はがきのおくりもの

 思い出したくなったら、ここに帰っておいで!!!
 元気を補給したら、顔を上げて、歩いて行くんだよ!

卒業生への最終講義 (全日・第52話) <全日360通 通算1757通>

2010年03月19日 | 卯の花高校物語 2009

 こちらが全日制の卒業生へ贈った最終講義のハガキです。
 さすがに360枚のハガキの印刷と印押しは時間がかかったそうです。でも、奥井の道楽ですから、時間をかけることが楽しいらしいですよ。
 生徒たちの未来のために思いを込めても、込めた思い自体は何の役にも立たなそうに思えるのですが、奥井に言わせると思いを込めた事実だけは残るんだそうな。わかったようなわからないような話ですが……何も役に立たないかもしれないけれども、事実は残る……だから?
 奥井が言うには、「人生ってそんなもんでしょ!」。役に立つかどうかはわからないけれども、事実だけは残るのが、人生?ふ~ん、そんなもんでしょうか?


 ご卒業、おめでとうございます。
 使命と責任を背負う大人への門出をお祝いして、卯の花高校での最終講義をお贈りします。

【もう限界だと思ったときには】
 あと三日、あと三時間、あと三分だけ、全力を尽くせ
【未来の自分をイメージするときには】
 「すごい」と感動し続ける人生を想像しよう
 本気で話したことを本気で聞ける人間を想像しよう
【結婚しようと決心したなら】
 愛し続けるための知恵と温かさと忍耐を磨こう
 一生愛し合えたらどんな夫婦になるか試してみよう
【何をすべきかわからなくなったときには】
 目の前にいる人を喜ばせることに集中しよう
 目の前の小さなことを一所懸命にやり遂げよう
 そうすればやがて自分の夢や使命に辿り着く
【卯高で浴び続けた言葉】
 第一志望はゆずらない
 世界のどこかを支える人になれ
 少なくとも、勉強、部活動、学校行事の三兎を追え
【人の心を温かくする魔法の言葉】
 いつでもあなたのことを思っていますよ

 どれだけ深く人を愛することができるか、どれだけ充実した人生を送るかは、あなた次第です。
 すごい人になって愉快な人生を送ってください。

   平成22年3月16日
  だいこん県立卯の花高等学校長 奥井太郎

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。