はがきのおくりもの

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「信頼づくり」あれこれ

2014年02月02日 | 私家版学校経営試論

 「信頼づくりが学校経営の根幹」と心の底から認識できれば、後は簡単です。工夫すればいいのです。
 何を目指せばいいかが明確にわかれば、半分は達成したようなものです。問題がわかれば、解決方法を探ればいいだけ。たいていの人は、問題が何かわからないから、右往左往するのです。

 ということで、「信頼づくり」という問題を明確に認識できれば、様々な解決策を思いつくことができます。後は、やるかやらないかだけです。

 私の「信頼づくり」をお話ししましょう。
 朝の習慣やほめ励ますハガキも信頼づくりに一役買ったことでしょう。その他に私が実践したことにこんなことがあります。

 初めて校長になったときのことです。
 その頃はまだ、教職員との面談が制度化される前でした。校長になったばかりの4月から5月に、教職員全員との面談を行いました。原則として、一人1時間の面談です。「この学校の良さは何か」「この学校の課題は何か」ということを中心に、ほとんど雑談したように思います。
 一人1時間の面談ですから、結構大変でした。でも、校長が教職員一人一人の話を聞いてくれたということで、信頼関係が生まれる素地となったようです。
 教頭からは「管理職と教職員との信頼関係が深まった」「私も校長になったらまねをしたい」と言われました。そのことが印象深くて、よく覚えています。

 教職員向け「校長だより」を出し続けたことも、信頼づくりの一助となったかもしれません。年間通して発行し続けるのは大変ですが、様々な企画を考えて楽しみました。
 卯高時代には、「卯高見聞録」と題して、卯高経験の豊かな先生に卯高について語ってもらいました。「卯高の良さの確認」と題して、卯高の良さについて連載したこともありますし、「私家版卯高物語」を連載したこともあります。

 定時制の職員室にできるだけ毎日、顔を出して、話をすることを心がけました。校長の自己申告シートで宣言して、実行するよう努めました。そんなことも信頼づくりに役だったかもしれません。

 授業観察後、A4版の用紙に良さや課題、アドバイス、感想などを書いたうえで、面談したこともあります。忙しくて思うようにはできませんでしたが、やり通せば、信頼が深まったと思っています。

 他にも「信頼づくり」の方法は考えられるでしょう。
 要は「信頼づくりをしよう」と思い続けるかどうかです。思い続ければ、必ず思いは叶います。


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