真撮りながらは怖いです~)








やっぱり一部が食い込んで引っかかってしまいます。









やっている内にコツを掴みました。
怖がってたらダメです。
低速回転では余計に引っかかってしまうため、怖くても高速回転で切って行きます。








二枚重ねの合板の1枚目が綺麗に抜けました。








2枚目も同様に抜けました。断熱材も無傷でした。






と言うことで、どうでも良いような、しょうも無いことにこだわった作業でした。
個人的には断熱材がグッチャグチャになってなくて精神衛生上大変よろしかったです。

お次は消防法でいうところの「不燃物材による被覆」の製作。


ではまた




台所のDIYリフォームのお話 レンジフードのジャバラダクト禁止で亜鉛鋼板のスパイラル管をハンダで切った貼った

2018-12-28 03:26:18 | 自宅のキッチンDIYリフォーム
キッチンリフォームの続きです。

レンジフードの排気ダクトを工事しようとしたらちょうど柱に当たって壁を貫通できないと書いたのが前回のお話し








消防法の規定でジャバラダクトの使用が禁止されていると言うことで必然的に亜鉛メッキされたスパイラル管での施工になります。

90度の曲げを二つ繋ないで柱と間柱の間を抜くのですが、そのまま繋ぐと長すぎてダメなので両方の曲げ管を切って短くしておいて合体させなければなりません。


そもそもが天井高が足りなくて、そのままでは天井に当たってしまうのでツバの部分をカットするところから始めました。











これで6センチほど短縮。










高さ関係はクリアできそうです。











一旦左に振ってから壁に向かって抜けるので90度管を90度に振って合体させなければなりません。

輪切りにした管の突き合わせって難しいんです。
上の90度管の上側と下の90度管の上側が重なって、上の90度管の下側と下の90度管の下側が重なるわけで、文章に書いても読む側にしたら
何を言っているのか分かりにくいですが、やる方は合い口を想像しながらやってるのでもっと分かってないです。











少し余裕を見てカットしたのがこちら。









付き合わせても隙間だらけ。
これを上手い具合にカットしていって出来るだけ隙間無く合わせていきたいわけなのですが、今回は溶接するのではなく半田付けするのでホントの突き合わせよりか
少し差し込むような感じにしたいのです。










ひたすら削ったり、切ったりして合口の微調整。










カットする場所によって周長が違うので両者が都合良くピッタリと合ってくれないです。

それが幸いしてダクトの下流側に上流側の90度管が少し差し込むようになってくれました。
これが逆の場合だったらつなぎ目にゴミが溜まってしまいそうな気がします。










取り付けて具合のチェック。
形状的には大丈夫そう。









親父が使っていた大きな半田コテ。
300Wって書いてありました。でかいです。
電気工事屋をしている幼馴染みがこれを見て「何これ?」って聞いたくらいです。

たぶん40年以上前のものだと思います。
コードがボロボロで切断されていてコテだけだったので適当に電線を付けて、これまた25年くらい前に買ったフラックスを使って試し付けしてみました。

パワーがすごいです。












余りにも古いフラックスだったので新しく板金用半田と一緒に買ってきました。










5mmほど差し込んであります。











まずは1箇所半田付け。










付いているように見えて、実は隙間だらけで一部分しか付いてないです。

こんな感じでも2箇所ほど仮付けしておくと、外れたりしなくなくなるので先ずは点付けです。











半田は柔らかいのでハンマーで叩くと潰れていってくれます。









隙間が無くなるように馴染ませてやって半田付け。









板金ハンマーです。
裏からドリー(鉄の塊)を当ててやって表から叩いてます。
25年くらい前に買った板金セット。一回くらいしか使って無い工具です。












仮止めしたので後は各部の調整です。
こんな隙間を












叩いてやって隙間が詰まったら半田付け。












あっちを叩いて付けたら、今度はこっち・・・みたいな。











端から順番にではなく、対角で隙間があるところを見つけては叩いてといった感じで・・・









容量がでかいので母材の加熱も早いです。













薄いブリキの板なので変形しやすくて助かりました。











レンジフードに差し込む部分は2mのスパイラル管からカットしました。
20センチもあれば足りるのすがこれしか無かったのでヴェクスターで買って帰りました。









6センチほど輪切り。










これも同じように差し込んで










全周半田付けして一応できました。









仮付けしたところ問題無さそう。










ただ今更ながらに半田付けで良かったのだろうかと思ってしまいました。

もし燃えたら半田なんて溶けてしまうかもしれません。そうなったらつなぎ目が外れてダクト内の炎が漏れてって・・・・・。

あ~怖い。


そもそも半田付けすること自体がナンセンスだったりして。

どなたか専門家の意見をお聞かせ願えたらとおもいます。



ではまた



台所のDIYリフォームのお話 電動昇降吊り戸棚の取り付け その3 消防法のレンジフードのジャバラダクト禁止

2018-12-24 02:10:04 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンリフォームの続きの話。

消防法によりレンジからレンジフードまでの間隔が80センチ以上必要という規制があることが分かり、レンジフードの高さを上げようとしたところコンセントボックスや壁の不燃材の問題が
出てきて中断したのが前回までのお話。









レンジ周りの壁は不燃材でなければならず、レンジフードを上方へ移動したことで露出した合板を石膏ボードに替えなければならなくなりました。

レンジフードの高さを考えながら石膏ボードに切り替えるラインの確認。











合板の貼り替えに石膏ボードの貼り替え。
進んでいた作業がまた逆戻り。
テンションがた落ちで、心が一時漂流状態。

とりあえず合板剥がして一晩寝て、日を変えて合板切り出して・・・と一つずつ階段を上るように心のウオーミングアップ。

ふ~











近所のコーナンプロで買ってきた合板。
コンセントボックスの穴をあけたら出てきた鬆(す。空洞ってことです)。
合板なのでベニヤ材を積層しているわけですが、裏返したらパッチを当てたようなつぎはぎだらけだったり、切断したら紐が出てきたりと品質に疑問を感じることが
多いです。

違う系列のホームセンターに行ったものの同じような普通合板がなく、やむを得ず良さそうなのを選んで買ってきましたがコレなんでつまらんです。
輸入品らしいですが少し高価になっても良いので高品質なのもラインナップしてほしいです。











コンセントボックスを上方へ移動させて、石膏ボードはレンジフードの位置を多少上げても露出しないように上方へ多めに取っておきました。

石膏ボードは継ぎ足してもよかったのですが、気にくわないので新しく切り出しました。












壁にビチビチに寄せていた吊り戸棚を引っこ抜いたので、スンナリ入るんだろうかと気をもみながらの作業。
つくづくモノ作りに向かない性格だと思います。













レンジフードを取り付けてみました。
本来なら吊戸棚の下端と面一(つらいち)のレンジフードが10センチほど上がっています。













重たい電動昇降吊り戸棚の取付が気がかりで、レンジフードの排気のことなんか全く考えていなかったのですが、ここに来てまた消防法の規制が出てきました。

排気ダクトの施工についてネットで検索していたら、施工しやすくて多用されているジャバラ(フレキ)ダクトはそのジャバラの凹凸に油が溜まって火災の原因になるということで
東京消防庁では使用を禁止しているとありました。

といってもネットで調べると業者さんも平然とフレキで施工しているのを紹介してたりしていますし、反対にリフォーム中の家主さんがそれを心配してブログに書いている人も見かけました。
電気工事屋の幼馴染みにその話をしたら新築現場でもジャバラ使ってるよって話していたので、建築業界では理屈と現実の差がかなりあるのかもしれません。


これについては東京であろうが大阪であろうが火災の原因は同じなので地元の役所に問い合わせはしませんでした。

とりあえずスパイラル管の90°管 を買ってきて確認してみることにしました。











悲しいことに、そのままエルボーで壁を貫通させようとすると柱が干渉して抜けず、一旦横に逃げてから貫通しようとすると間柱に干渉。
(コンセントボックスの右隣に間柱があります)

何より天井に当たってしまうので、スパイラル管を単純に繋いでいけばと言う施工では無理と言うことが分かりました。

フレキならグニャグニャと曲げれば何とかなるかも知れませんが、それでもタイトな状況。





エルボーを切った貼ったするしかないようです。
と言うことで、続きはまた今度。







台所のDIYリフォームのお話 電動昇降吊り戸棚の取り付け その2 消防法のレンジフード高さ規制

2018-12-16 15:17:42 | 自宅のキッチンDIYリフォーム
キッチンリフォームの続きになります。


せっかく取り付けた電動昇降吊り戸棚。裏にスペーサーを貼り忘れたので下してやりなおしたのが前回のこと。










電動昇降吊り戸棚の取付も2回目となると少し余裕が出てきた感があります。
隣の吊り戸棚も順番に取り付けていきます。

「三歩進んで二歩下がる」的な作業な日々。











最近使い始めたレーザー墨出器。
むっちゃ便利ですが、この墨にピッタリと合わせようとつい追いかけ過ぎてしまっている自分がいます。









隣の吊り戸棚とピチピチのツラいちに並べたくてサポートリフターを使って微調整。

「木を見て森を見ず」と分かっていても止めらられない。











キッチンパネルの厚みは3mm。
スペーサーの厚みは同じく3mm。

吊戸棚の取付ビスが締まっていなかったら少しくらい浮いてくれるかと思いきや、甘くなかった。
3mmの板を差し込んだら入らなかった。

またビチビチに追い込み過ぎて墓穴を掘りました。
公差を狭い目に取る癖が仇となることが多いです。


残念ながらまた電動昇降吊り戸棚を降ろしました。

(電動昇降吊り戸棚に電動昇降機をつければなんて言っちゃだめよkagayakiさん)。












スペーサーを二枚重ねにして、吊り戸棚の取り付け直し。





















最後はレンジフードの取り付け。
昭和の時代の家に住んでいるとレンジフードって呼び名にピンとこない。
換気扇のことです。








ここに来て、レンジフードの取り付け高さの規定のことが頭をよぎりました。
何故よぎったかは分かりませんが、どこかで何かを見ていたのかもしれません。

ネットで検索すると東京都の消防法の条例にレンジから80センチ以上離すこととありました。
そこで地元の役所に問い合わすと同じ規制があると教えてくれました。

摂津市火災予防条例 別表第3より









これはIHでもガスでも規制値は同じ。
IHクッキングヒーターを取り付ける予定ですが、将来的にはガスにするかも知れない。
ガス器具にはバーナーやゴトクといっった突起があって、それを含めると否かで取付位置も微妙に変わってくる。それについても聞いてみましたが、条例にはそこま
で詳しく書かれていないと言われました。

レンジメーカーの取扱説明書の図ではトップ面となっているのしか見つかりませんでした。


キッチントップが床から90センチ、キッチンユニットの図面ではこのトップ面から80センチのところにフードレンジとなっています。
でもビルトインなのでキッチントップからレンジユニットのトップ面は2センチほど飛び出すため、既にこの時点で80センチを満たさないことになります。
業界全体がこんな感じなのかもしれませんが、数値があるのでこれに従い数センチ多めの高さにすることにしました。

ここでまた問題が。
天井高さが低い我が家。吊り戸棚を天井ギリギリに取り付けてその並びでレンジフードが付くように壁の下地やコンセントを付けて来ましたが、レンジフードの高さを上げると
先ずコンセントに干渉することが分かりました。







その他にもレンジ周りは不燃材とするのが決まりで、レンジフードが上方に移動したことにより合板が露出したため、この部分を石膏ボードに換えなければなりません。

「三歩進んで四歩下がる」です。

ではまた








台所のDIYリフォームのお話 電動昇降吊り戸棚の取り付け

2018-12-09 01:05:40 | 自宅のキッチンDIYリフォーム
久しぶりのキッチンリフォームのお話しです。


キッチンユニットを取り付ける面の壁の補強とボード貼りが終わったので吊り戸棚の取り付けをしています。

メインの吊り戸棚は電動昇降タイプなのでそこそこ重量があります。
本職なら相方がいたり、現場に来ている職人さんに手伝ってもらって取り付け出来るかも知れませんが、DIYなので手伝いは嫁さんくらい。
友達に頼めば手伝ってくれると思うのですが、取付に手間取ったりすると気を遣ってしまって満足行く作業ができなくなってしまうので一人でやるのが気楽でいいです。


取っ手が下側になるので天地逆に置いてあります。
裏に2箇所引っ掛ける金具があって、壁に付けた金具に引っ掛けてることで取り付け易くしています。









引っ掛け部分








+ネジが正面側と底面側にあります。
ショールーム展示品で、取付の時にラフに締め付けたのかネジのプラスが鈍ってて上手く回らず、ネジを回し過ぎてポロっと外れて大事になるのも嫌なのでばらしてみることにしました。









プラスネジを回すことにより高さと壁への引き付けを微調整することが出来るようで、調整範囲も分かりました。









上部に昇降機構があってベルトを巻き上げて昇降させています。

たまたま買ったキッチンユニットが電動昇降だったというだけで、こんなのはお金持ちのぜいたく品かカッコつけ品。
本来は何もない吊戸棚がシンプルで物もいっぱい入って良いいように思います。










壁に取り付ける取付金具が付属していないように思ったので2mm厚のステンレス板を曲げて作ったんですが、開梱して中を見たら入っていました。

付属の金具はM5ビスが2本留め。
私はというと、取り付けるのに手間取ってこの金具に引っ掛けておく時間も長くなりそうだったので単独でも十分持つように・・・なんて思ってまた過剰に丈夫に作ってしまいM6ビスが8留め。











天井が低いため吊り戸棚は出来るだけ高い位置に取り付けたいと思っているのですが、電動昇降吊戸棚が金具に引っ掛けて取る付けるタイプなのでどうしても天井に密着させることができません。
ギリギリを狙い過ぎて上手く引っ掛っかからなかったら悲しいし、余裕をみたらお間抜けさんですし。

高さの他に、隣に連なる二つの吊り戸棚が隙間無く取り付けなければなりません。

高さは電動昇降吊り戸棚で決まるのですが、横方向はコーナー部の吊り戸棚ともう一つ幅の狭い吊り戸棚が付いて、その隙間が無いように位置出しをしなければなりません。
そんなことで頭がいっぱいになりながら隅出ししました。











これで良いんだろうかと思いながら天井との隙間を1センチほど残した位置に引っ掛け金具を取り付けました。
眠りにつくとき上手く引っかからなかったらどうしよう・・・なんて思いが襲ってきました。メンタルが弱いです。











取付は手間取っても良いようにリフターで行いました。
単純に載せて揚げるには問題無いですが壁に密着させようと前方にせり出させると前転するなんて、素人がやりそうなポカミスの予感がしたので止めました。












単管をクランプしてウエイトにしたりしましたが・・・・










我が家の一番の「ウエイト」を載せることで安心感が増しました。










壁の金具に引っかけないといけないのですが、壁に近づくにつれ見えにくくなるので最後は感覚。











リフターがあったので余裕でやり直しも出来ましたが、これが友達2~3人でやったとしたら、力尽きて最後は強引にガチャガチャとやってしまったのではと思います。










横位置を決めるために隅っこの吊り戸棚の取り付けです。こちらもリフターを使って楽ちん。










ここに来て忘れていたことに気付きました。

壁にはキッチンパネルを貼るのですが、吊り戸棚の下端に少し飲み込ませる(差し込む)ためにその厚み分を浮かせておく必要があって、スペーサーの調整板を入れておかなければならず
そのことをすっかり忘れていました。

ちゃんとした名前はしりませんが60mm幅で厚さは3mmほどあるベニヤです。電気工事屋の幼馴染が現場からもらってきてくれました。サンクスです。











付けれるところから墨出しして留めました。










せっかく取り付けた電動昇降吊戸棚も一旦外して調整板を取り付けました。
ふ~って感じです。





このあと何度も降ろす羽目に・・・
ということで続きはまた今度。
ではでは